8日と10日はライブを楽しんできました。
8日は 井上陽水のコンサート。
この日もカメラ不携帯のため、携帯からのへぼ写真です。
開場時刻の前から、全席指定席であるのにもかかわらず、多くの人が待ち切れずに並んでいました。
何人かの知り合いの顔もお見かけしました。県東部の知人もいましたから、この日のコンサートはほぼ静岡全県の陽水ファンが集まったのでしょうね。
私たちにとって陽水のコンサートは2回目。
前回はいつだったか忘れてしまいましたが、その時の陽水のMCはぼそぼそと小さな声で話して、ちょっと恥ずかしそうにニヤッと笑うという印象でした。
素晴らしい演奏の合間のそれは、陽水らしくてとても好感が持てるものでした。
ところが今回の陽水は全く違いました。
わざとらしさのないMCで派手ではないけど、なぜか引き込まれてしまう。
強力なファンではなくて、にわかファンに近いのだけれど、今ここにいる私は陽水大好きと自分が信じてしまえるほどに、近しく聴けるMCでした。
聴いたことのない曲もありましたが、自分の知っている曲は体が自然に反応してしまう感じでした。
本当に楽しかった。
久しぶりに濃密な時間でした。
欲を言えば、昔々にレパートリーにした曲、「白い一日」を聴く事が出来たら良かったなと思いました。
聴きに来た方たちは、たぶん皆さん大満足して帰られたことだと思います。
10日は、「定期やまぼうしライブ」を聴かせてもらいに行ってきました。
この日はFJ-KOBAさんとPAしのらりさんことBLUES和也さん。
私たちがいつも演奏しているフォークとは全く違う分野の音楽でした。
FG-KOBAさんは8本弦の変わったギターを駆使して、自分が弾いたフレーズをサンプリングしてそれに新たに音を重ねていくという演奏方式でした。
機器の不調で、本来の演奏を聴くことができなかったのは残念でしたが、十分驚かせていただきました。
この日のBlues和也さんは、曲の演奏はほとんどせずに、ディスコ音楽についてのコード解説やらリズムそして、曲の構成についての講義でした。実際のフレーズを演奏しながらの解説はわかりやすく、へーそうなのかという納得できるものでした。
ギターを弾いているときの彼は本当に楽しそうで音楽という本来の字の通りだなと思いました。
たぶん私は、体がフォークに揺れるようにできているのだと思います。
それなので、今までほとんどフォーク以外の世界を聴かずに生きてきました。
でもつい最近、カッティングもやってみたいな、ミュートもうまく使いこなせたらなど妄想に近い事も夢見ています。
フォークの世界では、8分音符以上の細かい音符はほぼ見ることはありません。
それがフォークの特徴の一つといえるかと思いますが、それはそれでとても素晴らしい世界だと思っています。
難解な難しい演奏がすべて素晴らしいなどとは思うことはありません。
ただ、フォークにないリズムに触れた時に感じる心地よさも嘘ではありません。
それに少しだけでも自分が足を踏み入れられたらなという気持ちは前からありました。
それなので、お二人の演奏を楽しむというよりも、どういうリズムなのだろう、どういう風に弾いているんだろうという思いで聴かせてもらいました。
フォークのリズムになじんだ私には、いくら練習してもたぶん同じように演奏することは無理だろうと感じました。
でも、自分では演奏できなくても、聴くことだけでも今の自分の音楽に何かをプラスすることができるような気がしてきました。
二つのライブを通して、なんだか心豊かになったようです。