近年の外来語の必要以上な氾濫を快く思っていない人は多い。
私は、ある程度は外来語は必要だと思う。
①外来語と日本語が一対一で対応しているわけではないので、無理矢理日本語にしない方がよいもの(受け取る側が意味を誤解する恐れがある場合)
②日本に定着し、一般化している言葉
③意味がわかる必要はなく、特別な印象を与えたい場合
④その他
①ならばよいのだが、不必要に英語を用いる傾向にある。
別に日本語にしても誤解するわけでもないもの、日本語と一対一に意味が対応しているものなどをなぜ英語のままにしているのか。
例えば、
スピンオフ。
なぜ、「派生」といわないのか。
なぜあえて「スピンオフ」などというのか。
理解しにくくしているだけだ。
スピンオフは②一般的に通じる言葉ではないだろう。
そう感じる人は多いはずだ。
大多数の人がパッと意味をわからない言葉を使うのは、言葉を発する側の勝手な行為でしかなく、受け取る側への配慮が足りないとしか言いようがない。
「日本語で表現できないのかなぁ」と思うくらい、外来語表現を用いる人がいる。
ビジネス用語と勘違いしているのかもしれないが、それって喋っているお前の勝手な気分でしかなく、聞く人に対しての気配りが足りないだけだろうに。
『国際化』と勘違いしているのかもしれないが。
尚、③は例えばピザの名前。
ピザーラのCMをみてピザの名前を聞いても、それがどんなピザなのかなんてちっともわかるわけもない。
が、普段馴染みのないイタリア語の響きが興味をひくのは間違いないし、どんなピザなのか知りたくてついつい調べてしまう。
ちゃんと訳した日本語の名前をつけても興味はそんなに持たないだろう。
④は、別にその他という括りがあるわけではなく、パッと思いついたのが①~③だけということで、他にもなんかあるだろうなぁと思っただけのこと。
「レーシック」ってのも、いちいち「視力矯正手術」とか日本語で言うのはめんどくさいので、「レーシック」という言葉を使ったほうがよいだろう。
いずれにせよ、意味も気配りもなく外来語を使うのはやめてほしいと思う。
日本人の中途半端な適当さがそういう風潮を生み出しているのかもしれないが。