やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

YDKとYNK

2015-04-08 07:35:48 | 今日のやれこら
“えっあっ何これ?”
新聞の折り込み広告,塾の生徒募集のようです。
新しい年度が始まり,入塾生募集のチラシを多く目にします。

しかし,「YDK」で,Y(Yareba)D(Dekiru)K(Ko)「やればできる子」
それにしても,ちょっと強引過ぎないかなぁ
“AKB48やこれに類するグループが,人気があるようだからなぁ”

“塾かぁ,塾なら一回だけ行った事が有ったなぁ”
50年以上も昔,昔の事です。

育った町は田舎です。
塾らしきものは有りませんでした。
私に限らず,ほとんどの子どもは塾に縁が有りません。
そんな町内に,算盤塾ができたんです。

「お前も行って,そろばん習って来い」
父親に言われます。
仕方有りません,塾生になります。

「おっ,お前もか」
『親に行けぇ!言われてなぁ』
算盤塾には,親に勧められた私同様,渋々の塾生が2人いたんです。
「YNK」(Yarukino Nai Ko,やる気のない子)の3人なんです。

「YNK」がおとなしく算盤をはじいているのも,10分程です。
「ワイワイガヤガヤ」
塾の教室,8畳間は,格好のお遊び場所に変身です。

二ヵ月後,業を煮やした先生が言います。
「みんなに,一番優しい8級(当時)の試験を受けて貰います」
「もし落ちた人がいたら,塾の恥ですから,辞めてもらいます」

暗算は得意でした。
8級のかけ算・わり算は,算盤を使わなくてもできました。
問題は,足し算でした。
二ヵ月通っても,まともに算盤玉を弾いたことが無いんです。
見事不合格でした。

“「YDK」だったんだけど,算盤塾では,「YNK」だったからなぁ”