半分こ

「君は　優しくて良いんだけどなあ」

畑の梅に止まったジョウビタキに　言っているんです

というのも・・・・

庭木に刺した「メジロ用」ミカンに
今年は
「出没」していても　比較的大人しかった　ヒヨドリが・・・
ここの所　やたらと顔を出すようになって

『キィーキィーキィー　クチャクチャ』

やって来た　メジロを

追っ払い
乱暴に　あっという間に　ミカンをたいらげる様になったんです

“んーん　ヒヨドリとメジロで　半分こだ”

「暇な」爺さんにとって
ヒヨドリも大事な来客　むげに扱う訳にもいきません
ミカン半個分だけ　ヒヨドリも食べ易い　梅に刺してやります
そして　残りは「メジロ占用」
ヒヨドリの　口に入らないように

“ここなら　下の枝からは　遠いし
　ヒヨドリは　ホバリングが　出来ないはずだし・・・・”

これまで吊るしていた針金を　更に伸ばして
ニオイミズキの枝に　吊るす事にしたんです
　　　　
となれば
当然メジロにも　食べ難いんですが
身体の小さいメジロは　必死に・・・・
オリンピック体操選手　顔負け？の　離れ業で

「意地悪でしているんじゃないぞ
　　　　　　　　君たちの事を思ってだからな」

とはいえ
いらぬお節介　だったりして・・・・

一気に 「シュン」

“年とともに・・・・
　　　Ｏ脚がひどくなった所為かなぁ？“

散歩で履く　シューズが
数日前から　両足の小指が当たる辺りが
同じ様に　破れかけていたんです

それが　とうとう
今日の散歩で　靴下が見える状態になり
坂道を登ると　小指だけ　飛び出す感覚に・・・・


“仕方がない　新しいのにするか”

新しい靴を買いに　郊外の靴屋さんに出掛けたんです

店に客は少なく　閑散としています
店員も　レジに一人女子が居るだけの様です

“ちょうど良い　ちょうど良い　店員が来ないぞ”

実は　若い頃から
家電に服　クツに時計　ｅｔｃ　買いたい物を選ぶ時に
店員さんは『アドバイス』　の　つもりかもしれませんが・・・・
側に来て　『あれこれ』　言われるのは　生理的？に受け付けない
連れ合いに言わせれば　「変わった人」なんです


“ん？　これが良い　軽いし　色もこんなもんだ”
　　　　　
幸い
店員が　来ない内に　
いろんなメーカーの中から　買いたい靴は見つかりました

“２６ｃｍは少し小さいいし　２７ｃｍは大きいし”　

靴は　長年２６．５ｃｍを履いています
その２６．５ｃｍを探している時です

とうとう

『お探しの靴は　見つかりましたか』

店員女子が　側にやって来て

『このメーカーは・・・
　０．５ｃｍの違いなら　こちらの２７ｃｍが・・・』

と　あれやこれや

そして　

『今　お履きのメーカーの靴でしたら　これが・・・』

一番見られたくない
穴の開いたクツを　しげしげ　見つめられて
　
気持ちは　一気に「シュン」
薦められた靴を　買う羽目に・・・・

えっ！ 歩いて

「乱暴に食べるな！　メジロに残してやれ！！」

『ポカポカ　ポカポカ』　一気に春が来たようです
庭に出て
ヒヨドリに説教し　メジロを撮りながら

　

「のんびりゆっくり」　していたんですが・・・

“ん？　もしかして　若者並みの回復力？”

痛かった足腰が
昨日一日の「静養」効果かも知れません
思いの外　軽くなっています

『テクテクテク』　リハビリ散歩？に　出かけたんです

“もう少し足を延ばして　行ってみるか”

３０分程歩いて
海の見える河口まで来た時に　思いついたんです
もう１０分も歩けば
保育所からの同級生　友人の家が有ります
立ち寄ってみる事にしたんです



「ごめんください　散歩のついでに　顔見に来たぞ」

『えっ！　歩いて！
　　　　まぁ上がって　コーヒーでも飲んで・・・・』

友達は　驚きながらも歓迎してくれ
直ぐに話題は　いつもと同じ
同級生の動静に　持病自慢に病院評・・・　

友達は　聞き上手
話しするのは　おおかた私
時間を忘れて

「ペチャクチャ　ペチャクチャ」

結局

『遅くなったから　車で送ってやるよ』



「おーい　じいさんなぁ
　　　今日の喋りは　君に負けて無いぞぅ」


忙しなく囀り続ける　メジロと　張り合ったりして

『トコトコ トコトコ』うつむき加減

“痛み止めを飲むほどの事は　無いが・・・”

大したことはないんですが
朝起きて　腰と太ももそれにふくらはぎに　痛みが出て

“やっぱり　昨日の歩きの所為だ”

痛みの原因は　分かっています
昨日の　散歩です

というのは
河川敷の広場で一休み　コガモを撮っていた時です

“ん？　お爺さんが　体操しょーる”

顔のしわ　腰の曲がり具合
どう見ても　８０歳代に見える男子が
　　　手を広げ深呼吸し　腕を回し　上体を捻り
　　　遊具に手をかけ　足のストレッチ
準備体操らしきものをしていたんです

「こんにちは」
目が合って　声を掛け軽く頭を下げます
『ん？』
男子は　無言で頭だけ下げてくれます

そして・・・・・

準備体操？が終わると
勢いよく　上流に向かって歩き始めたんです


“えっ！　早い　そんなに早く歩く？”

少し腰が曲がって前傾姿勢
足は開いて　冬季オリンピック
複合競技の「渡部選手」が　坂を上っているような
「ガニ股」気味
とても　早く歩けそうには見えないんですが・・・

その「ピッチ」の早い事
直ぐに　前を歩く「女子」二人を抜いて行きます

となれば

いつもの悪い癖　私の出番です

“追いつくぞ　あの橋までには追いつくぞ”

そのまま進めば　２ｋｍ先には　橋が有ります
始めは早くても　お年寄りです
そのうちペースが落ち
２ｋｍも歩けば　追いつけるだろうと
１００ｍ近く離れて　追っかけたんです

ですが・・・・

１ｋｍ過ぎても　まだまだ元気　ペースも落ちず
距離は　一向に縮まらず

“もう　駄目だ”

足は『ガクガク』　息は『タエダエ』
ギブアップ
後は
『トコトコ　トコトコ』　うつむき加減

今日は　その「後遺症」に　違いないんです

春なんですから

当地　今日も気温は１３度
プロ野球　オープン戦が始まって

サッカー　サンフレチェは初戦を迎え

気分は浮き浮き　「春だ　春だ　春が来た」
なんですが・・・・・

することと言えば　歩く事しか無く
今日も河口湖周りを　『テクテクテクテク』

シラサギ見つけて　暫し眺め

「君たちは　そろそろ北へ帰るんか？」
名前を知らないカモに　声掛けて

時計を見れば　２時間近く
お日様が　もうすぐ山に隠れる頃に



「ふぅー　シンド　帰ったぞー」

“肋骨骨折していても　渡部選手は銀メダル
　　　　　脊柱管狭窄症なんのその　負けないぞ”

無理な比較と分かっていても
気分も春なんですから

結果 「まあ まあ」が この３枚

赤い花の木に白い花を接ぎ木した
紅白梅の木　例年より遅れて咲いた　紅い花
やっと　今日が満開の様

そして　今日になって　白梅が咲き始め

“撮ってやる　撮ってやる”

紅白梅バックに　メジロを撮ろうと

ミカンの場所を変え
光を遮る雲が　通り過ぎるのを待ち
逃げたメジロを呼び戻し

なんど　『カシャカシャ』　したことか

結果　「まあ　まあ」が　この３枚で

『一日中　メジロに付きっ切りだったんですよ』

と言われても・・・・

カメラ修行で 河川敷に・・・・

今日ものんびり　メジロを撮って

“さあー　歩いてくるか”

河川敷散歩に出かけたんです

“２月２２日は　２並びで
　　　　　　「不（２）揃い」の日だなぁ”

などと
どうでも良いことを　考えながら
『テクテクテクテク』歩いていた時です

“あっ！　絶好のシャッターチャンス”

ミサゴらしき鳥が　
魚をつかんで飛んでいるのを　見つけたんです

“カメラ！カメラ！　望遠！　望遠！”　　

急いで　ピントを合わそうとしますが・・・・

とても　とても・・・・
満足なものは

それでも
ミサゴは　橋の近くの街灯の上に止まってくれて



何とかかろうじて　『カシャ』



“明日から　メジロを止めてミサゴ
　　　　カメラ修行で　河川敷に　張り付くかなぁ”

“ん！ 抜かれた”

『テクテク　テクテク』

今日は４日振りの散歩　
のんびり　ゆっくり　河川敷を歩いてたんです



“ん！　抜かれた”

後ろから聞こえていた足音が　近くなり
やがて　私を追い越して



“追いつくぞ　負けないぞ”

いつもの事です
他人様が歩くのを見れば　さほど速いとは思えず
元気を出して　追っかける事に

“いっち　に　　いっち　に”
「すぅー　はぁー　すぅー　はぁー」

頭の中で
声掛け　呼吸を整え
２０ｍ程の距離を保って　それなりに調子よく

だったんですが・・・・

“そんなに　スピードを上げんでも”

気配に気が付いた　先人？は

　　後ろを振り向き　私を確認
　　少し歩いて　２度目の確認

気持ち悪かったのか　負けず嫌いなのか
一気に　大股　ハイピッチ

そうなると　もう
追いかける　元気は無く　体力も無く
離れるばかり

“「煽り」してるつもりは　無かったんだけどなぁ”
“ペースメーカーになって貰っていた　だけなのに”

まさかなぁ

“来てるぞ　来てるぞ”

する事も無く　庭に出てメジロ撮りをしていた時です。

“ん？”

垣根越しに見える　登り坂になった市道を
『スイスイ　スイスイ』
気持ち良さそうに上っていく　自転車を見つけたんです


“似てたが・・・　”

距離は　少し遠目
はっきりとは　見えなかったんですが
自転車に乗っていたのは
体型や髪型は
先日　連れ合いを（叔母）を亡くした　叔父にそっくりです

“まさかなぁ”

叔父は　９２歳です
それに　わが家は山裾　高台に有ります

まさか
叔父が　いくら電動とはいえ自転車に乗って
上ってくるとは　思わなかったんですが・・・・・

“ピンポーン”

『お寺に用が有って　上がって来たんじゃが
　　折角じゃから　気になっていたんで　仏壇を拝みになぁ』

暫し
叔母の思い出話や　ご近所の事を

そして　帰り際には

『夕方になると　いっそう　寂しゅうなってなぁ』

電動自転車に　颯爽とまたがる後ろ姿は
かくしゃく　として　見えますが

「気を付けて」

掛ける言葉は　それしか無く・・・

雨水の日 ２月１９日に

“『雨水』かぁ”

今日は『雨水』　暦の上では
『木が芽生える頃で　農耕の準備を始める目安』
らしいんですが・・・・

ジャガイモの植え付けに　夏野菜の為の畑耕作
する事は　いっぱい有っても　その気にならず
「羽生君」に「小平さん」
ネット検索とＴＶ観戦で　一日が過ぎて行き

“同じだ　同じだ”

『ブログネタ　探し探しの　爺散歩』

ブロ友さん作
今日の一句に　共感しても

散歩さえしてない　怠惰な日
ネタになる者？は
いつものメジロしか無く
　


今日の２月１９日も

―　雨水の日　ネタを探して　じ（２）１（い）窮（９）す　－

怒られる事は無いよなぁ

“今日は半日で済む　頑張るか”

とうい事で
出掛けたのは陸上競技場　　ロードレース大会の審判です


「おっ　君も走りに来たか」
『はい　鳥取から帰ってきました』

旧知のトライアスロン選手を見つけ　声掛けて

『こんにちは　ブログ読んでますよ』
「いやいや
　毎日の「ネタ」に四苦八苦ですよ　　ところで今日は３ｋｍ？」　

マスターズ陸上で活躍
その体力・気力に敬服する女子と　雑談し

“２時間　暇になったぞ”

今日の仕事は
開会式と閉会式に　関わるだけ　　
本来なら　任務が済むまでは　留まっているべきなのですが
開会式が済んで　閉会式までは　私の仕事はほぼありません

他の審判は　忙しくしています
手伝いをしても良いのですが・・・・

“外に出て　息抜きするか”

競技場外に出て　走る選手を暫し応援

近くのフェンスで　ジョウビタキ見つけ

桜の根元に　ツグミを見つけ

「やれ待て　そら待て」と　お駆けっこして

“「職場放棄」で　怒られる事は無いよなぁ
　　　　　　　　　無給のボランティアなんだから”

ビュウゥゥゥー ビュウー

“良し良し　今日は新記録達成だ”
　　　　
今日のメジロは　気分？が良さそう

『そろり　そろり』

記録更新の１．５ｍまで接近して　『カシャ』

メジロを撮り終え
河川敷散歩に　出かけます



『ビュウゥゥゥー　ビュウー』

今日の河川敷は　強い北風が吹いています
いつもは静かな水面も　波立ち　
岸に
『バシャバシャ』　打ち寄せています

「おーい　爺さん
　　　此処まで５分も早く　来たぞー」

川下に向かって歩けば　背中を押す風で
たいていは　３０分掛かる
カモの居場所まで　２５分で到着します

“もう少し先まで　行ってみるか”

今日の予定は　ここで引き返すはずだったんですが
足は快調
『スタスタスタスタ』
調子に乗って　１ｋｍ先まで　足を延ばしたんです

そして

“この辺りで　引き返すか”

回れ右して　方向を変えれば

『ビュウゥゥゥー　ビュウー』

当然　今度は　強烈な向かい風で

「なんだ　こんな風！
　　ふぅーはぁー　ふぅーはぁー　ふぅー　ハッ！　ハッ！」

風に逆らい　河川敷を歩き
　　坂を上って　喘ぎながら　やっと家までたどり着いて

“帰りに　掛かった時間は
　　　　　　　　こっちも　新記録？”

「こっ！ こっ！ こらっー！！」

“そろそろ　ＴＶ観戦でもするか”

庭に出て
相変わらずの「メジロ眺め」をしていたんですが

話題の「羽生君」
フィギュアスケートを観る気になって
『ポチ』
部屋に戻って　ＴＶを点ければ
　
“なぁーんだ　羽生君は　ずいぶん先だ”

競技は「下位？」の選手から
羽生君の登場までには　たっぷり時間が有るようで
またまた　メジロをと　外に眼をやれば
いつの間にやら　ヒヨドリが・・・

「こっ！　こっ！　こらっー！！」

窓を叩いて　追っ払い　

メジロは　暫し安心　ゆったりと

そろそろ　羽生君登場　と
ＴＶの前へ
　　　・・・・
　　　・・・・
“良し良し　羽生君も宇野君も頑張った”

二人の高得点を　見届けて
窓越しに庭を　見てみれば

「こっ！　こっ！　こらっー！！」

今度は　猫が　身を構えて　視線の先は・・・

“危うかったなー
　　　　　羽生君は完璧　メジロの方が心配だ”

忖度を ・・・・・

何度も押し寄せる　寒波の所為か
去年より　一月遅れで　庭の紅梅が咲き始めました



“今日はメジロに　遊んでもらうか”

昨日・一昨日で　歩いた距離は　３万歩以上
さほど　ハードとも思わなかったんですが
足腰に「張り」が　出ています

今日は　一日「家居」で　メジロ撮り

刺したミカンは　あっちとこっち　と　もう一つ
仲よく食べれば　問題ないはず　ですが・・・



『チッチ！　パチパチ！』

戦いは　一瞬

「こらこら　もっと仲良くしてみんか？」

何度
言い聞かせてみても
結局　「強い」一羽が　独占して

―　忖度を　メジロに求め　却下され　－

―　「違うだろ！」　言っても無駄か　メジロには　－

ぼんやり ゆったり 海眺め

朝は冷え込んでも　お日様が昇れば　『ポカポカ』
一気に　春が来たような陽気に誘われて
セーター一枚　軽くして
『テクテクテクテク』　河口湖散歩

“あと一月じゃぁ　無理かなぁ？”

まだ堅い　桜の蕾に　眼をやって



「君たち　のんびり　昼寝か？」

『プカプカ　プカプカ』　コガモを撮って

「君は　獲物探しか？」

水面に目を凝らす　ミサゴも撮って

“もうちょっと　先まで行ってみるか”

足を延ばして　河口湖のゲートまで行って　



ぼんやり　ゆったり　海眺め



“それにしても　今年の冬は　厳しいよなぁ”

♪春よ来い　早く来い
♪メジロばかりの　毎日で　　　　　
♪多少食傷　飽きかげん　　　　　　
♪はよ花だよりと　待っている　　　　

♪春よ来い　早く来い
♪退屈ぎみの　爺さんが　　　　　　
♪カメラを構え　足踏みで　　　　
♪おんもへ出たいと　待っている