やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

子孫を・・・

2015-04-18 07:31:44 | 今日のやれこら
“うーん,ジャガイモは杞憂だったけど,そら豆がこれではなぁ”



「心配」だったジャガイモは,順調に芽が出そろいます。

『ジャガイモを植える時はな,小さい種イモはちょっと傷をつけるとええんで』

百姓仕事の先輩「忠さん」が言っていました。
傷つけておくと,“こりゃあ,命がヤバイ”と種イモが思うようです。
危機を感じた芋は,「子孫を残そう」と細胞が活性化し,頑張って芽吹くそうです。
そのことを思い出したのは,植えて何日か経ってからです。
大きな種イモは半分にしましたが,殆どはそのまま一つずつ植えました。

“こりゃあ,ヤバイ”と危機を感じた種イモは,「子孫を残そう」と芽を出しました。
原形のまま「ノホホン」としていた種イモも,全部揃って芽を出しています。
“「忠さん」説を忘れて植えたなぁ”だったんですが,杞憂でした。

問題は,ジャガイモの隣に植えたそら豆なんです。

“植える時期が遅かったしなぁ”
ご近所さんの畑でそら豆の芽が出始めているのを見てから,慌てて植えました。
芽が出た頃には,もう真冬になっていたんです。

“植えて直ぐに「野生」に食べられたしなぁ”
植えた種豆の半分は,「野生=カラスかハト」のおやつになってしまいました。
「野生」の攻撃から免れた,残りの半分も育ちが悪いんです。
背が高くならず,葉っぱもいつもの様に広がりません。
なのに,小さな幹に,花だけはいっぱいつけているんです。
“花は咲いたが,実が付くかなぁ・・・花までが精一杯という事もあるらしいからなぁ”

『今となっては・・・』
百姓の先輩「忠さん」もお手上げです。
そら豆の「子孫を残そう」に期待するしか,無いんだそうです。

そら豆に「子孫を残す」気力が無ければ,「塩ゆでそら豆」は諦めます。
代わりに「フライドポテト」を酒の肴にすれば良いだけなんです。