やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

「メジロのお宿」観察日記

2016-01-31 07:30:07 | 今日のやれこら
「メジロのお宿」観察日記


先日から,我が家の庭をお宿にしているメジロです。
今日は一段と,その数が増えています。


『チッ,チッ,チッ』
『いやだ,順番だ!!』
『それは俺のだ,どけろ!!』
あっちでも,こっちでも,ミカンをめぐっての争いが絶えません。

『パサ,パサ,カチ,カチ』
メジロの羽ばたきは,高速です。
あちらの木へ,こちらの木へ,上へ下へと・・・
争う二羽の羽音が聞こえます。
口ばしで,突っつきあう乾いた音も聞こえます。

“おっ,また始まるぞ”

ニオイミズキに吊るした2つのミカンに,3羽目が飛び込んできました。


1羽は,悠然と食事継続です。
残りの二羽は,未だ序列が定まっていないのかもしれません。
見つめ合った途端です。
『パサ,パサ,パサ』
今度のケンカは,派手?です。
『カチ,カチ』
突っつきあいながら,上昇します。
素早い動きです。

いつまで滞在するのか,「メジロの団体」さんです。
いつもなら我が物顔のヒヨドリも,遠慮がちです。
団体さんに,恐れをなしているのかもしれません。

メジロ達は私を「宿のご主人様」と認識したのかもしれません。
庭に出ていても,目の前でミカンを突いています。

そんな事が・・・

2016-01-30 07:31:09 | 今日のやれこら
“Win10対応だから,このショップではこの値段で・・・”

我が家のPC,エアコン,etc,最近の購入はほとんどネット通販です。
今回の買い物はカードリーダー,そんなに高くは有りません。
エアコンやPCのお買い得品を捜すほど,真剣では無いんです。

価格を比較して,あちこちショップを覗いて見ました。


“買うのはネット通販にしても,現物も見ておきたいなぁ”

外は雨,メジロも金木犀に隠れてなかなか姿を現しません。
カードリーダーの現物を見に,街の家電量販店まで出かけることに・・・

“PCコーナーだけど・・・,どこにも無いなぁ”
“この辺にあるはずだけどなぁ”

目当てのカードリーダーを探しますが,売り場が見つかりません。
『「変な人」,店員さんに聞けばいいじゃない』
このセリフは,いろんな場面で連れ合いから言われます。
自分でもそう思うんですが・・・
「変な人」なんです。
店員さんに「聞く」という行為が,何故か「負けた気になる」んです。
何に対して負けたことになるのやら・・・

“「聞いて」しまったから,605円は仕方ないか”

結局,お目当てのカードリーダーを自力で見つけることはできませんでした。

「すみません,このタイプの製品はどこに有りますか?」
探しあぐねて,とうとう店員さんに聞いたんです。
すると,なんと!! そんな事が・・・

『これの事です?』

偶然にも声を掛けた店員さんは,
私が見たいと思っていた商品を,売り場に運んでいるところでした。

気の弱い私は,つい言ってしまったんです。

「それです,それです,それをください」
結局ネット通販最安値より,605円高い買い物になってしまいました。

銅像の様に

2016-01-29 07:27:17 | 今日のやれこら
“警戒心が強いから,人間だと思わせないようにじっとしていれば”

やっと山から下りてきた,メジロは10羽以上いるようです。
今年のメジロは,昨年に比べて一段と「人見知り」です。
驚かせてはいけませんし,警戒させてもいけません。
コーヒー片手に,そっとそっと,「お爺ちゃんお気に入り」の椅子に座ります。

“我が家の庭で,「お泊り」したのかもしれない”

朝から『チッ,チッ,チッ』,鳴き交わしています。
丸く刈りこんだ2本の金木犀の間を行き来しています。
首をキョロキョロ,吊るしたミカンを突っつきに来ます。

『キィー,キィー』
時折来るヒヨドリに慌てて,金木犀に飛び込みます。
昨日一日の,朝から夕方までと同じ光景です。
嬉しい事です。
もしかすると,我が家が暫しの「別荘」になったのかもしれません。

ここ数年,現れるメジロは大抵ペアでした。
力関係も決まっていたようで,争い事はほとんどありませんでした。
ですが,集団の今年は様子が少々違います。
結構争い事が起きているんです。

“可愛い顔して,やるときはやるんだ”

庭に吊るしたミカンは,二つに輪切りしたものが計8個です。
1羽にひとつなら,ケンカせずに済むはずですが,そうはいきません。

『ここは食べやすくて良い』
『おれもここが良い どけてくれ』
『いやだ,ここが良い』
『パサパサ』『パサパサ』
『カチカチ』

初めて見ました,メジロのケンカ。
上昇しながら,「カチカチ」音が聞こえる程くちばしを叩きあうんです。
そしてどちらが勝ったのかは,わかりません。
ケンカした2羽は,また金木犀に戻っていきました。
そして,2羽が争ったミカンには,「これ幸い」と別な1羽が・・・・

「カチャ!!」いきなり玄関の開く音がします。
『パサパサ,パサパサ』
音に驚いたメジロが,一斉に急いで金木犀に逃げ込んでしまいます。

「支度できたのでお願い!」
買い物に出かける予定があったんです。

「銅像」の様にじっとして窮屈でも,メジロを眺めていた方が楽しいんですが・・・
我が家の力関係は,去年までのメジロと同じで決まっています。
「ハイハイ,承知いたしました」

よーし,今度こそ

2016-01-28 07:51:05 | 今日のやれこら
昨日までとはうって変わったポカポカ陽気,庭でコーヒータイムです。

“あっ,待っていたメジロがみんな?で来た”

『チッ,チッ,チッ,  チッ,チッ,チッ』
金木犀の枝の中で,鳴きながら,「あっちこっち」に動き回る影が見えます。
葉っぱを擦るような音も聞こえます。
10羽近くは,いるようです。

驚かさないように,そっと金木犀の下に移動します。
メジロはチョロチョロ,ピョンピョン,枝から枝へ飛び移ります。
金木犀の葉っぱは色も形も,メジロそっくりです。
写真を撮ろうと近付いては見ましたが,結局上手く撮れません。


“梅の枝にもミカンを吊るしてやろうかな”

折角,みんな?で来てくれたメジロを歓迎してやらねば。
松と柘植の枝だけでは,ミカンが足らないかもしれません。
梅の枝だと,ヒヨドリが横取りしやすいからと思い,吊していませんでした。

“来た,来た,来た 梅にメジロ,梅にメジロだ”

「梅にウグイス」ならぬ,「梅にメジロ」 
ウグイス色の体に白いふちどりの目,そして紅い花の梅。
絵になります。
被写体には格好の条件が揃っています。

“よーし,今度こそ上手く撮ってやるぞ”

梅のミカンをつっつくところを狙います。
しかし,私の気配を察した途端,「パサパサ,パサ」と,金木犀に隠れます。

結局,今日のメジロはみんな窓ガラス越しです。
折角の記念写真は,何枚撮っても満足な物にはならなかったんです。

カラスなら,じっと動かないで撮らせてくれるんだけど・・・

「段ボール,段ボール,段ボール」
何か良い「身隠し」は,無いかと探したんです。

下手な同情は

2016-01-27 07:30:27 | 今日のやれこら
“何かの足跡だ”

昨日の雪が,まだ畑の隅に残っています。
大きめと小さめ,残り雪に何か動物の足跡が付いています。
足跡は,溝から畑に上がり団地の道路に向かっています。
昨夜,何かが歩いた様です。

“ははぁー,これはタヌキの親子だ”

「タヌキが住み着いて,子どもを生んでいるぞ」

町内の崩れかけた空き家にタヌキが住み着いたのは,3年ほど前の事です。
以来,タヌキは畑に出没するようになりました。
ミミズを捜して,畑に穴をあけます。
ナシウリも,柿も被害に遭いました。


寒い夜中に 餌を捜して 親子で「トボトボ」

『腹減ったか? 待ってろよ,何か探してやるからな』

そんな姿を想像すると,迷惑なタヌキですが,哀れに思えてきます。


“ん?”

『カアー,カアー』

電線に止まった,いつものカラスが鳴いています。
偉そうに首を反らし,何か言いたそうです。

“なに,なに”

『だるまの様に着込んで,雪,雪と騒ぐ爺さんに
         野生の厳しさなんか  判るはずないぞ!』

『下手な同情は,よしとくれ』

“この音,この音”

2016-01-26 07:30:38 | 今日のやれこら
“満月が出て,星も見えたんだけどなぁ・・・”

昨夜の事です,冷え込みは厳しかったのですが,空は晴れていました。
一夜明けて,びっくりぽんです!!


当地の最低気温は,-8.1度,観測を始めて最も低かったそうです。
朝日の当たり始めた庭には,数センチの雪が積もっています。

庭石にも,松の枝にも。

ヒヨドリやカラスの,騒々しい鳴き声も聞こえません。
いつもなら,団地の道路から聞こえてくる車の音が有りません。
辺りは静寂に包まれ,清々しい一面の雪景色です。

『キュッ,キュッ,キュッ』
“この音,この音”

今日のようなパウダースノウは,初めてです。
スキー場でしか経験がありません。
道に出て,積もった新雪を踏んでみました。

『ピチッ、シーッ,ピチッ、シーッ』
畑で「シメ」が,鳴き始めます。
『キィー,ギィー,キィー』
庭木の間をヒヨドリが,飛び交っています。
空は晴れ渡っています,午前中には庭の雪も大方無くなりました。
待っていたかのように,野鳥が現れます。

“ん?”
『チッ,チッ,チッ   チッ,チッ,チッ』
来ました,来ました,待っていた,メジロです。
枝に吊るしたミカンを,見つけたようです。
メジロはモミジの枝に留まり,辺りを警戒します。

そして,ミカンを一口二口突っついていたかと思うと
『キィー,ギィー,キィー』
ヒヨドリの来襲に驚き,慌てて退散を余儀なくされます。

“今日の一日も終わったか”
メジロはその後夕方になっても現れませんでした。

かつて無い寒波襲来の一日も,無事静かに暮れていきました。



春よ来い♪ 早く来い♪

2016-01-25 07:32:59 | 今日のやれこら
“寒いわけだ”
ネットの地域予報です。
午後の気温が―1℃,体感温度は―5℃と表示されています。


『それくらいの寒さで・・・』
そう思われる方も多いはずですが,「氷が張るのは,年に数回」の瀬戸内です。
身体は,寒さに強く有りません。
何より,「耐寒」精神が備わっていません。
この寒さは,結構身に染みるんです。


“こういう日は,籠るに限る”

外出する予定も有りません。
居間に籠り,都道府県男子駅伝,TV観戦です。

“残念だが・・・ 2位なら上出来だ”        

昨年に引き続き,地元チームは優勝候補にあげられていました。
選手は頑張ったんですが,結果は残念ながら2位でした。
仕方有りません,また来年に期待です。

粉雪舞う中をものともせずに,力走した選手はみんな細身です。
脂肪で膨らんだ我がお腹をさすりながら,思います。

“余分な肉をそぎ落としたスリムな身体で,この寒さの中をすごいなぁ”


“よし,鍛えよう,明日から”
“明日寒かったら,明後日から”
“明後日が寒かったら,その次の日から”
“その次の日が寒かったら,・・・・”
・・・・
“この分では,鍛えるのは春が来てからになるなぁ”


春よ来い♪ 早く来い♪
居間でくつろぐ 爺さんの♪
はーらもタップリ ふくらんで♪
おんもへ出たいと  待っている♪♪

春よ来い♪ 早く来い♪
意ぃ志の弱ヮい 爺さんが♪
やがて鍛える その内に♪
待ってろ五郎丸 高望み♪♪

「お伝えした事の無い寒波」

2016-01-24 07:37:34 | 今日のやれこら
『私がこの番組で気象予報を始めて6年,
      これまで,お伝えした事の無い寒波がやって来ます』
地域ニュースで,予報士さんが言っていました。

“だんだん,それらしくなって来たなあ”
空は,一面灰色に覆われています。
遠くの景色は白く濁り,霞みます。


“中に入れとくか”
玄関先に置いた,「金の生る木」です。

“「金の生る木」とは縁起がいい”
親戚から30センチぐらいの苗を貰ったのは10年以上昔です。

“ご利益が有ります様に,ご利益が有ります様に”

小まめに水をやり,世話をしたのは1年ほどです。
一向に来ない「ご利益」に,やがて「金の生る木」はただの「鉢植え」になりました。
軒下に置かれ,枯れない程度に「ほったらかされて」いたんです。


“あれ,初めて花を付けた”
去年の10月です。
「金の生る木」が,花芽を付けたのを見つけたんです。

“ご利益,ご利益”
“ご利益が,入りやすいのは玄関だ”
早速,玄関先に鎮座してもらいます。


“ヨッコラショ,腰を傷めないようにしないとなぁ”

初めて咲いた「金の生る木」の花です。

「お伝えした事の無い寒波」で
致命的なダメージを受けては,折角のご利益が逃げてしまいます。
玄関先から,玄関内にお移り頂きました。



“やっと 君も来たか”
今冬初めて,庭に現れたのは冬鳥「しめ」です。
庭をピョンピョンし,カメラから逃げる様に梅の木に留まります。


“うぅーん,これでますます縁起が良くなった”

「金の生る木」を一人「しめ」

“しめ しめ”

似たようなものか

2016-01-23 07:24:59 | 今日のやれこら
冷え込み,一段と厳しくなるようです。
当地,予報最低気温,日曜日の朝は-5℃です。
雪も滅多に積もらない瀬戸内です。
-5℃にも驚きますが,よりびっくりは予報最高気温です。
「1℃で雪も有り」,だそうです。

雪が積もると出かけるのは大変だからと,スーパーへ買い出しです。

スーパーは,戦前は練兵場,その後大学だった跡地に有ります。
周りには,広域避難所兼公園が出来ています。

連れ合いの買い物は,とかく・・・・・です。
公園を散策しながら,待ち時間をやり過ごすことにします。

「すみません,ちょっと通してもらえます」
スーパーの出口側,自転車置き場の通路です。
『ペチャクチャ,ペチャクチャ』
買い物袋を下げた,中年以上?の「女子」が二人,通路を塞いでお話し中です。
声を掛けて,少し脇に寄ってもらいました。

公園の中に「おとぎの国ばら園(ばら物語)」と名の付いた人口丘が有ります。
5100本,330品種のばらが植えて有るんだそうです。


ばらの盛りの時期には賑わう公園ですが,今日は大寒の翌日です。
「閑散」と言うより「人っ子一人」,見かけるのは,鳩ばかりです。


公園をウロウロ,「おとぎの国ばら園」にも上りました。

鳩も追っかけました。
丘のテラスに居た,カラスにも話しかけました。


“えっ! あっ! まだ喋ってる”

40分は充分立っているはずですが,まだ「女子」二人は

『ペチャクチャ,ペチャクチャ』

多少の日差しが有るとはいえ,この寒い日に・・・

”「女子」は,強い!! 「元男子」には,絶対無理だ”


”こっちも,似たようなものか”

連れ合い「元女子」のお買い物も・・・ やっとレジに並んだ所です。

今日が,555号

2016-01-22 07:25:52 | 今日のやれこら
“ん?”
“もしかして,メジロ?”

全国各地と当地も同じ。
今年のメジロは,なかなか里に下りて来ないようです。
「ミカンを啄むメジロ 横取りするヒヨドリ」は,ここ何年も,冬の庭の定番です。
そのシーンの無い今年は,何か忘れ物をしているような気分なんです。

『チッ,チッ,ツ,チッ』
待っていたメジロらしき鳴き声が聞こえてきます。
駐車場の端に植えたツバキの辺りからの様です。

“ミカンだ,ミカンだ”

『あの庭に行けば,好物のミカンが有る,今日も行ってみるか』

メジロにそう思わせる,チャンスです。
二週間前にも,同じようなことをしました。
今日こそは・・・,この期を逃がすわけにはいきません。
早速ミカンを輪切りにし,ヒヨドリが「少しは嫌がる」松の枝に吊るします。


“今日も駄目か”

結局メジロは,来ませんでした。
ミカンが好物のはずのヒヨドリも,飛んではいますが寄り付きません。
折角のミカンは,夕方になっても無傷?のままです。

その夕方,『バサバサ』と庭にいつもの野バトが下りてきました。
野バトは,落ち葉をひっくり返し,庭石の間をチョロチョロします。


“「記念号」に,メジロなら多少の新鮮味は有るが,野バトではなぁ”

ブログは今日が,555号です。
それなりの「絵」をと思ったんですが,結局は野バトです。


   5(こっ)5(こっ)5(こっ)♪ 
   はと♪ 5(こっ)5(こっ)♪
   爺さんが寂しい♪ 来てやった♪
   ニワトリ♪ 真似して♪
   来てやった♪

   5(こっ)5(こっ)5(こっ)♪ 
   ほら♪ 5(こっ)5(こっ)♪
   ブログに載せるぞ♪ そら撮るぞ♪
   はずかしがらずに♪
   こちら向け♪

   5(こっ)5(こっ)5(こっ)♪ 
   はと♪ 5(こっ)5(こっ)♪
   メジロに伝える♪ 餌あるぞ♪
   爺さん♪ 可哀そう♪
   行ってやれ♪

寒い朝 Ⅱ

2016-01-21 07:25:25 | 今日のやれこら
“雪だ,雪だ”
昨夜の雪が,辺り一面に積もっています。
当地,今朝の日の出は7時12分です。
昇ったばかりの朝日に,雪がキラキラして見えます。


“どうせなら,もう少し積もっていれば”
我が家は瀬戸内,海の近くです。
雪が降るのは年に数回,積もる事など滅多に有りません。

「野も山も,一面真っ白,純白の世界」

触りたくなります。
踏みしめたくなります,思わず口に含みたくなります。
丸めて投げたくなります。

何故か「ワクワク,うきうき」してきます。
雪景色は,童心にかえしてくれます。

そして,思い出も連れて来てくれます。
50年前です。
私は 初心な高校生
声もかけず 名前も知らずに3年間
橋の真ん中あたりで すれ違い
彼女は こちら側へ 私はむこう側へ
毎日会うのに挨拶もせず 知らん顔

時間は同じです。
いつも橋の上です。
他校に通う,自転車同士ですれ違う女子高校生がいたんです。

ある日の橋の上 雪でよろよろ
ぶつかってはと 左に寄って
ハンドル取られて すってんコロリ
急ぎ起き上る私に ちらっと彼女の視線
期待しました 優しい言葉
期待しました 初会話

女学生は黙ったまま 何事も無かったように
颯爽と すれ違って行きました

以後 
声もかけず 頭も下げず すれ違い

寒い朝

2016-01-20 07:27:10 | 今日のやれこら
“初めてだ,臼に薄氷が”
今年一番の寒さです。
庭の臼に,今年初めての氷がうすーく張っています。

夜中にチラついた雪も残っているようです。
庭の芝は,ぼんやり白くなっています。
北から流れてきた雲が,雪花を散らします。
とにかく寒い,朝です。

“そう言えば,そうだったなぁ”

木綿の下着に カッターシャツ
毛糸のチョッキ着て 詰襟の学生服
手には軍手 二本線の学生帽 
カバンに入れた 『蛍雪時代』

そんな恰好で 自転車こいで
橋を渡って
北の寒風 真正面に受け
やっとの思いで ストーブも無い 木造校舎に飛び込んで

耳はチリチリ 手はかじかんで
鉛筆が握れないうち 授業が始まって

それでも みんな 当たり前 
当然のことと納得し
冬は こんなものだと
文句も言わずに 3年間・・・・


センター試験は当然無く 共通一次の時代でも無く
今は死語 「一期校・二期校」時代

「たかが」50年前の事

めでたし めでたし

2016-01-19 07:23:19 | 今日のやれこら
雲に覆われていた空が,一転青空に変わって・・・
「狐の嫁入り」,お日様が覗いているのに雨が降りだして・・・
当地,雪の気配は有りませんが空は「不安定」です。

『ポッポ,ポッポゥ,ポッポ,ポッポゥ』
いつも一人?で鳴いている野バトです。
山の近くで,鳴いているようです。
晴れ間の覗いた空から,聞こえてきます。
『ポッポ,ポッポゥ,』
一旦聞こえなくなった野バトの鳴き声が,今度は別の方角から聞こえます。
姿は見えません。

“えっ!おおっ! 通じた! ほんとに来た”

「一人?寂しく鳴いていないで,こっちへ来い,爺さんも暇にしてるぞぅ」
野バトに“念力”を送った,直後です。
『バサ バサ バサ』
“念力”が通じたんです。

野バトは,私が座った斜め前方,庭を横切る電線に止まります。

「やっぱり通じた,良い子だ 良い子だ」
『・・・・』
「こっち向いてくれよ,後姿より前が良いぞぅ」
『・・・・』
通じるはずの念力を送りますが・・・
『チラチラ』首を回して辺りを伺いますが,返事はしません。

“やっぱり何を言われるか,分かっているんだ”

「ところで,盛んに・・・」
野バトに,言い始めた途端です。
『バサ バサ バサ』
野バトは電線を離れ,飛んで行きます。
台詞の続きは,
「アピールしているが,手ごたえは無しか?」
これを言われるのを,野バトは嫌がるんです。
私の念力が通じているから,『答えたくない』と逃げたに違い有りません。
“あっ,虹”
お日様が,山に隠れそうになる4時前です。
急に降りだした雨が止んだ,直後です。
川をまたいで,大きな虹が現れました。

“野バトと,久しぶりに通じ合えた”
“不安定な空模様のお蔭で,虹も見られた”


こうして今日も,爺さんの1日が過ぎていきます,めでたし めでたし。

あれから毎年

2016-01-18 07:30:06 | 今日のやれこら
今日は「都道府県対抗女子駅伝」のTV観戦です。


“大会も年を重ねて34回目になって・・・”
“ちょうど,34歳の時だったんだ”

大会は,今年第34回大会だそうです。
数字は同じ,私は34歳の時,第一回大会に参加したんです。
「参加」と言っても私は男子,選手として走った訳では有りません。

 ・私は,学生時代を陸上部で過ごしました
 ・32歳で,長距離走が得意なSさんと縁?が出来ました
 ・専門外の長距離でしたが,練習法を勉強し,Sさんを指導する事になりました
 ・我慢強い,Sさんでした 
 ・にわかコーチの指導でしたが,Sさんは強くなりました
 ・そして「都道府県対抗女子駅伝大会」が開催される事になりました
 ・Sさんは,晴れて「県代表」に選ばれ,京都で走る事になりました。

よって,私もコーチとして「第一回都道府県対抗女子駅伝」に参加する事になりました。

女子が5000mを15分台で走る,今の記録とは比べ物になりません。
ですが当時,チームのメンバーの「力」は強かったんです。
新聞予想では,我が県チームは優勝候補にもあげられていました。

「栄えある 第1回大会優勝 あわよくば,S選手区間賞」
期待はしたんですが,県チームは5位,区間賞は取れませんでした。

“あの時,もう少し「ちゃんとした練習」をさせておけば・・・・・”

“第1回大会,選手は協力企業からたくさんのお土産貰ったなぁ”
“コーチには,参加賞のメダルだけだったなぁ”

34歳の時から33年が過ぎて・・・
あれから毎年,TV観戦するたびに,
同じことを思い,思い出すんです。

仲良く隣どうし

2016-01-17 07:30:06 | 今日のやれこら
“絶景,絶景 これぞ瀬戸内 冬の海”


しまなみ海道を渡っています。
パーキングエリアで昼食休憩です。

“ここに来たら,名物「タコ天」を食べなきゃあなぁ”
「タコ天」は,タコの天ぷらの事です。
タコ天カレー, タコ天うどん,タコ天そば,タコ天どんぶり・・・・
色んなメニューに使われる島の名物,「タコ天」です。

『16番,タコ天カレーのお客様お待たせしました』
『17番,ヒレカツカレーのお客様お待たせしました』

“ん? 17番ヒレカツカレー?”

16,17番は私と連れ合いの食券番号です。
食券販売機では,二人分のタコ天カレーを買った筈です。
ですが,17番はヒレカツカレーだそうです。
「呼び間違い?」
とは思いましたが,手元の半券を確認して分かります。
確かに17番の食券には,ヒレカツカレーと書いて有ります。
“1000円札を入れて,食券が出て,300円のお釣り取って・・”
“また同じように1000円札で,食券と300円が出て来て・・”

食券購入時を思い出しているんですが・・・

“まぁ,良いっか”
納得は出来ませんが,手元の半券は確かにヒレカツと書いて有ります。
“どうしても”と,タコ天に拘る訳でも有りません。
16番タコ天カレー,17番ヒレカツカレー,今日の昼食です。


“分かった,分かった,おっちょこちょいの「なせるわざだ」”
昼食終了,食堂を出る際に食券販売機を確認して分かります。
タコ天カレーとヒレカツカレー,どちらも700円です。
食券ボタンも,仲良く隣どうし,適当にボタンを押した結果です。

“カレーなら笑いごとで済ませられるが・・・”
“高速道路だからなぁ”

“あっちから,入ってきたんだから,こっちが出口”
慣れた道ですが・・・
改めて,パーキングエリアの出口方向を確認したんです。