やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

寒いしなぁ   やれこら やれこら

2015-01-31 07:33:14 | 今日のやれこら
「ドンツクドンドン,ドンツクドンドン」
「南無妙法蓮華経,南無妙法蓮華経・・・・・・・・・・・・」
“今年も始まったなぁ,大寒だ,寒いはずだ”
“寒い中ご苦労様だ,御利益が有ると良いなぁ”
近づく太鼓の音や題目を唱える声を耳にすると,思います。

「寒行」が,行われているんです。
今日で10日ほどになります。
以前,「寒行」中の一行に出くわしたことが有ります。
「寒行」の様子を知らない人には,暗闇の中で,異様な集団に見えるかもしれません。
白衣を着て太鼓をたたく人が先頭です,同じ姿の十数人が後に続きます。
列の中ほどに,浄衣を着た住職がいます。
住職の声は,ひときわ響きます。

「南無妙法蓮華経,南無妙法蓮華経・・・・・・・・・・」

「寒行」は,町内に有る日蓮宗のお寺が主催して行われます。
「寒行」は,住職さんと檀家さん有志が主な参加者で,檀家以外でも参加できます。
「寒行」は,夜7時に出発し,1時間以上かけて「お題目」を唱えながら町内を歩きます。
「寒行」は,大寒の日,1月20日が始まりで,2月2日の節分前日まで行われます。
「寒行」という訳ですから,わざわざ一年で一番寒い時期を選んで行われます。

この町に,「寒行」を主宰するお寺が出来たのは1625年だそうです。
「寒行」は,何百年も続く行事なのかもしれません。
そんな「寒行」ですが,私は一度も参加した事は有りません。

「お前も,出てみいや,檀家じゃなくてもええんどぅ(いいんだよ)」
「何も考えずに大声出して歩るきゃぁ,汗は出るし,スッキリするどぅ」
幼馴染の同級生に,誘われたことが有るんです。
同級生は,日頃からご先祖を大切にしています。
退職してからは,週に2,3度の墓参りは欠かさないそうです。
「寒行」も毎年欠かさず,参加しているようです。
今年も「お題目」を唱えながら,歩いているはずです。

『寒いしなぁ』
『腹の減る時間だしなぁ』
『晩酌の時間だしなぁ』
『ズボラは,ご先祖様も先刻承知だしなぁ』
                    やれこら やれこら

「ビビラ」なくても やれこら やれこら

2015-01-30 07:48:50 | 今日のやれこら
○××↗○△×↗▼×
スーパーの店内です。
男の声で,総菜売り場の当たりから,大きな怒鳴り声が聞こえます。
私の買物は,済みました。
レジに向かおうとしたところです。
怒鳴り声は,強烈です。
「わめき散らしている」と言った方が良いようです。
何事?
恐る恐る,振り向きます。
体は売り場の棚に隠れていますが,顔は見えます。
声の主は,青光りのした坊主頭に,耳にピアス,如何にも怖そうな壮年男子です。

“ははぁ,店員さんに文句言っているんだ”
“対応する店員さんも,大変だ”

そう思って観ていたんですが,違いました。
壮年男子は,相変わらず怒鳴りながら,レジに向かってきます。
その壮年男子の前に「連れ」の元女子が居たんです。
壮年男子と元女子は親子かもしれません,よく似ています。
今度は元女子が,振り向いて壮年男子に,怒鳴ります。
「×△○×↗,×○△×↗×,△○×↗,×○△×↗」
それを機に,壮年男子は静かになったんです。
何かの惣菜を,「買う,買わない」と,身内で言い争っていたようです。

“それにしてもなぁー”
“おっ,こわぁ”
“レジで前後にでもなって,何か言われたら大変だ”
“二人が居なくなってからレジだ”
レジを横目に見ながら,買い物の“ふり”です。

店中響くほどの大声を出していた,強面男子はレジにいます。
その強面男子が,笑顔でレジの中年女子に何かを話しかけます。
レジの中年女子も,笑顔で応対しています。
“えっ,うそぉー”
強面男子は,中年女子に深々と頭を下げて会計を済ませたんです。
それほど,「ビビル」必要は無かったようです。
                   やれこら やれこら

梅にメジロ?  やれこら やれこら

2015-01-29 07:32:01 | 今日のやれこら

このところの温かさの所為でしょう,庭の梅がほころび始めました。
朝の内は一輪だった紅い花が,午後には三輪になりました
この梅の木には,同じ根っこから出た三本の幹が有ります。
その内の二本に紅い花が咲きます,もう一本には白い花が咲きます。
今年は紅い花が,先に咲きました。
白い蕾は膨らみ始めています,もう少しのようです。

この梅の木は,紅白どちらかの木を接木して,お正月用の寄せ植えにしていたものです。
紅い方,白い方どちらの幹も太くなっています。
松に竹に梅,そして山に見立てた石を配し,苔で覆ってありました。

「農業高校に通う生徒に頼まれたんじゃけど,買ってくれん?」
職場の同僚に,そう頼まれたんです。
農業高校の生徒が,実習で寄せ植えを作り販売することになったようです。
「その販売促進に協力を」と,お願いされ,手に入れた松竹梅の寄せ植えでした。
かれこれ二十年になります。

正月も過ぎ,木も弱ってきます。
農業高校の生徒が,丹精込めて作った「作品」です。
そのままにしておいて枯らすのでは,生徒に申し訳が立ちません。

ということで,松竹梅,それぞれ庭に植えました。
松も大きくなり,庭の一角を占めました。
梅は花を咲かせ,近年は実も付けてくれます。
竹は,根がはびこり他の庭木の邪魔になるので,二・三年後に抜いてしまいました。


“これこれ,咲いたぞ,けん制しあわなくても梅に来い”
梅のすぐそばで,ハナミズキに吊るしたミカンをけん制しあうメジロです。
メジロはミカンの方が良いようです,咲いたばかりの梅には興味はなさそうです。
“そうだ”
“メジロに頼むより,今度はウグイスを呼ぼう”
“梅に鶯,雅の世界だ,花札の図柄だ!!”
          やれこら やれこら

瀬戸内の島にて  やれこら やれこら

2015-01-28 07:50:00 | 今日のやれこら
今日でブログは200号です。

瀬戸内海の島に来ています。
造船所の岸壁に係留して,保守点検中の巡視船を見つけます。
巡視船は少し大型のようです。
白い船体はくすみ、あちこちサビが浮いています。
船名からすると,尖閣諸島警備に配属されたヘリ搭載型巡視船のようです。
痛んだ外観で役目の大変さが、分かります。

あっ、その隣には自衛鑑だ。
巡視船の隣でこちらも保守点検中の様です。
並んでいると,3000tは有るはずの巡視船が小さく見えます。
船の形から,こちらもヘリ搭載型輸送艦のようです。
スマトラ沖地震や国際緊急援助に,何度も派遣された自衛艦のようです。
“たいへんだなぁ,どちらも乗員は命がけだ”

そして,神社のある砂浜で休憩をしたんです。

神社は海の直ぐそばです。
砂浜の延長が境内です。
周りには、松原が広がります。
“いい景色,いい風情だ”
“静寂に包まれ,厳かな気持ちになるなぁ”
“それにしても、誰もいないなぁ”
平日とはいえ、観光客の一人や二人はいてもいいはずなのに・・・

島の神社は,海の神様のようです。
誰もいない,島の神社で祈ったんです。
“国家安穏,無病息災,災害が起こりませんように”
とても「ブログが300号まで書けますように」などとは,お願いできなかったんです。
                   やれこら やれこら

テンプレート変更  やれこら やれこら

2015-01-27 07:32:15 | 今日のやれこら
今日で,ブログは199号になります。
明日の200号では,私なりの記念の回にしようと考え,頭をひねります。
色々ひねっては見るのですが,この古頭では良いアイデアがでません。

“ここにテンプレート選択と有る”
ブログ編集画面で,見つけます。
“テンプレートと言えば,何かのパターンのはず”
“これを変えれば,ブログの雰囲気も変わるはず,200号記念にはちょうど良い”
“前もって,学習しとかないとなぁ”
そう思って始めたんですが・・・

ブログ編集について,知識はありません,行き当たりばったりです。
書いてアップしているだけなんです。
思考力は,充分過ぎるほどアナログです。
そのアナログ頭の脳細胞は,老化,劣化が進行しています。
カタカナ用語の解説を読んで,その中に書いてあるカタカナ用語が理解できないんです。
写真のアップも,100号記念でやっと始められるようになりました。
写真編集にも,知識は無いんです。

これまでのテンプレートは,
初めてアップした時に,「そうなっていたから」,「そのままそうしていた」だけです。
知識のある若者とは違います。
自分で,手を入れたわけでは有りません。

“これこれ,これが良い, もうすぐ春だ,明るいのが良い,これにしよう”
思い付いたら,まずやってみなければ気の済まない性格です。
テンプレート変更画面で,“これが良い”を見つけたんです。
そして,「テンプレート変更する」をクリックしたんです。
“よしよし,これで雰囲気も変わるはず”
なんですが・・・

“あれれ,イメージと違う,字も小さいし,写真は大き過ぎるし・・・”
“変更しない方が良かったなぁ”
“変えよう,変えよう,又,変えよう”
結局,「テンプレート変更する」を,何度も何度もクリックすることになったんです。
まだ,“これで良い”にはなっていません。
なってはいませんが,もうエネルギーが切れました。
元に戻れないものは,仕方ありません。
今日はこれで我慢です。

知識も無いのに・・・
思い付きで初めて・・・
後悔するのは,何度目かなぁ・・・
200号の節目を記念して,ぱっと雰囲気を変えたかったのに・・・
                    やれこらやれこら

紙垂(かみしで)  やれこら やれこら

2015-01-26 07:34:32 | 今日のやれこら
「○×―○×――,○×―○×――,○×―○×――」
何やら聞きなれない声が,聞こえてきます。
お経の様でも有りますが,少し“節”が違います。
我が家の下の方からです。
“何事?”と思いながらも,郵便受けから新聞を取り出し,家の中へ入ります。

“朝の声は,新築の為のお祓いだったんだ”
散歩に出かけて直ぐに分かりました。
最近,近所の醤油工場の跡地が宅地造成されていました。
その造成地の敷地の四方に竹を立て,荒縄で囲んであります。
中心に土が盛り上げて有り,白い半紙で作った紙垂が垂らしてあります。
 ※半紙で作ったひらひらが,紙垂というのを知っていたわけでは有りません。
 ※紙垂(かみしで)はネット検索のおかげです。
竹の立ててある四隅には,コメと塩が撒いて?あります。
“今日のお祓いで土地も清められ,疫病神も退散”

“新住人転入で,1戸増えるが,3戸減ったからー2で,ちょうど50戸だ”
町内会の戸数です。
去年4月から,3戸減ったんです。
減った3戸の住人は,みんな一人暮らしのおばあさんでした
おばあさんがいなくなった家は,当然空き家です。
一人は,92歳で亡くなられました。
一人は,89歳で自力での生活に支障を生じ,子どもに引き取られ遠くに行かれました。
3人の中で一番若いおばあさんは,80歳を超えていましたが自転車に乗っていました。
その自転車に乗っていた時に,交通事故に遭いました。
長期の入院が,必要のようです。

だんだん寂しくなっていく町内でした。
その町内に一軒新築が出来て,戸数が増えます。
有り難い事です。

「○×―○×――,○×―○×――,○×―○×――」のご利益が有りますように。
狸やハクビシンが,空き家に住み着きませんように。
                     やれこら やれこら

ご存知ですか?  やれこら やれこら

2015-01-25 07:32:16 | 今日のやれこら
「ルルルー,ルルルー」
ナンバーディスプレイに,「0120・・・・」と表示されています。
“これは,何かのセールスだ”
“めんどくさいなぁ”
“でも掛けてくる者も仕事だ,ノルマが有るのかもしれない,出てみるか”

不審電話の話はよく耳にします。
0120…とはいえ正体不明の相手です。
昔のように「はい,○○ですが」などと礼儀正しくは言いません。
出来るだけ不愛想な返事をします。
「はい!!」
『こちら,××エネルギーと申しますが,ご主人様でしょうか?』
声は,若い女子の様です。
“ご主人様?”
“そんな趣味もないしぃ・・・・”
“ご主人様と言えるような権限もないしぃ・・・”
どう答えるべきか,一瞬,返事に窮します。

「ご主人様というか?この家の者というか?,それで何か?」
『来年から,電力自由化になります』
電力自由化?
単語は聞いたことも有り,新聞記事で目にした事もありますが,よく知りません。
「はぁ?」
『最近,ニュースでよく取り上げられています』
『ご存知でしょうか?』
“ニュースでよく取り上げられている?”
“ご存知でしょうか?”
そういう聞き方をされると「良く知っていますよ」と答えたくなります。
相手の声は,若い女子のようだし,つい見栄を張ります。
セールス担当者はここぞとばかり,説明を始めます。
『わが社は,電力自由化・・・・今までの・・・より安くなる・・』
“しまった,知ったかぶりするんじゃなかった”
結局,長いセールストークを聞くことになってしまったんです。

その中で,こうも言ったんです。
『現在お支払いの電力料金が・・円以下ですとお安くならない場合が有ります』
『現在の料金をお教えいただければ,計算を・・・・』

お教えするまでもなく,我が家の電力使用量は・・円以下です!!
節約のたまものです。
おたくの世話にはなりません。
                    やれこら やれこら

”あんたもどうだい,美味しいよ” やれこら やれこら

2015-01-24 07:54:24 | 今日のやれこら
例年通り,今冬もメジロ達が姿を見せてくれました。
最初は群れで我が家の庭を訪れていましたが,その内群れではなくなりました。
直ぐに,縄張りは決まったようです。
植木に吊るしたミカンを突っつきに来るのは,「いつもの二羽?」です。
「いつもの二羽?」と言っても,メジロの面相が分かる訳では有りません。
眺めていると「雰囲気」で,「いつもの二羽?」かなと思えるんです。
ペアのようですが,どちらが雄で,どちらが雌なのかも分かりません。
ただ,体の大きさに少し違いが有ります。

今日も,新しいミカンを松の枝に吊るしてやります。
「チィ,チィ,チィ,チィ,チィ」
“来た,来た,来た”
聞こえてくるのは,金木犀の茂った枝の中からです。
メジロは臆病です。
金木犀の葉っぱは形がメジロによく似ています,姿を隠すのには絶好のようです。
鳴いているのは「いつもの二羽?」のうち,どちらかは分かりません。
分かりませんが,気持ちよい鳴き声を響かせます。

メジロは,金木犀から直ぐにミカンには来ません。
僅かの距離ですが,慎重です。
先ず,柘植の中に身を隠します。
次に,葉を落としたニオイミズキの枝で辺りを見回します。
それからやっと,ミカンに飛び付くんです。

ペアでも生存競争は厳しいようです。
気に入ったミカンの選択権は,体の大きい方に有るようです。
突っついたミカンが気に入らなければ,「交代,交代」です。
小っさい方は,“渋々?”従います。

“ああ,あの鳥は安心なんだ”
いつもは,ヒヨドリに怯えてキョロキョロしているメジロです。
ですが,側のニオイミズキに留まった白っぽい小鳥を警戒しているようには見えません。
“あんたもどうだい,美味しいよ”といった風情です。
安心しきって,ミカンを突っついています。
                     やれこら やれこら
「鳥類デジタル図鑑」によると側に留まったのは,「エナガ」の様です。

一周遅れかも?   やれこら やれこら

2015-01-23 07:31:04 | 今日のやれこら
瀬戸内の島に来ています。
海は穏やかです。
その穏やかな海沿いの道を,車で走っています。

「がんばれ,がんばれ!」
県道に沿った歩道の途中に防寒具を着た先生が立ち,手を叩いて声援をおくっています。
2,30人の小学生が,列になってその歩道を走っています。
歩道を走ってはいますが,万が一よろけて車道に倒れると大変です。
スピードを落とし慎重運転で通り過ぎます。

200m先には,フェンスで囲まれた小学校の校舎とグランドが見えます。
先頭の子は,既に校内に入っているようです。
二人,グランドを走っているのが見えます。
正門から入り,グランドを回ってゴールのようです。

男の先生が,自転車で生徒の最後尾について走っています。
一人だけ,みんなから離れた子がいます。
白い半そでに白い短パンの体操服です。
その体操服が,いかにも窮屈そうです。
“みんなより早く大きくなったんだもんなぁ,仕方ない”
“歩くなよぅ,あと少し,もうちょっとだ,がんばれ”
車の中から声援をおくります。

“えっ,そんなの有り?”
“新聞の投書欄で取り上げる?”
一月以上前の地方紙に載っていた投稿を,思い出したんです。
投稿の内容は,
・子供が通う小学校で“マラソン大会”が有った。
・子供の“頑張る姿”を応援したくて出かけた。
と,
ここまではどの親でもよくある事です。
で,
・マラソンコースで子供を見つけ,走っている他の子に交じり“伴走”した。
・子供も親の“伴走”を喜び,一生懸命頑張った。
・その頑張る子供の姿に,親も“感動”した。

“時代に乗り遅れているのかなぁ?”
“初出勤に,親が付き添いする事もあるらしいからなぁ”
“子供の代わりに,親同士がお見合いする企画があるそうだし”
“前を走っているつもりだったけど,一周遅れかも知れないなぁ”
                     やれこら やれこら

画面は股関節骨折  やれこら やれこら

2015-01-22 07:31:19 | 今日のやれこら
「○○さん,3番の診察室の前でお待ち下さい」
私の事です。
今日は,整形外科に来ています。
“治療”と言っても,薬を貰いに来ているだけです。

『どんな痛みですか?』
『痛む所は,ここですか?』
それくらいは質問してくれてもよさそうなものだ!!
一度くらい身体に触れて診察してもよいではないか!!
爺さんには触れたくないのか!

『脊柱管狭窄症です』
MRI写真を見ながら,9か月前,研修医?は言いました。
以来,何度来ても,研修医?は一度も私の体に触りません。
「腰が痛い」  『それは,老化でしょう』
「足首が痛い」『それも,老化です』 
「膝が痛い」  『それは,以前手術したからでしょう』
“治療”は『じゃぁー,いつもの薬を,気長に飲んでください』
直ぐに終わります。
ですが,“治療”のおかげかもしれません。
症状が少し,軽くなった気がしないでも有りません。
『気長に・・』の言葉で,腹を立てながらも通院しているんです。

“ははーん,股関節の骨折なんだ,気の毒になぁ”
私の前に診察室に呼ばれたのは,足を引きずって歩く昔の女子です。
診察室から,昔の女子と研修医?の会話が聞こえてくるんです。
昔の女子は,右側の股関節を骨折したようです。
骨折は治ったはずなのに,上手く歩けないと何度も訴えます。
研修医?も何度も答えます。
『右は治ったんですが,左も相当痛んでますから・・・・・』

『どんなです』
「少しずつよくなっているような気もしますが・・」
『それでは,いつもの薬を』
『次の予約日は・・・で良いですか?』
“ははぁ,この白く写っているのが骨折した場所か”
“年寄りにはよくあると聞いていたが,大変な場所を骨折したもんだ”
“左も相当痛んでいると言っていたが,痛んでいるのはあの黒い所かなぁ?”
『予約日は,・・・で良いですか!!』
モニター画面には,私の前の患者,昔の女子のレントゲン写真が写ったままなんです。
モニター画面に集中していた私は,慌てて答えます。
「あっ,すみません,はぁ,少しはよくなった気がしないでもないですが」
『いや,予約日の事です』
「えっ,あっ,いつです?いつでも良いです」
『この爺さん,少しおかしいんだ』研修医?は,そう思ったに違い有りません。

今日も,今まで通りの“治療”だったんです。
少しおかしい爺さんに思われたはずです。
それは,それでもいいんです。
せめて,画面を私のMRI画像に替えてから“治療”して欲しかったんです。
                     やれこら やれこら

いつものペース  やれこら やれこら

2015-01-21 07:32:52 | 今日のやれこら
“ないなぁー”
いつもはすぐに見つかる駐車スペースが,見つかりません。
このパーキングエリアは売店,レストランの建て替え中です。
今日は,特別な工事が有るのかもしれません。
たいていの日は,一人だけの警備員が何人もいます。
工事車両が,止まっています。
作業服を着た工事関係者らしき人たちも,たくさんいます。
その工事関係者が乗ってきたらしき?車も止まっています。
それらが,駐車スペースをかなり占めているんです。

いつもの駐車場利用者には“大迷惑”です。
大型車用駐車スペースに,普通車が何台も止まっています。
駐車スペースをはみ出して,横に止まった大型トラックも有ります。

“このまま進めば,パーキングエリアを出ようとする車と対面通行になるなぁ”
駐車スペースを捜して,パーキングエリアを一周しているんです。
それでも,スペースが無いんです。

トイレや売店の有る前は,一方通行の→が書いてあります。
本線に沿って駐車エリアを一周すれば,バックで進まない限り逆走になります。
“これも,高速道路逆走になるのかなぁ?”
“「高齢者,パーキングエリア内で逆走」の見出しになっても困るしなぁ”

“あっ,あそこから出てきた”
前方のスペースから出てくる軽四を見つけます。
しかし,そこまで行くには→とは反対方向に進まなければなりません。
“よっし”
“見るなよ,居ないはず,お・・りさん”
“頼むから今来るなよ,対向車”

やっと,駐車スペースが無事に確保できたんです。
やっと安心,いつものペースでトイレ休憩ができたんです。

                 やれこら やれこら

確率以上に当ったんです  やれこら やれこら

2015-01-20 07:33:16 | 今日のやれこら
「新聞,新聞,新聞と年賀状,持って来て」
昨日が,年賀はがき当選番号抽選日だったのを思い出したんです。
“一等1万円は10万本に1本,二等は地域の特産品で1万本に1本”
“そういえば,何年か前の新聞記事に有ったなぁ”
“受け取った年賀状は,十数枚なのに,2年連続一等が当たった人がいたなぁ”
“十数枚で,10万本に1本が2年連続,とんでもない運の良い人だ”

“6はダメ,4はダメ,2もダメ,5,8,9,ダメ”
今年の1,2,3等,当たり数字の一番下の数字は,0,1,3,7。
先ず,当たり数字の一番下の桁を見ているんです。
“おっ0が有った,ダメだ40だ,30なら3等当たりなのに”
“あっ29だ,惜しい,もう2つ下か1つ上なら良いのに”
今年の3等,当たり数字は27と30です。

くじ運は,良かったためしが有りません。
10万分の1や1万分の1は,初めから期待はしていないんです。
100本に2本の,1/50にかけてるんです。

“有った,27だ”
“そうそう,彼は昔から気前が良かったからなぁ,”
“惜しい,31だ”
“この親戚には,ご無沙汰だからなぁ”
“又,27が有った”
“何十年も,会ってないなぁ,それでも切手シートは当ててくれたなぁ”

“あの写真の赤ちゃんが,今年成人式かぁ,20年経ったんだ”
“一緒に,釣りに行ってたけどなぁ”
“おっ,子どもが一人増えてる”
番号確認を忘れて,あらためて賀状を読み直しながら感慨に耽ってしまいます。

“今年は,まずまずかな”
一等,二等は期待もしていません,当然当たりの番号も有りません。
ですが,確率以上に三等だけは当っていたんです。
何せ,掛かり付けの病院から届いた年賀状も,当たっていたんですから・・・
                やれこら やれこら

想定外   やれこら やれこら

2015-01-19 07:31:38 | 今日のやれこら
先週に続いて,今日も午後からは駅伝のTV観戦です。
20回都道府県男子駅伝です。
都道府県男子駅伝には,一回大会から五回大会まで審判として参加したんです。
仕事は,アナウンスです。
一回大会から四回大会までは,県営陸上競技場がスタートでゴールが平和公園でした。
今の様に平和公園スタート,ゴールになったのは,五回大会からです。

「それでは,一区出場選手を紹介します,ナンバーカード1番北海道,・・・君」
といった調子で,スタート地点の競技場で出場選手を紹介します。
そして,選手がスタートすればバスに乗ってゴール地点の平和公園に向いました。
一回大会から四回大会まではそうだったんです。
「先頭は広島,アンカーは国近君,記念すべき第一回大会優勝は地元広島」
だったのが,第一回大会です。

“あれから,20年かぁ,歳を取ったという自覚が持てないなぁ”
体力の事では有りません。
外見の事でも有りません。
筋力は衰え,つまずき易くなったのも自覚しています。
頭も白く,眉間のしわはより深くなっています。
問題は脳細胞なんです。

“あれ,おかしいぞ”
“そうか,さっき履きかえたんだった”
今日は洗車する予定でした。
洗車では水しぶきが飛び散ります,汚れも掛かります。
あらかじめ作業ズボンに,はき替えます。
はき替えた時点で,メジロの餌やりを思い立ったんです。
ミカンを切り,枝に刺して置きました。
“さぁー洗車,ズボンをはき替えよう”
一度はき替えた作業ズボンを,また脱ごうとして気が付いたんです。
“・・・・・”

「気が付くうちは,まだ大丈夫だそうよ」
慰めてもらっても,嬉しくは無いんです。            

今年,わが県チームは優勝候補にあげられていました。
持ちタイムでは,勝てないはずは無かったようです。
応援にも熱が入りましたが,中学生,高校生の選手もいます。
“人”のすることです。
想像できない“場面”は,駅伝に限らずあるんです。
            やれこら やれこら

カート,キック   やれこら やれこら

2015-01-18 08:01:41 | 今日のやれこら
“女子”がカートを押して歩いている後姿が見えます。
高いヒールの靴を履き,白っぽい短いスカートに黒いタイツです。
首が隠れる赤いセーターを着て,襟に“毛皮?”の付いたコートを羽織っています。
髪は,赤茶髪です。
若者のファションに,興味は有りません。
有りませんが,“今の流行かな?”と思われる格好をしています。

昼過ぎのスーパーです。
お昼前には混雑する店ですが,今はそれほどでも有りません。
“女子”の格好は,客の少ない分いやでも目立つんです。
目立つのは恰好だけでは有りません。
“女子”は買い物に来ているはずですが,商品を選ぶ風には見えないんです。
ただ,ゆったりとカートを押しているだけに見えるんです。

「あつ,子どもが居たんだ」
“女子”が,方向を変えてこちらを向きます。
“女子” は,化粧はしていますが,高校生といっても通用しそうな顔をしています。
カートは幼児が乗せられるタイプで,2才ぐらいの子供が乗っています。
子どもは,大人しくカートに乗ってキョロキョロしています。
商品を選ぶ様子は無いのに,買い物かごにはいくらかの商品が入っています。

「ああー,そういう事か」
“女子”には,一緒に来店した母親らしき“元女子”がいたんです。
その“元女子”が選んだ商品を買い物かごに入れています。
そして“女子”はゆったりゆったり,のんきそうにカートを押しているだけです。

“女子”と“元女子”の買物は終了の様です。
“女子”はカートを押して出口に行きます。
荷物を持った“元女子”が後に続きます。
出入り口で“女子”は,カートから子供を抱き上げます。
そして,なんと,“女子”は,空になったカートを高いヒールでキックしたんです。
「カシャーン,ガリ,ガリ」
蹴られたカートは,別のカートにぶつかり,音を立てます。
側の客は“何事”と振り向きます。
蹴られたカートはぶつかった反動で,並んでいたカートの列を塞ぐように真横に止まります。
蹴られたカートは,出入りの邪魔にもなります。
そのカートを,母親らしき“元女子”は払いのけます。
そして,平然と娘らしき“女子”と孫の後を歩いて行ったんです。
               やれこら やれこら

ツルの一声  やれこら やれこら

2015-01-17 07:31:40 | 今日のやれこら
『これで最後,無くなったから買いに行かなきゃ』
「なん缶にする?」
缶は,ポリタンク18L入り缶の事です。
ストーブに使う灯油を,買いに出かけるんですが,何缶にするか迷っているんです。
「前みたいに買った直後に値下がりしたら悔しいしなぁ」
「ここのところ,ずーっと値下がりが続いているし」

我が家にはポリタンクが,5缶あります。
「何度も買いに行くのは面倒だ」
「L=101円,一缶で1818円かぁ」
「これから冬本番だ,高くなるかもしれないなぁ」
「5缶買っとけば,正月は越せるだろう」
前回,年末の灯油買い出しです。
我が家全部のポリタンク5缶を,軽トラに乗せて買ってきました。

「えっ,うそぅ!!」
ガソリンスタンドの看板に書いてある数字です。
先日買ったL=101円灯油が,L=92円に下がっているんです。
L=9円の違いは,1缶で162円違います。
それが5缶ですから,162×5=810円の違いです。
“損したぁ”の気分です。
「グローバル経済」を見極めなかったせいです。

ということで,今回,何缶買うか迷っているんです。
昨日の灯油は,L=86円と出ていました。
“1缶=1548円だ”
“新聞記事には,「ガソリン価格・・週連続値下げ」と有るしなぁ・・・”
“いや,待てよ”
“何度も買いに行けば,それだけ軽トラのガソリンは使うはず”
“買い出し一回当たり,ガソリンが1L要るとしてぇ・・・”
“ガソリンがL=136円でぇ・・・”

『細かい計算して頭を使うのは良いけど,風邪をひいてはいけないし』
『他の用事で出かける時に灯油も買えば,ガソリンの節約は出来るし』
『年寄りの頭で,ガソリンスタンドに勝とうと思っても無駄ですよ』

ツルの一声で結局,細かい計算は途中でやめてしまいます。
高齢者です,暖房無しで寒さを凌ぐわけにはいきません。
少し考えて, “何となく” 今日は2缶だけにしたんです。
                  やれこらやれこら