やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

女子は強いし・・

2015-04-30 07:34:23 | 今日のやれこら
“遊んでる,遊んでる,仲良く遊んでる”
団地の中の道を行ったり来たりウオーキング中の事です。
歩いている一段下の道路で,子どもが遊んでいるのが見えます。
女の子が五人,男の子は一人です。
ピンクの服を着た姉妹に見える二人,水色の服を着た女の子三人,そして男の子です。

「キャ,キャ,キャ,キャ」
鬼ごっこでもしているようです。
追っかけっこしながら,六人は楽しそうに遊んでいます。

“あれ,ちょっと雰囲気が変わったぞ”


さっきまで,如何にも楽しそうだった子供たちの様子が変わって見えます。
リーダー格の女の子が,手をつないだピンクの姉妹?に何か言っています。
水色の女の子二人が,少し離れて成り行きを見ています。
男の子は,一人ぽつんと立っています。

「だからあー・・・・」
『この子がぁ・・・・・・・帰る・・・』
六人がいる道からは,少し距離が有ります。
話している内容の一部しか聞き取れません。
聞き取れないんですが,揉め事で有る事は十分察しが付きます。

子どもの揉め事です。
関わりのない爺さんが,のこのこ出ていくわけにもいきません。
散歩をそのまま続行です。

“おっ,上手く話しが付いたんだ”
十分後に,同じ場所をまた通りかかりました。
“まだ一緒に遊んでいる,良かった,良かった”
子ども六人,何事も無かったように楽しく遊んでいます。


“一人いた男の子が,「ビシッ」と揉め事を収めたんかなぁ”
“それは無いかなぁ,あの年頃は女の子が圧倒的に強いからなぁ”
“年に関わらず,女子は強いし・・・”

住宅難・・・

2015-04-29 07:34:10 | 今日のやれこら
「チュチュ,チチチチチ,チュチュ,チュチュ」
屋根の端に有る,大きな鬼がわらの辺りから聞こえてきます。
鬼瓦のある屋根は,今は空き家になった家の屋根です。
鬼瓦のてっぺんには,スズメが一羽止まっています。
スズメは,キョロキョロ辺りを警戒するように見回します


“あっ,入った”
一瞬の間です
屋根にいたスズメが,鬼がわらの下に潜り込みます。
「チチチチチ,チチチチ,チチチチ」
聞こえている鳴き声は,一段と大きくなります。

“巣を作っているんだ”
“雛が返ったんだ”
築100年近く経ったと聞いている,家です。
長年の風雪で瓦留めの土が落ち,巣作りにはちょうど良い隙間ができたようです。

“おっ,入れ替わりだ,又巣に入った”
別な一羽が,鬼瓦にもぐりこみます。
「チチチチ,チチチチ,チチチチ」

食べ盛りの雛を抱えての子育ては大変なようです。
親鳥は,入れかわり立ちかわり,巣に餌を運びます。

「チツーチツーチツー」
スズメの鳴き声が急に変わります,何かを警戒しているようです。

“あれ,親鳥が3羽?いや4羽?”
2羽のスズメが,棟づたいに鬼瓦に近づいています。
その近づく2羽に向かって,突っかかる1羽がいます。
スズメの鳴き声は,いつもの「チュン,チュン」では有りません。
「チツゥ,チャツ,チツゥ,チャツ」
正にスズメの,バトルなんです。
突っかかる1羽に加勢する,もう一羽がどこからか現れます。
突っかかった1羽が,鬼瓦に近づいた2羽のうちの1羽を追いかけます。
加勢に現れた1羽は,巣を守るように鬼瓦のてっぺんに止まり鳴きます。
「チツゥ,チャツ,チツゥ,チャツ」

巣に近づいた2羽は,追っ払われ,退散です。
「チュチュ,チチチチチ,チュチュ,チュチュ」
小雀の鳴き声が元のように聞こえてきます。
何事も無かったように,親スズメは「せっせと」餌を運んでいます。

“「先輩子育て,見学中」の雰囲気ではなかったなぁ”
“巣をめぐるバトルだろうななぁ”

“人のいない空き家はいっぱいあっても,
             スズメは「住宅難」だと聞いているしなぁ”

1票が・・・・

2015-04-28 07:33:12 | 今日のやれこら
こういう事も現実に有るんだ“



最下位当選者が1370票で,次点が1369票
本当に1票差で,当落が分かれているんです。
「当選,落選」,「先生か,ただの人」たった1票で別れたんです。
次次点の候補者も1362票,8票差のようです。
統一選挙後半戦に行われた,市議会議員選挙結果です。

市議選が行われたのは, 県内の中央部に有る市で,人口は18万人を超えます。
この市は,私が住んでいる市とは離れていて,候補者に知り合いは一人もいません。
関心が有ったわけではなく,新聞の選挙結果記事を見ていて,気が付きました。

選挙は,定数30に38人が立候補しての激戦だったようです。
トップ当選者は,2500票近く票を集めています。
10位当選者も,2000票以上です。

“町議会や,村議会の選挙なら判るが,18万人を超える市だからなぁ”
“票の最終チェックは,大変だったろうなぁ”
“同数なら,「くじ引き」というのを聞いたことが有るけどな”
“候補者は,数え直しを要求できるんかなぁ”

開票作業をどのようにするのかは分かりません。
分かりませんが,新聞に出た以上,確定のはずです。

『もう1票だぞっ!!もう1票だぞ!!もう1票だぞぅー!!』

“昨夜は,寝られなかったろうなぁ”
“現職のようだし『悔しい』どころでは無いなぁ”

“奥歯は,大丈夫かなぁ”
“昨日はきっと,歯ぎしりもひどかったはずだからなぁー”

欅とホタル

2015-04-27 07:33:15 | 今日のやれこら
“数年前は,幹だけだったんだけどなぁ”


神社に植えられた,二本の欅です。
欅は,神社の鳥居を守るように両脇に植えられています。
幹は,二人の大人でも抱えられないほどの太さが有ります。
地上にむき出しになった根っこは,何本もの手でがっしりと土を掴んでいるかのようです。
欅の樹齢は,何百年のはずですが正確には分かりません。

その欅は,数年前に地上3mから上をバッサリ切り落とされ幹だけになっていました。
台風の強風が原因です。
拡がりすぎた枝が風に揺られ,その所為で幹が痛たんだからの様です。

“自然はたくましいなぁ”
その根っこと幹だけだった欅が,切られた幹から枝を出しています。
伸びた枝は,数年で境内の半分を覆っています。

“そうそう,この辺りにはホタルがいたんだ”

「神社の側に,ホタルが出るんどぅー,」
小学生の頃です。
仲の良かった,「かっちゃん」が言います。
「かっちゃん」は神社のそばに住んでいました。
『うそぅー,ホタルは見たことないどぉ』
「ほんとよう,暗ろうなったら,捕りに行こうやぁ」

『ほんとうじゃ,おるおる』

”二人,夢中で虫取り網を振り回したことが有ったなぁ”

欅の生えた神社の側には,小川が流れていました。
その小川は,今ではコンクリ―トに覆われ,道の一部になっています。

“通りやすく便利にはなったが・・・”
“何百年も側で見つめてきた欅は,どう思っているかなぁ”
“欅だって,バッサリ切られたり,また枝を茂らせたり・・・・”
“小川が道になって,ホタルもいなくなって・・・・・・”

待ち合わせ

2015-04-26 07:38:20 | 今日のやれこら
公園のベンチに一人ぽつんと,昔の女子が座っています。
散歩コースの途中に有る,いつもの公園で出会いました。
ここでは休憩を兼ねてストレッチをしたりします。

ベンチに座った昔の女子は,ジットうつむいて地面を眺めています。
その時,座っている昔の女子と同じような“同世代女子”が自転車でやって来ました。
同世代女子は,スピードを緩め,ベンチに座った昔の女子の側に自転車を止めます。
「来たでぇ」
うつむいた頭を上げた,昔の女子は満面の笑顔です。


「こんにちは」
通りすがりに,座った二人に声を掛けます。
自転車に乗ってきたおばあさんが,返してくれます。
『背中が伸びて,若い人は,歩きっぷりが,ええですなぁー』
“えっ,若い?”
「あっ,いえ,そんな・・・どうも」
その場から離れ,いつもの木陰でストレッチをします。

二人はどちらも少しばかり耳が遠い様です。
声は,だんだん大きくなります。
聞くつもりは,なくても話の中身が聞こえてくるんです。
“これは失礼ながら,面白そうだ”
盗み聞きするのはいくらなんでも不謹慎です。
不謹慎なんですが,ついつい“聞き耳を立てる”事になります。

「うちが,まだ自転車に乗れるけぇなぁ」
『あんたは元気じゃけぇ,うちがちいっとばぁ出てくりゃ,ここで会えるけえな』
「ほうよなー,時候もようなったしなー」
『寒かったけぇなぁ,ここで,えんりょのう話ができるけぇ,えかった』
『実家の跡取りがのうなってなぁ・・・』
「さみしゅうなったなぁ」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
「へーじゃけえど,だいぶボケてきたけえなぁ」

“いえいえ,ボケてなんかいませんよ,自転車にも乗れるし,
                何より,私を見て若いと言ったんですから”

6 5 9

2015-04-25 07:33:32 | 今日のやれこら
今日は朝から青空が広がり,気温も早20度をゆうに超えます。
急激な気温の変化に身体がびっくりしているようです。
少々の変化にも対応できるように,暑さに慣れておかなくてはと思い立ちます。
“夏バテ防止の事前準備,それには速足散歩だ”

早速,速足散歩に出かけます。
10分も歩けば,汗ばんできました。
少しの坂を登れば,息も弾みます。
散歩はいつも,行き当たりばったりです。
その日の気分で,歩くコースは変わります。

「ハア,ハア,ハア,ハア」
“後,少しなんだけどなぁ”
今日は,調子に乗りすぎました。
予定30分の速足散歩が,もう50分も歩いてしまいました。


“あと少しだ”
そのまま真っ直ぐ歩けば,我が家まで後5.6分の所まで帰ってきたんです。
“鍛えなきゃなぁ,登ろうかなぁ”
“止めようかなぁ,途中で倒れてはみんなの迷惑だしなぁ・・・・”

町内に有るお寺の参道の長~い石段を前にして,登るべきか,止めるべきか迷います。
この石段を登り切った先のお寺は,延文元年(1356年)創建です。

“今年は2015年だからぁ,2015-1356=659年前だ”
“659年前かぁ,ろく,ご,きゅう,む,ご,く・・・”

“そうだ,「6(む)5(こう)は9(く)」だ”
“今日登るのは止めよう,決めた”

誤 報

2015-04-24 07:38:59 | 今日のやれこら
“ゴメン,ゴメン,訂正してやるからな”
“君に名誉棄損で訴えられても困るから”


庭に一羽で舞い降りた『野バト』に謝っています。
この『野バト』は,再婚したものとばかり思っていました。


ブログに「ルンルン気分」の密会写真を載せ,推測記事も書きました。(4/19)
しかし,その記事は誤報だったようです。

昨日の夕方の事です。
『野バト』のペアが,畑に姿を見せました。
ペアは,ジャガイモの辺りを動き回っています。
口ばしで土を跳ね上げ,何かを捜しています。
時に顔を上げ,如何にも仲良さそうに見つめ合います。

“おっ,来た,来た,再婚さん『野バト』が「ルンルン気分」でやって来た”
ペアの『野バト』が現れた時は,そう思いました。
ところが,「あれれ?」です。

ペアは「ヒッツキ,モッツキ」しながら,畑を移動します。
ジャガイモの畝から,そら豆の畝に移った時です。

“あらー,どういう事?”
ペアが,居なくなったジャガイモの畝に,もう一羽の『野バト』が現れました。
現れた『野バト』はペアを恨めしそうに眺め,ペアが動いた後を追いかけます。
・・付かず離れず,時に近寄りすぎて,追っ払われ・・
『野バト』が,伝書鳩ペアを追っかけていた様子と全く同じです。

『野バト』は,再婚したのではないんです。
未だ,お一人様のままでした。

“『野バト』君,訂正記事をアップしたからな“
“安心して婚活に励んでくれて,良いぞ”

麦 秋

2015-04-23 07:31:03 | 今日のやれこら
散歩の途中,県道から少し離れた山側の住宅地の中で,珍しい光景に出くわしました。
畑の中に,刈り取られた麦が一列に整然と干してあります。


“おっ,これは懐かしい,まだこの辺りでも麦を作る人がいるんだ”

“もう50年近くなるなぁ”
50年近くなるのは,我が家で麦を作らなくなってからです。
麦を植えていた畑は,50年近く前に団地になりました。
畑は山裾です。
収穫できる作物は,麦とさつま芋です。
「芋を収穫し麦を植え,麦を収穫し芋を植え,そしてまた芋を収穫し麦を植え・・」

“何か言い方が有ったんだけどなぁ,社会科で習たんだけどなぁ”
思い出そうとしているのは,二つの作物を交互に同じ畑で収穫する「やり方」です。

確か「に」が付いたはずだ。
“「二期作」?”
“違うなぁ”社会科の先生が言っていた。
「間違えたら,いけんど,二期作と二?作は違んぞ」
“に,に,に,に?作”

畑に干された麦は刈り取られてから,何日も経っているようです。
畑に残った株から,新しい芽を伸ばしています。
刈り取られ麦が,「???」に掛けて干して有ります。

“ん,「???」”

“畑に,2本の棒をバランスよく組んで,それを支えに竹竿を渡して”
“束ねた麦を逆さまにし,均等に二つに振り分けて,横に渡した竹竿に掛けて”
“何だったかなぁー,どう言ってたかなぁー”
“確か言い方が有ったんだがなぁ”
麦の束を掛けるために作った「???」を思い出そうとしているんです。
ですが,どうしても「???」の単語が出てこないんです。

“に,に,に,に,?作”は,「???」の前に解決しました。
“に,に,に,二毛作”でした。
問題は,「???」です。

「遊びばぁせんと,麦を手伝えぇーよ!」
「今日は麦を「???」に干すんじゃけえな」
麦の収穫時には,よく使われた言葉です。
何度も聞いたり,自分でも使っていた言葉なんですが,どうしても思い出さないんです。

“「???」はどう,言ってたかなぁ”

ヒマなんだから

2015-04-22 07:31:32 | 今日のやれこら
「待て,待て,待て,待て,もう少し待て,そこで待て」
「ケイタイ取ってくる,写してやるから,逃げるなよ」
野良猫『しろ』に念力をおくります。

『しろ』は,冬の間,よく我が家の庭に現れていました。
じっと庭石の陰に潜み,小鳥を狙っていました。
ミカンを啄む『メジロ』,ピョンピョンと動き回る『シメ』が目当てでした。

「ニャー,ミャオオー,ニャー,ニャオー」
『しろ』が,畑の隅に置いた石の上に座って鳴いています。
今日の『しろ』はこれまでの様な,お一人様ではありません。
甘えたように鳴き交わす,お相手がいます。
『しろ』のお相手は,身体が大きく,全身茶色,その茶色の毛と尻尾は長めです。
一瞬,
“『しろ』が『キツネ』に恋”
と思ったほどです。

“猫の恋の季節は,まだ寒い2,3月のはずなんだけどなぁ”
これまで猫を飼って,身近に観察したことは有りません。
「猫の世界」についての知識も全く無いのですが,雰囲気はまるで恋人同士です。
「ルンルン♪,ルンルン♪」

「コラコラ,逃げるなぁー」
見つかってしまいます,『しろ』に。
冬中,『しろ』が庭に現れるたび,追っ払っていました。
『しろ』は,学習しているんです。
「あの白髪の爺さんは敵だ」
『しろ』は一目散に逃げていきます,茶色の恋人もつられて逃げます。
『しろ』の“逢瀬”を,写し損ねました。

“おっ,今日も立ってる,「あの人」が”


「あの人」は,警備員です,下水工事中の交通整理をしています。
交通整理とはいえ,本来居なくても良いような場所です。
一日中立っていても,私か,たまに宅配便の軽四,郵便のバイクしか通らない場所です。
「あの人」が立っている場所は,車より頻繁に『しろ』が行き交う場所です。

“「あの人」に『しろ』の撮影を頼んでみようかなぁ”
“どうせ,ヒマなんだから”

王者の風格

2015-04-21 07:32:07 | 今日のやれこら
「『もう一日待て』と,あれほど教えてやったのに」
今日の雨の日を選んで咲いた,庭のボタンに言ってます。


「もう一日待て」と教えてやったボタンは,“長寿ボタン”ではありません。
二十年ほど前に植えた「海峰」という品種のボタンです。
「海峰」は薄桃色の花弁を,何重にもつけ,花の周りも大きくなります。
ボタンの花言葉は「王者の風格」だそうです。
「海峰」は,まさにそれに相応しい花の雰囲気を漂わせて咲きます。
握りこぶし大の蕾から一晩で,あでやかに変身しています。
暫く眺めて・・・と期待しますが,裏切られます。
雨です。
雨水があたり,花弁の外側は今にも落ちそうになります。
花の重さが増します。
その重さに,茎が耐えられなくなります。
花全体がうなだれます。
うなだれたボタンは「王者の風格」には,似つかわしくなくなるんです。

「海峰」は,去年も一昨年もその前も,わざわざ雨の日を選んで咲きました。
「海峰」が「王者の風格」を漂わせられるのは僅かです。

明日から二,三日は,晴れの予報です。
今にも蕾が開きそうだった昨日,「海峰」に教えてやったんです。

「明日は雨,明日咲いたら『王者の風格』がだいなしだ,
      明後日からは,暫く晴れだ,
         学習しろ,もう一日待て,毎年同じ失敗を繰り返すな!!」
念を押して教えてやりましたが,「海峰」は学習しません。
今年も,雨の日を選んで咲いてしまいました。

傘を差しかけて,「王者の風格」を雨から守る方法があるのは知っています。
実際に傘を差しかけられたボタンを,ニュースで見た事もあります。

もしかすると,「海峰」が言っているかもしれません。

『学習しないのは,君だ!!』

気持ちに“ひっかかる”んです

2015-04-20 07:30:53 | 今日のやれこら
「ハア,ハア,ハア,ハア,あぁー,しんど」
はくいっつぁんへの,急な坂を登っています。


はくいっつぁんは,裏山を少し登った所に有る神社です。
この神社の名前は『白一神社』ですが,町内では昔からはくいっつぁんと言います。

“ここでなぁ”
息を切らして辿り着いたはくいっつぁんの境内で,遠い昔を思い出しました。
はくいっつぁんは,山の中ですから木端はいくらでも有ります。
「赤胴鈴之助は,わしがするんどぉ」
チャンバラごっこはしょっちゅうでした。
「吉良は嫌じゃ,わしが浅野内匠頭どぉ」
社には,板の座が張ってあり,殿中の代わりにもなりました。

“大勢の子どもで賑やかだったなぁ”

「あっ,こんにちわ」
当時を思い出しながらの帰途,近所に住む「○○のおっちゃん」に会いました。
今年80歳の「○○のおっちゃん」は,若い頃東京に住んでいました。
町内に住んで50年経ちますが,未だに方言は使いません。
話す言葉は,東京弁=標準語です。
「○○のおっちゃん」がその東京弁で知らせてくれました。
昨日の事です。

「明日は雨の予報だよ」
「雨が降ったら『はくいっつぁん』は中止だよ」

おっちゃんが言う『はくいっつぁん』とは「白一神社の清掃・参拝」の事です。
今日は,地域住民による年一回の「白一神社の清掃・参拝」が予定された日でした。
それが予報通り雨になり,『はくいっつぁん』は中止です。

今朝,強かった雨は小降りになり,やがて止みます。
その雨が止んだ間に,
“『はくいっつぁん』は中止になったが,久しぶりのはくいっつぁんに行ってみよう”
と思って,はくいっつぁんに行ったんです。
『はくいっつぁん』の為ではありません。
なのに,「○○のおっちゃん」は私に会うなり,言うんです。
『はくいっつぁん』の為と勘違いしたようです。

「どうしたの,昨日知らせたのに,忘れちゃったの」

おっちゃんに,悪気はないんです。
悪気はないんですが,話す言葉は東京弁です。
必要以上に,気持ちに“ひっかかる”んです。

弾んで,仲良く

2015-04-19 07:46:03 | 今日のやれこら
「クッ,クッ,クッ,クッ」


冬の初めから,ペアで我が家の周りに出没していた野バトです。
最後に目撃した時のペアは,一羽が足を骨折しているように見えました。
以後,現れる野バトは一羽だけになっていました。
その野バトが,今日はペアで畑の溝をつついています。
時に頭をあげて,「クッ,クッ,クッ,クッ」と鳴き交わします。
二羽は如何にも,「弾んで,仲良く」見えます。
“おっ,相方の骨折が治ったんだ,良かった,良かった”
と一瞬思いましたが,
“野生の世界では,有りえないかなぁ・・”
“一羽だけになっていた野バトは,しつこく「言い寄って」いたからなぁ”

元々,我が家の周りに出没するハトは,野バトだけでした。
野バトだけだったところに,「伝書バト風ペア」が現れる様になりました。
新しく現れたハトは,野バトより少し大きく,羽根の色も模様も違います。
どう見ても私が知っている,「伝書バト」なんです。
二羽でどこかの鳩舎から,駆け落ちしているのかもしれません。

一羽になった野バトは,しきりに「伝書バト風ペア」に「接近」していました。


電線で,「言い寄り」蹴られ,その相方にもまた蹴られ・・・
畑で,「言い寄り」くちばしで突かれ,追いやられ・・・
それでも,チャンスが有ればと「ヒッツキ・モッツキ」していたんです。

野バトペアは,また顔を見合わせて,「クッ,クッ,クッ,クッ」嬉しそうです。
“あの「弾み」ようは,若バトとの再婚かも知れないなぁ”

子孫を・・・

2015-04-18 07:31:44 | 今日のやれこら
“うーん,ジャガイモは杞憂だったけど,そら豆がこれではなぁ”



「心配」だったジャガイモは,順調に芽が出そろいます。

『ジャガイモを植える時はな,小さい種イモはちょっと傷をつけるとええんで』

百姓仕事の先輩「忠さん」が言っていました。
傷つけておくと,“こりゃあ,命がヤバイ”と種イモが思うようです。
危機を感じた芋は,「子孫を残そう」と細胞が活性化し,頑張って芽吹くそうです。
そのことを思い出したのは,植えて何日か経ってからです。
大きな種イモは半分にしましたが,殆どはそのまま一つずつ植えました。

“こりゃあ,ヤバイ”と危機を感じた種イモは,「子孫を残そう」と芽を出しました。
原形のまま「ノホホン」としていた種イモも,全部揃って芽を出しています。
“「忠さん」説を忘れて植えたなぁ”だったんですが,杞憂でした。

問題は,ジャガイモの隣に植えたそら豆なんです。

“植える時期が遅かったしなぁ”
ご近所さんの畑でそら豆の芽が出始めているのを見てから,慌てて植えました。
芽が出た頃には,もう真冬になっていたんです。

“植えて直ぐに「野生」に食べられたしなぁ”
植えた種豆の半分は,「野生=カラスかハト」のおやつになってしまいました。
「野生」の攻撃から免れた,残りの半分も育ちが悪いんです。
背が高くならず,葉っぱもいつもの様に広がりません。
なのに,小さな幹に,花だけはいっぱいつけているんです。
“花は咲いたが,実が付くかなぁ・・・花までが精一杯という事もあるらしいからなぁ”

『今となっては・・・』
百姓の先輩「忠さん」もお手上げです。
そら豆の「子孫を残そう」に期待するしか,無いんだそうです。

そら豆に「子孫を残す」気力が無ければ,「塩ゆでそら豆」は諦めます。
代わりに「フライドポテト」を酒の肴にすれば良いだけなんです。

有るんだけどなぁ

2015-04-17 07:30:36 | 今日のやれこら
”ん,「日本」がどうした?“
ドラッグストアーの駐車場に立てられた幟を見つけます。


“あっ,反対だ,「本日」だ,シニア5%OFF”
毎月,15.16日は「シニア会員」様,5%OFFで買い物ができるんだそうです。
“この町も高齢者が多いもんなぁ”
“偶数月の15日は,年金支給日だからなぁ”
“年金が入る,「財布が緩む,緩んだ財布がターゲット」なんだろうなぁ”
“商売も,あの手この手で大変だ”

「折角だから,入ってみようか」

“無いなあー”
特に,目当ての買い物が有って,店内に入ったのではありません。
捜す商品が“無いなあー”ではないんです。
昨日,今日は「シニア,感謝デー」だそうです。
「シニア,感謝デー」限定,特別シニア関連商品が有るはずと思ったんです。

“「世代臭,加齢臭」対策商品は,いつもと同じだしなぁ”
“「赤ちゃんみたいなピュアな肌」「翌朝差が出るスキンケア」も,女子向けだしなぁ”
“「恋するハミガキ,目覚めて直ぐにキスできる」などとは,とんでもないし”

店内はいつもと同じです。
「シニア,感謝デー」限定,特別なシニア関連商品は見当たりません。

“有るんだけどなぁ”

“「足し算,引き算 算数ドリル」も良いなぁ,脳細胞活性化に言いそうだから“
“「けん玉」も良い,集中力向上,立位なら足腰鍛錬になるらしいから”
“「安眠まくら」も良いなぁ”
“「カタカタ押し車,大人用」もありだ,転倒防止,足腰鍛錬にちょうどいいはず”

“焼き芋も売っているドラッグストアーだから,置けばいいのになぁ”

長寿ボタン

2015-04-16 07:30:28 | 今日のやれこら
「ひいばあちゃんが,大事にしていたボタンが,今年も咲いたぞ」


『このボタンは,私が物心付いた頃からあったんですでぇ』
30年近く前に亡くなった祖母が,咲いたボタンを見ながら毎年言っていました。
私の子ども達が“ひいばあちゃん”とよんでいた祖母は,86歳で逝きました。
という事で,「100歳」を超える長生きボタンが,今年も咲いてくれたんです。

長寿ボタンは,「歳の割」には元気です。
庭木の間で,少しずつ株を増やします。
ボタンは夏がくれば葉を落とし,幹だけになります。

“これじゃあ,庭の景観が・・・”私の勝手で,株分けし今の場所に植えました。

さすが,長生きボタンです。
株分けして植え替えられても,元気一杯です。
次の年から,早速,花をつけ始めました。

“それにしても,いくらなんでも,早すぎないかなぁ”
“ボタンがチューリップと並んで開花とはなぁ”

今年,我が家の周りに咲く花の様子が,例年とは違います。
数種類ある水仙はどれも,ほとんど花を付けませんでした。
10年以上,数輪しか花を付けなかった山ツツジと姫リンゴは,枝一杯の花です。
ボケとチューリップは,半月以上早く咲きました。
その早咲きグループに,ボタンも加わったんです。
“なんでかなぁ?植物には疎いからなぁ”

“おっ,ツバメ,ツバメ,あの飛び方はツバメだ”
吹いていた強い風が夕方には止みました。
空気は冷たいままですが,時折青空がのぞきます。
その青空にツバメが数羽,交差しながら飛んでいます。
“ツバメもいつもより早いんかなぁ?”
“鳥の知識も,無いからなぁ”

とにかく,ツバメは,昨日から「松山」には居たんです。
昨日雨でノーゲーム,今日もSwallow‘s戦が「松山」で有ったんです。
有ったんですが・・・