やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

センリョウ‟初 実”     やれこら やれこら

2014-11-13 07:30:12 | 今日のやれこら
金木犀の剪定です。
金木犀はかなりの樹齢です,高さは3m以上です。
木全体がまぁるい形に刈り込んであります。
剪定は,三脚脚立にのぼり“ポールヘッジトリマー”なるもので伸びた枝を落とします。
この金木犀の剪定には,植木の剪定の中で一番苦労するんです。
“松”の剪定の方が危険度は高いのですが,松はベルトを付けて木にものぼれます。
ですが,金木犀は高くなっていても,枝が細くのぼる訳には行きません
三脚脚立で,木の周りを移動しながら作業することになります。
その,三脚脚立の設置が大変です。
周りにほかの植木や石が有ります。
足場を確保すれば,上部で松の枝が邪魔になり,上部が良ければ足場に石が有りです。

「うわっ」
思わず声が出ます,大きな黄色と黒の縞模様でお尻が赤く膨らんだ蜘蛛がいます。
セアカゴケグモではないようです。
その大きな蜘蛛が,脚立にのぼった私の目の前にいます,蜘蛛は嫌いです。
手に持った“ポールヘッジトリマー”で追い払おうとしますが,上手くいきません。
無理に追い払おうとすれば,姿勢が変わって脚立の重心が変わります。
下には庭石も有ります,脚立が倒れて頭でも打ったら大変です。
そろり,そろりと脚立から降り,“キン・・・ル”を取りにいきます。
そして蜘蛛のいた辺りに“噴射”です。

なんとか半日がかりで,金木犀剪定は無事終了です。
“あっ,初めて実を付けた これは縁起が良いぞ”
もうだめだろうと半ば諦めていました。

脚立の足のそばに,センリョウが真っ赤な実を付けているのを見つけます。
このセンリョウは5年前に購入し,一昨年まで別の場所に植えていました。
植え替える前のセンリョウは,葉が黄色っぽくなり,半分枯れかけていました。

「日陰に植えにゃーいけんで,夏の直射日光に当たると枯れるでぇー」
そのセンリョウを見て,同級生の友達が教えてくれました。
同級生は果樹・野菜の知識が豊富です。
センリョウは,夏の日差しの当たらない石の側に植え替えました。

金木犀剪定中,センリョウは“ノーマーク”でした。
下手をすると,“初実”を脚立で踏みつけたかもしれません。
マンリョウは,庭のあちこちに勝手に生えて実を付けています。
これで来年の正月はセンリョウ,マンリョウそろい踏みです。
                     やれこら やれこら