やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

同業者?    やれこら やれこら

2014-11-10 07:31:36 | 今日のやれこら
“前と景色が違う”
そうなんです,1週間前までとは違うんです。
この道を通る時には必ず立ち寄った,パーキングエリアの様子が違うんです。
この前まで,売店と食堂の有った建物とその南側一帯が防音壁に囲まれています。

以前あった建物の南側には,ベンチが置いて有りました。
私が立ち寄るのは大方朝です。
眼下の海岸沿いには堤防です。
その堤防に沿って県道が走り,その道の山側には昔ながらの民家が並びます。
県道から少し離れた山裾には,民家と不釣り合いな新設の小学校も見えます。
堤防の向こうに見える瀬戸内海は,朝日を浴びてキラキラしています。
このベンチからの眺めは最高だったんです。

「ここは,どうなるんです」
防音壁の端にいる警備員に聞きます。
警備員は工事車両の出入りと,近くを通る人の監視が仕事のようです。
いきなり声を掛けられた警備員は“コイツ何者”といった様子で答えてくれます。
「今まであった,建物を壊して新築するんです,来年3月には完成です」

防音壁に子供の絵が張ってあるのに気が付きます。
絵は全部同じキャラクターが描いて有り,○○保育所と書いた画用紙も張ってあります。
殺風景な工事現場の防音壁に保育園児の絵です。
建設会社も“考えるもんだなぁー”です。

“珍しいかもしれない,写真にとっとこ”です。
何枚か写真を撮るうちに気が付きます。
レンズを向けると,警備員が防犯灯の陰に隠れるんです。
場所を移動し,角度を変えて警備員を写真に入れようとしますが,同じです。

警備員は,いきなり声をかけた私を警戒していたのかもしれません。
「同業者のスパイかもしれない,カメラには絶対映らないぞ」
                     やれこら やれこら