サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

笑いは地球を救う。
妻Rは足下をすくう

「母国考(中津燎子著)」情報センター出版局

2005-08-22 03:15:04 | 読むべし 外国語学習
「母国考(中津燎子著)」情報センター出版局を読み終えました。
彼女の「なんで英語やるの?」文春文庫と、「再びなんで英語やるの?」文春文庫がとても面白かったので、ブックオフで見つけた本書を 105円でゲットしたものです。

この本がアマゾンその他で入手不可となっているのは非常に残念だと思います。
古本屋、あるいは図書館で探してください。

母語形成の為の重要な時期に、母語の定着がきちんと図られないと、いわゆる「セミリンガル」になって、思考の枠組みができないなどの問題ありという点は、講談社ブルーバックスの「バイリンガルの科学」などに詳しいですが、本書ではさらに一歩進んで、本人のアイデンティティークライシスに至ると言う点で、極めて重要・危険な問題をはらんでいるということを述べています。
その点についての親の理解が希薄である点についても述べられています。

読み物としても面白いのでお薦めです。

ご興味のある方は貸し出しますのでご連絡ください。