サルバトール・だれ?  by 澁澤寅彦

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帰国子女の日本語アクセント

2005-08-05 23:32:09 | 外国語
8月5日

米国の子会社の副社長は、小学校の6年間をベルギーで暮らした帰国子女。
彼の話す英語はフランス語アクセント。
フランス語に聞こえることすらある。

フランス語帰国子女と聞いてからじっくり聞くと、彼の日本語もフランス語アクセントである。
「ん」の音が鼻に抜けるなど、一瞬オカマっぽいと思う日本語は実はフランス語アクセントだったのである。

帰国子女の外国語が日本語にまで影響を与えているのはこれまで気が付かなかったので、これは面白い発見であった。
アメリカ帰りの帰国子女が、日本語の「らりるれろ」を巻き舌で話しているのを聞いたことがない。

ひょっとすると言葉によって残りやすい(抜けにくい)音があるのかも知れないし、やはりどの時期に外国にいたかにもよるのであろう。
また、小学校六年間ということになると、彼にとってはフランス語が母語と言っても良いのかも知れない。(素人なので母語の定義についての議論については知りませんが)

かくいう私も、「F」の音などは外国語に引っ張られて発音している。
例えば、ファミリーは、日本語的には「Huwamilie」なのだろうが、「Familie」と発音している。