赤い電話
2009-12-10 | 詩
赤い公衆電話
君と僕とを繋ぎ
彼と彼女を引き合わせた
コミュニケーションは電話線から発せられる
ジリリン ジリリン
人待ち顔には暖かい音
寝不足のまどろみには不快な雑音
やがて
君も街角から そうっと 消えていなくなる
誰もかれもがそうであったように
いなくなる
何時の間にか
街角のうらびれた煙草屋
赤い公衆電話をかけた
10円玉をかき集めた
10円玉 10枚ぶんの 期待と不安
優しさと
別れ話の茶番めいた滑稽さは
まるで年老いたピエロに似ている
道化の半分落ちかけた化粧のように
赤い電話には それなりの意味不明な妖しい魅力があったのだろうか?
10円玉 10枚ぶんの 夢と現実
発せられた言葉が嫌になるほど懐かしくなる
赤い電話
今夜も雨らしい
ジリリン ジリリン
君と僕とを繋ぎ
彼と彼女を引き合わせた
コミュニケーションは電話線から発せられる
ジリリン ジリリン
人待ち顔には暖かい音
寝不足のまどろみには不快な雑音
やがて
君も街角から そうっと 消えていなくなる
誰もかれもがそうであったように
いなくなる
何時の間にか
街角のうらびれた煙草屋
赤い公衆電話をかけた
10円玉をかき集めた
10円玉 10枚ぶんの 期待と不安
優しさと
別れ話の茶番めいた滑稽さは
まるで年老いたピエロに似ている
道化の半分落ちかけた化粧のように
赤い電話には それなりの意味不明な妖しい魅力があったのだろうか?
10円玉 10枚ぶんの 夢と現実
発せられた言葉が嫌になるほど懐かしくなる
赤い電話
今夜も雨らしい
ジリリン ジリリン