けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

単独4位

2009-04-13 19:59:34 | football
08/09 Liga Espasnola 1a division Jornada 30
Sporting Gijon 2-3 Valencia C.F.

スポルティングの得点:バラル(34=PK)、ビリッチ(70)
バレンシアの得点:シルバ(18)、ビジャ(55=PK)、マタ(87)
GK:セサル
DF:アルビオル(80、ミゲル)、マドゥロ、マルチェナ、アレクシス
MF:アルベルダ、ミチェル(51、バラハ)、パブロ(71、ホアキン)、マタ、シルバ
FW:ビジャ

勝ちました。これでビジャレアルを抜き、単独4位です。
放送はないし、例によってネットで探したものの、同時間帯に試合がたくさんあったせいで試合を見られるところが1箇所しかなく、それがまた映像がにじんで何がなんだかさっぱりな試合観戦でした。なので、無責任にとりとめのない感想。

気になる最終ラインは、右からアルビオル、マドゥロ、マルチェナ、アレクシスという並び。アルビオルもアレクシスもラテラルができるのはわかったけど、やっぱり急造らしく終始バタバタする恐ろしい守備陣でした。ラインが揃わなくて、右が上げてるのに左の方は後ろに下がってるとか、もう。サイドもえぐられ、何度クロスをいれられたことか。落ち着く時間帯もあったし、マルチェナが水際でボールを跳ね返したりと、がんばっていたとは思うけど……早く普通の守備が見たいです。本当に普通でいいんです。
攻撃は…どうだったんだろう。しばらくはヒヤヒヤの守備陣に意識がいってしまってたので。最初のシュートは10分過ぎくらいかなあ。最終ラインとピボーテが守備に追われ、ここ何試合か好調だったパブロが、この試合では空気のようで組み立てにあまりかかわってこない。シルバとマタがよく動いて、攻撃の責任を負っていた、と思います。何しろ画面がぼわぼわなので…。
でも、前半18分に入ったシルバの先制ゴールが素晴らしかった。チャージを受けながらもエリア内やや右あたりでボールをキープ、立ちふさがろうとするDFを横に移動しながら2、3人ほど避け、シュート。落ち着いた鋭いゴールでした。
先制したものの、前半のうちに追いつかれます。味方エリア内の競り合いからスポルティングにペナルティを与え……またアルビオルなんですけどね。もっとも背後から身体を寄せたら相手選手が転んだという感じで、実況・解説も「ペナルティではない」と言ってましたが。これを決められて1-1。
守備がヘロヘロで中盤も抑止力がなく、ずいぶんプレッシャーをかけられた前半でした。よく顔を出して相手に当たっていたミチェルは良かったなと思うけど、攻め込まれてシュート打たれたりしてたのも本当だしなー。ミチェルは前半早い時間にアマリージャをもらい、その後の時間でも何度かファウルをとられていて、このまま続けるとちょっと心配だな…と思っていたところ、後半の早い時間帯にバラハと交代になりました。
後半10分、スポルティングのエリア内に入ってすぐのところでマタがファウルを受け、今度はバレンシアがPKゲット。ですが、これも前半と同じくらい怪しい微妙なペナルティ。実況・解説氏は「前半のと似てるね」とおっしゃる。帳尻あわせってやつでしょうか。ペナルティはビジャが決め、バレンシア勝ち越し。やはりビジャは喜ばずにしんみり……。
この後は少しバレンシアも調子を上げてきて、ビジャが左に流れてチャンスメイクしたり、パブロがクロス入れたり、大外にアルビオルが上がってきてクロスを試みたり、とそれなりに攻撃シーンも見られましたが、守備のヘロヘロはあまり変わらなかったような気が……。2失点目は、ラインが揃わずボールをあげられ、中に入ってきたビリッチを捕まえられずにカベッサを許すという始末でございました。
残り時間。スポルティング・ヒホンは、実は今シーズンまだエンパテで終わった試合がないということで、ここでついに記録途切れるか、という展開。途切れようと途切れなかろうと、それほど重要性のある記録だとは思わないのですが、その栄えある(あるいは不名誉な)記録止めの相手にバレンシアがなってしまうのか。ウナイ・エメリはホアキンとミゲルを久しぶりの虫干しに出し、勝ち越しを狙いにいく。本当に勝ち越しを狙いにいった交代かどうかは非常に怪しいですが。

で……残り数分ってところで、放送が切れちゃったです。とりあえず、マタ、ゴラッソ!(後でYoutubeで見た。)


センチメンタル・ビジャ
MARCAから、試合後のビジャ。
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ダビド・ビジャは、バレンシアがスポルティング・ヒホンに2-3で勝利した試合が終了した後、ヒホンで過ごしたこの2日間は、「忘れられないもの」になるだろうと認めた。またビジャは、自分が「素晴らしい」歓迎を受け、スポルティンギスタのファンたちが彼に対して示してくれた愛情を、想像しなかったし夢にも思わなかった、と付け加えた。
「この週末に起こったこいろいろなことは誇らしい。夢にも思わなかったし、こんな風になることを想像もしなかった。」
ビジャは、この試合で2回ユニフォームを交換している。「前半にホセ・アンヘルと、後半にバラルと交換した。」
「前半、スポルティングはすごくプレスをかけてきた。後半になって、僕たちは何度も攻撃を成功させ、望んでいた4位の位置につくことができた。」
またビジャは、スポルティングにも「何度もチャンスがあり」、試合は「イーブンである」ように思えたが、「おそらくバレンシアの一撃」が勝利につながったのだろうと付け加えた。
ビジャは、「思っていたよりナーバスにはならなかった」が、それ以上ナーバスにならないために、両親が来ているであろう「スタンドは見ないようにした」と認めている。
「両親が僕よりナーバスになったのは確かだろう。だって、エル・モリノンで僕がスポルティングのものではないユニフォームを着てプレイしているところを見るのは、両親にとって初めてのことなんだから。」
ビジャは「この敗戦がスポルティングにとって重いものとならず、残り全ての試合に勝つように」願った。その一方で、この勝ち点3はリーガの4位以内に入るという目標を実現する可能性を高めるために、彼らにとって重要なものであるということも強調した。
ビジャは、ヒホンに戻った彼への対応と、この先生まれ故郷に戻ってくる時はいつでもこの誇りが繰り返されることに感謝しながら、エル・モリノンを後にした。

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