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田辺良子は、オオカミグッズのワインバーへの足取りが軽かった。
和音から今夜ここに来ているとメールがあったのだ。
神戸のメイン通りから脇道に入ったところに店がある。
店の前には、電飾でオオカミの形どった看板が立っているが、店を
覗くとオオカミグッズが並べられていて、ここがワインバー?と首を
傾げながら立ち去る人も多い。
良子はオオカミグッズが並べられている店内を通り抜け、奥のドアを
開けて中に入った。
「田辺さん、いらっしゃい!」
「マスター、こんばんは!」
マスターは、目くばせで和音が来ていることを良子に伝えた。
良子は、にっこり頷き、和音が座っている奥のカウンター席に近づく。
「このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンの酸味と渋味が特に強い!」
良子は和音の言葉に、彼への挨拶も忘れて、カウンターに置かれているワイン
のボトルを見た。
ワイン名はジュヴレ・シャンベルタンで、ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村の
村名赤ワインのブドウ品種はピノ・ノワールだ。
「和さん!」
良子の甲高い声に、和音が振り向いた。
「またワインの味覚が・・・・・」
田辺良子は、オオカミグッズのワインバーへの足取りが軽かった。
和音から今夜ここに来ているとメールがあったのだ。
神戸のメイン通りから脇道に入ったところに店がある。
店の前には、電飾でオオカミの形どった看板が立っているが、店を
覗くとオオカミグッズが並べられていて、ここがワインバー?と首を
傾げながら立ち去る人も多い。
良子はオオカミグッズが並べられている店内を通り抜け、奥のドアを
開けて中に入った。
「田辺さん、いらっしゃい!」
「マスター、こんばんは!」
マスターは、目くばせで和音が来ていることを良子に伝えた。
良子は、にっこり頷き、和音が座っている奥のカウンター席に近づく。
「このワインはカベルネ・ソーヴィニヨンの酸味と渋味が特に強い!」
良子は和音の言葉に、彼への挨拶も忘れて、カウンターに置かれているワイン
のボトルを見た。
ワイン名はジュヴレ・シャンベルタンで、ブルゴーニュのジュヴレ・シャンベルタン村の
村名赤ワインのブドウ品種はピノ・ノワールだ。
「和さん!」
良子の甲高い声に、和音が振り向いた。
「またワインの味覚が・・・・・」