ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 キッズワインアカデミー 63ページ目

2009-10-25 23:03:34 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【63ページ】


和音    子供達は、ワインを飲めませんよね?

理事長   ええ、だからワインの原料のブドウ品種を現地から取り寄せるので

      す。

      それらをブドウジュースにして、テイスティングします。

卒業生   私も生徒の時、ブルゴーニュの各地区のピノ・ノワールのジュースを

      訓練のため、徹底的にテイスティングしたことがあります。

理事長   この訓練は、大人になってからのソムリエとしてのテイスティング力

      を高めるのです。

      さあ、3本目のバローロを飲みましょう!


社長の専属ソムリエによって、3本目のワインが注がれた。


和音    このワインもとてもおいしいですよ。

      まるでビロードのようになめらかな味わいだ!

卒業生   おや、ちょっと待ってください!

      バローロは、ネッビオーロ種から造られます。

      確かに、このワインは、ネッビオーロ種です。

      しかし、この繊細な味わいは、バローロ ではなく、バルバレスコだ  
      と思うのですが。

理事長   和さんは、どう思われますか?

和音    狩野さんは、ブドウ品種や生産地について精通しているので、正しい

      と思いますよ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿