ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 特急列車の売り子 109ページ目 

2011-10-14 23:24:38 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【109ページ】


桃子      ブラックベリーやカシスのアロマも感じるわ!

        これ、南アフリカのブドウ品種ピノタージュ由来の香りだと思うけど?

佐山社長    その通り、南アフリカのワインだ!

桃子      ワイン名は何ていうのかしら?


 佐山社長は、ワインのラベルを隠している紙を取り払った。


桃子      カフェ・カルチャー?

佐山社長    そう、カフェの名前にふさわしいモカの香りだったろう?

桃子      はい。   
 

 佐山社長は、ソムリエを呼んでカフェ・カルチャーをさげ、別のワインを持ってくるように

依頼した。

そして、ソムリエは、そのワインを二人のグラスに注いだ。



佐山社長    もう一本テイスティングをしてみよう。

桃子      濃い褐色をした珍しいワインね?

        赤ワインやフランスカオールの黒ワインとも違う色だわ。

佐山社長    さあ、飲んでみて!

桃子      コーヒーの香りとほのかな甘さと酸味を感じるわ。

        ちょっと待って・・・・・・。

        このコーヒーの香りは、コロンビアのコーヒーだわ!

        色から推測して、白ワインにコロンビアコーヒーの何かブレンド

        していないですか?

佐山社長    よくわかったね! 

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