ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

5 特急列車の売り子 113ページ目 

2011-12-01 22:33:51 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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和音    おいしいコーヒーと聞けば、ぜひいただきたいですね。


桃子は、和音と佐山社長のためにコーヒーを入れた。


桃子    どうぞ。

和音    いただきます。

      フルーティな香りと少し酸味が感じられる!

      これは、モカ?

      こんなにおいしいモカは初めてだ!
 
佐山社長  これは、モカだが、特別のモカだね?

和音    特別のモカ?

桃子    はい、モカの中でもイエメン産のコーヒー豆は「モカマタリ」と呼ばれ

      酸味の中にもまろやかなおいしさを感じることができます。

      今日は、そのモカマタリの中でも最上級豆を用意させて頂きました。   

和音    ところで、佐山社長と荒川さんは、いつ婚約されたのですか?

佐山社長  一週間前です。

和音    馴れ初めは?

佐山社長  ワインを飲みながら聞いていただけますか?  


 社長の専属ソムリエが、ヴォーヌ・ロマネの最高級ワインを抜栓し、3つの

ワイングラスに注いだ。


佐山社長   ロマネ・コンティの故郷ヴォーヌ・ロマネのワインです。

       さあ、3人で飲みましょう!

        

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