ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

2 酒豪ソムリエ 107ページ目

2009-08-08 23:03:24 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
【107ページ】


チーフ    ジュヴレ・シャンベルタンの味を覚えてもらうため、まだまだ

       飲んでもらうよ。

中黒     チーフ、研修では、6人で18本開けているのですよ。

       もう限度かもしれません。

チーフ    1998年を抜栓してください!


3本目のジュヴレ・シャンベルタンが二人のグラスに注がれた。


チーフ    ワインは飲んで覚えるのが一番だ。

       お先に、中黒君。

中黒     チーフもう飲めそうにありません!

チーフ    中黒君、君はまだ立っているではないか。

       どちらかが倒れるまで飲み続けるのだ!

中黒     わかりました。

       倒れたら、後よろしくお願い致します。


中黒は、3本目のワインを一気に飲み干した。

チーフ    なかなか根性があるではないか。

       次、1999年!

中黒     先輩、少し気分が悪くなってきました。

チーフ    4本目を飲んで倒れなさい!

中黒     それでは、お先に頂きます。


中黒は、よろけそうになり、他のソムリエによって支えられた。    

     


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