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「それは、精神を集中させデザインに命を吹き込んでいるからだと思います。」
「うーん」
鯵元は、何か考えごとをしながらうなずいた。
「ところで先生、二ヶ月後にプライベートワイン会を予定しているのですが、
頼みがあるのです。」
「何でしょうか?」
桐山が訊ねた。
「プライベートワイン会用の切子のワイングラスの製作ですか?」
「ワイン会用の切子のワイングラスの製作依頼といえば、そうであるが・・・・・」
鯵元は、そのワイングラスが実際にできるものだろうかと思い悩んでいた。
「もうすこし詳しくお話しして頂けないでしょうか?」
「プライベートワイン会に招待する方は一名で、和音 通という人物です。
彼は、テイスティングにかけてはトップソムリエを敵わないとうわさされているのです。」
「そんなにすごい方なのですか?」
「そうだ!」
鯵元は、桐山を見つめながら話を続けた。
「そんな彼に無謀にもテイスティング対決を申し込んだのです。」
「和音さんの相手として、超一流のソムリエに依頼されたのですか?」
「いや!」
「ええ? 社長自身で?」桐山は驚いたように叫んだ。
「それは、精神を集中させデザインに命を吹き込んでいるからだと思います。」
「うーん」
鯵元は、何か考えごとをしながらうなずいた。
「ところで先生、二ヶ月後にプライベートワイン会を予定しているのですが、
頼みがあるのです。」
「何でしょうか?」
桐山が訊ねた。
「プライベートワイン会用の切子のワイングラスの製作ですか?」
「ワイン会用の切子のワイングラスの製作依頼といえば、そうであるが・・・・・」
鯵元は、そのワイングラスが実際にできるものだろうかと思い悩んでいた。
「もうすこし詳しくお話しして頂けないでしょうか?」
「プライベートワイン会に招待する方は一名で、和音 通という人物です。
彼は、テイスティングにかけてはトップソムリエを敵わないとうわさされているのです。」
「そんなにすごい方なのですか?」
「そうだ!」
鯵元は、桐山を見つめながら話を続けた。
「そんな彼に無謀にもテイスティング対決を申し込んだのです。」
「和音さんの相手として、超一流のソムリエに依頼されたのですか?」
「いや!」
「ええ? 社長自身で?」桐山は驚いたように叫んだ。