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良子が奥のドアを開けると、そこはワインバーになっている。
「いらっしゃい!」
美紀が挨拶をした。
「こんばんは! おおかみのこども可愛いわ!」
「和音さんもじっと見ていたわよ!」
「そう?」
良子は、カウンターの奥に座っている和音に近づき、笑顔で話しかけた。
「こんばんは! 横に座ってもいいかしら?」
「もちろん!」
良子は、和音の隣に腰かけた。
「何のワインを飲んでいるの?」
「マスター、グラスをひとつお願いします。」
マスターがワイングラスを二人の前に置くと、和音はボトルを手に取り、グラスに注いだ。
「飲んでみて」
「アンズ、トロピカルフルーツの香りにミネラルや草のスパイス。」
良子は、グラスを口元に近づけ、一口含む。
「はつらつとしたとした酸味、フレッシュな柑橘のような爽やかでバランスのとれた味わい、
これはスロヴェニアのワインかしら?」
「さすが、勉強家の良子さんだ!」
「いえ、このワインは初めてだったの。 店内に入った時、今日のお奨めのボードのワイン名が
ちらっと目に入って、それでは?と思っただけ」
良子が奥のドアを開けると、そこはワインバーになっている。
「いらっしゃい!」
美紀が挨拶をした。
「こんばんは! おおかみのこども可愛いわ!」
「和音さんもじっと見ていたわよ!」
「そう?」
良子は、カウンターの奥に座っている和音に近づき、笑顔で話しかけた。
「こんばんは! 横に座ってもいいかしら?」
「もちろん!」
良子は、和音の隣に腰かけた。
「何のワインを飲んでいるの?」
「マスター、グラスをひとつお願いします。」
マスターがワイングラスを二人の前に置くと、和音はボトルを手に取り、グラスに注いだ。
「飲んでみて」
「アンズ、トロピカルフルーツの香りにミネラルや草のスパイス。」
良子は、グラスを口元に近づけ、一口含む。
「はつらつとしたとした酸味、フレッシュな柑橘のような爽やかでバランスのとれた味わい、
これはスロヴェニアのワインかしら?」
「さすが、勉強家の良子さんだ!」
「いえ、このワインは初めてだったの。 店内に入った時、今日のお奨めのボードのワイン名が
ちらっと目に入って、それでは?と思っただけ」