ワインバーでのひととき

フィクションのワインのテイスティング対決のストーリーとワインバーでの女性ソムリエとの会話の楽しいワイン実用書

3 催眠術師の師匠 102ページ目

2009-12-05 22:55:29 | ワインバーでのひととき1~5アイデア集
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社長    最近、テレビで活躍中ですよね。

師匠    ええ。

      私の数々の大技も伝えました。

      最後は、奥伝分身の術を残すだけになりました。

      前置きが長くなりましたが、私が現役の内に、和音さんに、リベンジ

      の挑戦をしたいのです。

社長    分かりました、和さんとのワイン会を催しましょう。

師匠    ありがとうございます。

      お礼に、ひとつ催眠術をお見せしましょう。

      右手を握ってください!

社長    このようにですか?

師匠    はい、そして拳をテーブルの上に押し付けててください。

社長    押し付けました。

師匠    その手は、もうテーブルから離れませんよ!

社長    本当だ!

      どうしてもテーブルから離すことができない!

      でも私の意識は正常ですよ。

      絶対に催眠術にかかっていません!

師匠    これは、部分催眠で、高等な技になります。

社長    部分催眠?