@詐欺師、盗人など「悪事」の終末は「信じれるのは自分だけ」と言うことかもしれない。人は最後に裏切る、その時に証拠たるべきものを自分自身で確保しておくことが「悪」に生きる道だ。現代、ビジネスでの賄賂は日常茶飯事のようだが、そんな時でも必ず自分の「証拠」を残しておくべきだと言うことだ。事件には「隠し撮りテープ」なるものがあるが自分を守るのは他人ではなく自分しか居ないと言うことを知っておくべきなのだ。
『暗黒街の女』ミーガン・アボット
「概要」グロリアという女性、エレガントな衣服を身にまとった彼女はギャングの幹部で、暗黒街で一目置かれる存在だった。グロリアは私に賭博、運び屋などの仕事をこなして報酬を受ける仕事を任せる。やがて裏社会でしだいに顔を知られていくと一人のギャンブラーに心を奪われ大きく運命が変わる
ーグロリアの助手的な仕事、それはお金の回収、と警察弁護士等への賄賂を渡す作業だがある時に博打にいつも負ける男に興味を持ち体を許す。 グロリアは内々それを知りながら様子を見ていたがある日、回収した金が盗まれたことで手を入れる。
ー詐欺師でもある男は博打生活で負けると毛皮商売人から金を巻き取り、遂にその商売人を殺害する。グロリアは私を連れてその男のアパートに行き容赦なく殺害、後処理はギャングに頼んだ。それは互いに今までの経緯をよく知り、互いをかばい合う仲になっていると言う証拠だ。
ーやがて警察が詐欺師の男の行方を捜査し始め、全てを白状した。その為に証拠となるものを捨てず持っていたことが私を救うことになった。