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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

「言葉の定義」意味を考える『言葉の観察』

2025-03-28 10:53:07 | 人生を「生かす」には
「言葉」に自分の定義をつけてみるという面白い発想。本書にあるのは、「友達、遊び、敬意、優しさ、忘れる、ときめき、愛する、寂しさ、わかる」など自分の頭に浮かぶ発想から「定義付け」してみると見事、友人、仲間との「ズレ」「思い違い」「勘違い」「思い込み」などがあることを発見する。特に「恋と愛」「好きになる」「片思い」など自分との感覚と感情のズレは気になるし、面白い発見をする。シンプルはいいが意味が通じなければ相手に伝わらない、分かり易い言葉を使う事への大切さは「言葉の定義」(認知バイアス)に大いに関係してくると思う。
私流の定義は『「恋」は一人で思うもの、「恋愛」は2人で語るもの』と自分なりの定義を持っている。さらに『「結婚」は2人を埋め合うもの』としているがどうだろうか。「観察」と言う一つの行動からもさまざまな発想と疑問、さらに想像から詩集などが生まれるのは素晴らしいと感じる。
『ことぱの観察』向坂くじら
「概要」「好きになる」「さびしさ」「つきあう」――。日常で何気なく使っている言葉で私たちは、他人と「本当に」分かり合えているのだろうか。一つ一つの言葉が持つあいまいさや脆さを鋭く見抜き、記憶や経験、痛みや喜びの「手ざわり」からその意味を結び直す。他人や、自分自身や、そのあいだにある関係を観察した日々の、試行錯誤の記録。ある言葉があって、同じ言葉を使う他人がいる。しかし、お互いにほかの文脈を持っていて、ほかの意味を考えている。だから会話が食いちがい、ときに関係がうまくいかなくなるのだ。定義をしながら、そしてその不完全さを思いながら、いつも感じてきたことがある。言葉がわたしの中である意味をむすぶとき、そこにはわたしの記憶や、経験や、痛みや喜びの手ざわりが、どうしようもなくまとわりつく。そしてきっと、他人の使う言葉には、彼らの記憶や、経験や、手ざわりが、同じようにまとわりついている。(「観察」より)
まえがき
1.「友だち」「遊びと定義」「敬意とあなどり」「やさしさ」「確認」「忘れる」「くさみ」
2.「好きになる」「恋」「ときめき」「性欲」「つきあう」「愛する」
3.あなた「友だち2」「めまいと怒り」「さびしさ」「寝る」「飲むとわかる」「乗る」「観察」


才能ある高齢労働者が注目される今後『ほんとうの定年後』

2025-03-17 06:55:00 | 人生を「生かす」には
@現在、期待した年金額が年々減額され、新たな増税で収入の目減り、生活を凌ぐために仕事をせざるを得ない高齢者が増大してきた。更に少子化、労働者不足、AIの進化など日本社会への対応した人材、高齢者をもっと活用すべき時代になった感がする。 今の高齢者労働者は現役とは違い、低賃金、非正社員での雇用が可能、しかも豊富な経験と知識・人脈など様々な能力の人材活用も忘れてはならない。年齢問わず才能ある高齢労働者が盛んになる社会意識の変化に期待したいし、せざるを得なくなるのがこの少子化対策で無策だった今の姿だと感じる。
『ほんとうの定年後』坂本貴志
「概要」年収は300万円以下、本当に稼ぐべきは月10万円、50代で仕事の意義を見失う、60代管理職はごく少数、70代男性の就業率は45%、80代就業者の約9割が自宅近くで働く……全会社員必読! 知られざる定年後の「仕事の実態」とは? この書は2020年に出版されたもの。
定年後の事実を知る
・年収は300万円以下が大半(定年前に下がり、定年後には半分以下の下がりはざら)
・生活費は月30万円弱まで低下する(教育費、住宅費等が軽減するが保険、医療、税金が増)
・稼ぐべきは月60万円から月10万(65~69歳までは@¥25万円の収入でやっと)
減少する退職金、増加する早期退職(早期退職・勤続年数の減少で退職金減)
・純貯蓄の中央値は1500万円(平均2千万、住宅ローンなど負債は65歳位まで継続)
預貯金¥1184万、生命保険¥353万、株式¥178万、個人年金保険¥165万、投資信託¥118万
・70歳男性就業率45.7%、働くことは「当たり前」(2000年以降高齢者の勤労者が増加)
・高齢化する企業、60代管理職はごく少数(現場で活躍する人材増)
・多数派を占める非正規と厳しい50代の転職市場(非正規雇用で企業の保険、年金負担軽減)
・6割が仕事に満足、幸せな定年後の生活(体を動かす、教育経験貢献・共有、ストレス軽減)
ー経済とは「小さな仕事の積み重ね」である
・定年後も働き続ける人に必要なこと(役にたつ働く意義を見つける・転機に向き合う)
・高齢社員の人事管理をどう設計するか(実績・効果・結果による公正な評価)
・労働供給制約時代における経済社会のあり方(少子高齢化下での高齢者の行動)


糖尿病は改善し治る 必要な事とは

2025-03-13 07:42:01 | 人生を「生かす」には
『糖尿病は「治せる」、しかも改善は意外に速い、必要なこととは』ナショナルジオグラフィック記事。世界には8億3千万人の患者がいるという。
減量と運動:BMIが10%減るとインスリン感受性が57%上昇、7%以上の減量で糖尿病の発生率が58%下がる
食後の散歩:1日1万歩でなくても健康に効果、座る時間が長めでもOK
運動時間:中程度の強さの運動を週に少なくとも2時間半、高強度の運動ならその半分の時間(1時間15分)、週に2回以上の筋力トレーニングを加える
食べない方が良い食品:白いパン、白米、白いパスタ、トルティーヤ、クラッカー、麺類、トウモロコシやジャガイモも避け、加工度が低く、脂肪分の少ない肉に変える
水を飲む:1日にコップ8杯分の水を飲む
睡眠:1日7〜9時間は睡眠時間を確保し、リラックス法を実践してストレスを軽減


分かりやすい語彙で法規化進む『頭の回転が速い人の言語化』

2025-03-11 07:44:11 | 人生を「生かす」には
「言語化力」如何に分かりやすい言葉を使って相手に理解してもらうか、現代に問われている大きな課題だ。特に政府の刊行物、法規、IR刊行物など理解度を高めるために日本語語彙のシンプル化が必須となってきた。特に法務省・財務省・税務関係書類等が出す複雑怪奇な仕組みと専門語彙の連発は国民が混乱し諦めるのを待っているかのようで一般社会で理解できない。よって、現在世界(ISO)でも法規制下の文書含め中高生でも理解できるレベルの語彙利用のシンプル化の波が来ている。実際グローバル化で日本語の回りくどい文章などが修正改善され始めており、上場企業に必須のIR文書が法規化され英文と共に提供が必須となっている)本書での参考は:言語化と会話フレーム(視点・視野・視座を意識する)
・語彙力は難しい言葉を並べることではない(聞き手に伝わらなければ意味がない)
・結論・理由・具体例・結論で話す(PREP法)
・描写・説明・提案・結論(選択)で話す(DESC法)
『頭の回転が速い人の言語化』金山拓夢
「概要」誰でも“頭の回転が速い人”になれる、言語化のコツをまとめた1冊!
「言いたいことがうまく言えない…」「とっさのとき、頭が真っ白になる…」「丁寧に説明しても伝わらない…」言葉は一生使うもの。今この瞬間から言語化に意識を向けるだけで、これからの人生が変わりはじめる!自分の想いや考えを言語化するにはコツがあります。それはそんなに難しいことではなく、日常からちょっと意識すれば、変えていけることばかりです。
自分の言葉で話せる人は、やがて人から信頼されるようになり、結果的に自分に自信が持てるようになります。
「言語化」(相手に分かりやすい形で自分の考えや意見を伝える能力)できる人は信頼される
・語彙力不足、表現力不足ガチな人
・自分の言葉に説得力を持たせることができる人
・意見を求められた時、スッと自分の考えが伝えられる人
・自分が大切に思う人を笑顔にできるような言葉をかけられる人
・自分だけの言葉で人からの信頼を得られる人
「話す』ではなく「伝える」力を鍛える(信頼と人間関係を深める)
・言語力化が上手い人は聞く人のことを意識して、伝わるように言葉を選ぶ
・難しい言葉よりも相手が理解しやすい言葉を使う
・自分自身の実体験から得たこと、考えたことから話す(相手を思う気持ち)
・言語力がある表現の場合相手がアクションを起こす
ー表現力(感情を詳細に)
・料理のコメント「よく煮込んであるからお肉が柔らかくて、酢アイスが染み込んでいて美味しい」
・日頃の「なんとなく」を観察、頭で整理して、相手のことを考える
    「当たり前のこと」から何故なのかの思考を持つ
    自分の感情に蓋をしない「感情リミッターを外す」
ー言語化と会話フレーム(視点・視野・視座を意識する)
視点・視野・視座とはその場での範囲、立場、相手の位置を思考
    視点を捉え、視野を広げ、視座を高くしてみる
・うまく伝えようとしないこと(知らないことは知らないで通す)
・相手が何を聞きたいのか(自分本位の会話はやめる)わからないことは聞く勇気を
・例え話を交えて抽象と具像で伝える(数字・ユーモアを入れ込む)
・「他人事」を「自分事」に変えてみる
・アウトプットする環境を作ること(トレーニングが必要)


「曖昧さ」の日本語には程よい習慣である『驚くべき日本語』

2025-03-06 07:36:31 | 人生を「生かす」には
@長年日本に住む作家・演出家である米国人著書で感じたことは、「日本語は他国と比較にならない深みがあり美しい表現豊かな言葉であること、それは日本独特のオノマトペや擬態語などが多くあり絶妙なニュアンスを醸し出しており、日本人として日本語に自信を持つことだ」と言う。よく言われる日本人の「曖昧さ」は言葉だけで直接対決しない日本独特の習慣(謙遜的で、礼儀正しい、遠慮深い行動から)であり、それが結果的に多くの「和」に繋がる役割もしていると意識しておくべきかもしれない。但しビジネスでの曖昧さはマイナス効果だ。
『驚くべき日本語』ロジャー・パルバース
「概要」英語・ロシア語・ポーランド語・日本語。
まったく異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、比較言語論的視点や自らの体験をもとに、世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性を説く!
日本語にはある種特有の以心伝心のコミュニケーション言語だと言う。例えば遠慮、気配り、一期一会、恩返しなど。更に日本語独特の美的言葉を創造言語だ、という。もののあわれ、詫び、さび、和、幽玄、雅、粋、だが、日本語は多国語と比べて曖昧な言語だと思わない、と言う。
また、難題な語学はロシア語とポーランド語、だたし日本語は読み書きが難しいと言う。
ー世界には約6500~7000語存在し、言葉は国のアイデンティティー(国民・国語)
ー言葉とは人間が存続していくための、そしてまた、知識の伝達にておいて、最も強力かつ効率的な道具であり、より簡単に知識を伝える工夫を考えた、とある。現代では外国語を学ぶにあたって「何を学ぶか」ではなく「如何に学ぶか」が大切だと言う。外国語を学ぶ秘訣は「頭と心を白紙状態」にする事、ともいう。
日本語は動詞の変化や磁性が極めてシンプルな構造
    ・「食べる」と言う動詞は「「食べない」「食べれない」「食べたい」「「食べにくい」
    「食べやすい」「食べたかった」「食べられた」など語尾を変化させる事
    ・「する」「するよ」「するでしょう」「するかも」など富に飛んだ表現ができる
曖昧に見える日本語の意味
    「日本人の行動はしばしばはっきりせず、わかりにくい」と言われるのは自己主張が強いのは美徳と見做されていない面があり、自分を消去することが徳とされる。社会的な行動、例えば謙遜的で、礼儀正しい、遠慮深い行動から生まれている=「和」に繋がる。但し躊躇、用心深さ、相手の目を見ないで話すこと、静かな遠慮深さなどは言語自体の本質ではなく、日本人が持っている特徴
日本語の驚くべき柔軟性を持った稀な言語
    ・「かな」を足すだけで別のニュアンスを加えられる構造
    「言い合う」「言い出す」「言い回す」「言い寄る」「言い放つ」
    ・「てにをは」で文体変化を持たせる構造
    ・「オノマトペ」「擬態語」(柔軟性と表現の豊かさ)も持たせる構造
ー美しい日本語とは
    感じ・カタカナ・ひらがな・ローマ字等での視覚的側面を持つ
    自然の音の表現が豊か(昔の詩集・歌など)、美しさ、深さを理解できる言語


「暗示」は安心感を与えることで暗示される『人は「暗示」で9割動く』

2025-02-28 07:43:42 | 人生を「生かす」には
人を信頼させ行動させるなど詐欺の手法でもあることだが、対面でその一番は「安心感を与える言葉遣い、表情と仕草」である、と言う。心理的誘導が上手いのは「暗示」させる力がある話し方である。自分を語り相手を知る会話動作に様々なテクニックがある。最初は不安、疑問を提示させ絶妙に安心感(背景の説明等)を徐々に与えて行くのである。本文で気になったのは「咄嗟に返事ができない場合、理解するより『感動』(共感)してあげるほうが相手も嬉しい」と言うテクニックだ。更に同じモノでもちょっと切り口を変えるだけで違ったイメージを持たせることだ。例として「この牛肉は、赤身が70%です」vs 「この牛肉は脂肪が30%です」
『人は「暗示」で9割動く』内藤誼人
「概要」本書はデキる人がこっそり使っている「心理誘導のルール」を豊富に紹介。会話の中でさりげなく「暗示」を使えば、「どんな人ともコミュニケーションがうまくいく」「分かってほしいことが一発で伝わる」「ますます頼られる存在になる」──こんな効果が表れます。 あらゆる場面で人に好かれる「言葉遣い」「表情」「しぐさ」も紹介しているので、人間関係が円滑になり、毎日が充実していきます。ポジティブなコミュニケーション入門書の決定版です!
基本は「言葉使い」「表情」「仕草」に注目
・安心感を与える:無意識に注目・挨拶(明るく少々起きな声で)・聞く姿勢に気をつける
    挨拶など声は多少大き決めに・元気よく・さらりと要件を伝える(印象的なキーワード)
    笑う時には口角をちょっとあげ、目尻も下げる・相槌はしないほうが良い
    話すときに口を手で覆わない・髪の毛などを触らない・腕組みしない
    会議・面会など時間を指定、終わりをハッキリ言う
・「NO」と言わなくなるには
    心の状態がワクワクしている時・褒めまくる・前向きなものの言い方を繰り返す
    繰り返しの言葉を3回は言う
    日頃の行動力で示し、信じていることを熱っぽく話す
    気配り・小さな親切・「やる気」を刺激する
・上質な会話テクニック
    成功するより失敗するほうが圧倒的に多いと言う意識を持たせる
    困難な時にこそ余裕ある態度・姿勢を見せる・「あなたもできる」を連呼
    丁寧な気持ちや謙虚な姿勢は文章にすべし・感謝
・賢く譲方歩する方法
    妥協点・折り合えるポイントを掴む・相手の価値観を見出す
    反論したい時には「質問形式」を取れ
    タイミング、時間をおいて話す、小さなお願いをしてみる「ちょっとだけ」
    咄嗟に返事ができない場合、理解するより「感動」してあげるほうが相手も嬉しい
    断られた場合はひたすら残念がる
・イメージ操作の極意
    心理学的納得・「ウン」と言わせるデーターを収集・統計調査数値で説得
    「この牛肉は、赤身が70%です」 vs  「この牛肉は脂肪が30%です」
    「この方法で行けば50分の30は成功」vs「50分の20は失敗するでしょう」
    人間の基本要求を刺激する(視聴率アップに「殺人」「美人」を入れる)


伝え方の工夫『伝え方が9割』

2025-02-26 07:37:30 | 人生を「生かす」には
注意、指示、命令などで「褒める」時代に必要な言い回し方はSNSのような短文では「伝え方」が必須になる。相手を傷つけず好感が持てる、印象深く肯定的な言い回し方、を記述している。中でも選択という枠では「最高でも~、最低でも~」とか製品・人気を言う「~が9割」など数値化した言い方は受ける側でのイメージが全く別モノになるなど本書にある「8つの法」は欠かせない時代となる。時代が好む短い文章(SNS等)だからこそ生かさなければ伝わらない文章技術は必須だ。
『伝え方が9割』佐々木圭一
「概要」なぜ伝え方で結果が変わるのでしょう?たとえば、好きな人がいるとします。でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、何と言ってデートに誘いますか?「デートしてください」こう言ってみました。「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。伝え方で結果が変わってしまう。
ー「NO 」を「YES」に変える技術
    自分の頭の中をそのまま言葉にしない
    相手の頭の中を想像する
    相手のメリットと一致するお願いを作る
「強い言葉」の作る8つの技術
    サプライズ法:あつ、おお~そうだ、びっくり、驚いた、信じられない
    ギャップ法:最高で~、最低でも~(人の上・人の下、コク・キレ、美女・野獣)
    赤裸々法:顔・思わず微笑む、喉・ゴクリと鳴、目・閉じる(自分の体の反応を言葉に)
    リピート法:慌てない慌てない、一休み一休み(言葉を繰り返して言う)
    クライマックス法:内緒に、ここだけの話、一度だけ(言葉を強調する)
    ナンバー法:数値「~9割」「300%」など入れる
    合体法:言葉を組み合わせた言い方
    頂上法:トップ、一番、イチオシ(頂上のワードを入れる)
ー「YES」に変える切り口
    「相手の嫌いなことをやめ好きなことを聞く」(好感を持たせる)
    「選択を持たせた希望を聞く」(相手の期待を持たせる)
    「限定であることを前提として」(これしかない、~君だけ)
    「チームワーク」(仲間意識)
    「感謝」(信頼関係を築く)
・「みかんを食べてほしい」を「みかんを食べると風邪引かなくなるよ」
・「展示物に触らないで」を「薬品が塗ってありますので触らないでください」
・「ご迷惑になりますのでお子様を席に」を「熱々の料理を運んでおりますのでぶつかってこぼすと火傷をしてしまう恐れがあります」
・「デザートはいかがですか」を「マンゴプリンか抹茶アイスがありますがいかがでしょうか」
・「それくらいできなくとどうするの」を「大丈夫絶対できるから」
・「飲みに行きませんか」を「~くんが来ないと盛り上がりがないから」


世間の基準、数値を気にする事なく好奇心を維持『脳を鍛える』

2025-02-24 07:35:25 | 人生を「生かす」には
文末の言葉「専門家は森を見て木を見ない、そして統計学は万能ではない」が印象に残った。情報過多で信じるべきは過去と今の自分を知ることだ、と言うこと。老化(身体的な機能が崩れだす)は誰にでもやって来る、早いか遅いか、世の平均とか基準を気にする事なく自分の体調を理解し自分なりの習慣から脳トレ、運動、食事を楽しむことが最良だと感じた
・平均寿命:男性81歳、女性87歳(男性世界5位、女性世界1位) 
・健康寿命:男性73歳、女性75歳(定義「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」男性は平均寿命から8.73年引く、女性は12.06年とある)日本での最大健康リスク要因は高血圧、喫煙、高血糖、高LDLコルステロール、肥満の順
『脳を鍛える』川島隆太
「老いることに無自覚でいると、衰えてきたことが認められずに否定的になったり、いたずらに悲観的になったりします。上手に老いるには、自分が老いること、いつかは死ぬことを受け止め、準備をする必要があると私は信じています。生物学的死が訪れる「寿命」と、健康的に自立して動ける時間が尽きる「健康寿命」には隔たりがあります。期間としては、私は65歳から73歳くらいだと思っています。
ー老化具合:
    階段をスムーズに降りられない
    他の人に抜かれて歩いている
    腹が立つ頻度が増えた
    家事の手際が悪くなった
    脳の老化:名前、忘れ物、会話で事・物・名称が思い出せない
脳は鍛えられる:記憶力、注意力、判断力、予測力、感情コントロール
    読書(早く読む)・鑑賞・ボードゲーム(脳トレ)、学習、社会活動(他の人との交流)
    朝の時間が大切、出会いを作る、目標を決めて動く、歯磨き効果(歯周病に注意)
    スマホに頼る生活に注意(集中力欠如、記憶力低下、話聞く会話不足)
    物忘れ対処:有酸素運動15分以上の歩行・自転車(筋トレ・仲間と一緒に動く)
    朝食習慣を作る(脳はブドウ糖が必須・パンより米・納豆/糖質オフはしない)
    チーズはカマンベールチーズを選ぶ(骨や歯を作るカルシュウム、リン、鉄)
    肉を食べる(腎臓の機能が正常)、魚は認知症を予防、玉ねぎ(認知機能・心筋梗塞)
    アルコール摂取量1日当たり男性60g、女性40g以内に止める(生活習慣病)
    睡眠時間はおおよそ7時間(昼寝20~30分)
ー人と繋がる習慣が人生を楽しくさせる
    人と愛、語らい、笑う機会を増やす
    夫婦での会話で「直してほしい事」「褒める」で共感が高くなり心の絆が深まる
    ペットは猫より犬が認知機能を高める(散歩、世話、会話も多くなる)
    年間100時間程度のボランティアで身体機能が高くなる
    外出、役に立つ仕事などを受ける(拡散的好奇心を持つ)
    軸になるコミュニティーを作る・見つける

まともに考えずありきたりで満足する社会『平和ボケ日本偽善者白書』

2025-02-13 07:38:40 | 人生を「生かす」には
「平和ボケ」した日本の様々な視点から評価した本書。特にマスコミ記者、TV/映画プロデューサーなど勉強不足で恥晒しだと言う、またインタビュー・食レポなどを聞いていてもありきたりの質問応答しか出来ず、TV番組などいずれのチャンネルでも真似事が多くてつまらない。更に政治家も国民の立場に立ち率先し策を発言することが稀で、その動きも遅い。中には自己主義的利権を主張するばかりで、強大な災害など緊急時に即座に対応できる発信、行動が聞こえそうにない。
『平和ボケ日本偽善者白書』加地伸行
「概要」メディアの評論はどうでもいい話ばかり!石破茂が首相に就任する前、マスコミでは反安倍の彼が大人気。ところが、首相に就任すると、正反対のことを言い始める。そんな石破をマスコミは「昔の石破に戻れ」と大バッシング!アホ・バカメディアに引きずられっぱなしの石破政権よ。(「後記」要約)マスゴミが日本の善き伝統を破壊する。マスメディアの知識は教科書レベルにも至っていない。日本に「夫婦別姓」問題は存在しない。ガチャガチャうるさい外国人など日本に入れるな!サヨクに「学」などない。専守防衛ほどカネがかかるものはない


人間関係を築くには「趣味を持つこと」『結局、人生最後に残る趣味は何か』

2025-01-24 07:41:54 | 人生を「生かす」には
@趣味を持つことは人間関係を築くとも言え、趣味と仕事が対等になれば幸いだ、とある。趣味を持った以上できれば「下手な玄人」を目指し時間管理すること、とある。人は関係を築くことで幸せを感じ、共有関係ができればなおさらだ。趣味を持つことの極意は「やらなくてもいいことを止める」人生で残された時間を無駄にさせないことに尽きるのではないだろうか。気になった言葉:旅に出ても「そこに何かがあることを見つけ出すこと」
『結局、人生最後に残る趣味は何か』林望
「概要」趣味は何ですか?」と聞かれて、堂々と答えられる趣味がありますか? もしかすると「今は忙しいけれど、(将来)時間ができたらやりたい趣味がある」、という方も多いのではないでしょうか? このように何となく「趣味」というのは、時間やお金にじゅうぶんに余裕がないとなかなか真剣に取り組めないもの…と思われがちですが、本書ではまったく逆の提案をします。著者は一貫して、「寸暇を惜しんで趣味の時間を確保し、徹底的に究める」ことを勧めます。「趣味は本気で取り組むからこそ楽しくなり、思いがけない自己実現にもつながる」という、著者の趣味にかけるただならぬ情熱と熱意は、「趣味=ひまつぶし」という誤解を解き、「趣味」の概念を根底からくつがえします。
人生に趣味を持つ 「人間関係を作る事にある」
    趣味と仕事を対等に持ち続けること(趣味が仕事に、仕事の延長が趣味に繋がる)
    自己実現につながる、できれば「下手な玄人」を目指す
    旅でも「そこに何があるのか見つけ出す」ことが肝心
ー趣味を持つ意義
    タイムマネージメント(できる時間を確保し続ける)
    登蓮法師「知りたい事があったら余事を投げ打ってでも即座に知る努力をした方が良い」
    過去の経験からのヒントで始める(自分の適性を知る)
    うまくいかない趣味は続けない(真似ることから始め独自性を作る)
    「鑑賞型」より「実践型」(より本格的な楽しみを味わえる)
    下手でも「人前で披露すること」で上達し学びが無駄にならない
    世阿弥「稽古は強かれ、情識はなかれ」(諦めず、慢心せず地道な努力を繰り返す)
    「やらなくてもいいことを止める」(惰性の時間の浪費は元凶)
    芸術も料理も「人を喜ばせたい」気持ちが上達のコツ


言葉の言い回し方で好感度アップ『

2025-01-17 07:32:09 | 人生を「生かす」には
人間関係は「言葉・表現」が重要だ。その言葉を間違って使っていては台無しとなる。好感度アップを図るための工夫、「相槌のはひふへほ」「褒め言葉のさしすせそ」「敬語・謙譲語」など特に目上の人、上司には気をつけたいものだ。特に報告などは端的に結論から始め、未解決なものは「経過」報告も重要だ。表現では「仕事が遅い」ではなく「仕事が丁寧」、「無鉄砲」は「行動力がある」、「だらしがない」は「おおらか」、「おしゃべり」は「会話が楽しい」など相手を見て使うことだ。
『最初の15秒で打ち解ける大人の話し方』矢野香
「概要」相手に心を開いてもらうには“最初の15秒”が肝心。「他者からの評価を上げる専門家」が、心理学の知見を踏まえ好印象を与えるスキルを徹底解説。
ー会話
    距離感を保ち関係性を意識する(敵か味方か・共感できる人かどうか・敬語の使い方)
    目的を明確に伝える、前置きなしでストレートに    
    最初の15秒で結論を言う、残りの45秒で詳細、1分程度後の質疑応答する
    質問はなるべく具体的に、相手がYESもしくはNOで答えられる程度
    「でも」ではなく「お言葉ですが」に変える、「ずっと」を使うと熱意になる
    数字や固有名詞を入れて話す(具体的に示す)
    失敗した時にはすかさず「何をすべきかを聞く」
    報告・結果の他に結果が出ない時には経過を忘れず話す
    強調したい時には「7秒の間」を置く
    タブーな返事の言葉「了解」「なるほど」「参考になりました」
        承知しました・理解しました・勉強になります・是非そうさせて頂きます
ー好感度アップ(嬉しさを表すアクション)
    眉毛を上げる・笑顔を見せる・視線を合わせる・距離を近づける・接触する
    無表情では気持ちが伝わらない
    お礼をする時には人前で
ー「相槌は」は「はひふへほ」、「さしすせそ」は褒めるで使う、頷きは一回で
        さ:さすがですね・最高ですね
        し:知らなかった・信じられない
        す:すごい・素敵・素晴らしい
        せ:センスがいいですね・成功だね・成長しているね
        そ:そうだね・そうなんですね・それは嬉しい
ー尊敬語・謙譲語
    する:なさる・される、させていただく
    言う:おっしゃる・言われる、申し上げる
    行く:いらっしゃる・おいでになる、伺う
    来る:いらっしゃる・見える、参る
    知る:お知りになる、存じる・承知する
    食べる:召し上がる・お上がりになる、頂く・頂戴する
言葉の表現(言い換え方)
    「です」「ます」など名詞にはつかない、「納得しました」「感動しました」
    「仕事が遅い」ではなく「仕事が丁寧」
    「無鉄砲」は「行動力がある」
    「だらしがない」は「おおらか」
    「おしゃべり」は「会話が楽しい」
    人のモノマネで上達する「行動」「学習」「指導」


大人が教える「名作」の意味『人生の道しるべ』

2025-01-08 07:41:50 | 人生を「生かす」には
当時若き作家の吉本ばななと往年作家の宮田輝の雑談書。中でも気になったのが「若い人が『名作に出会っていない』ことで精神的に大人になっていない」と言う。読書が減りネット情報が主の世界に大人になる為の精神的な感情などが欠けていると言う。子供の時に出会う著名な本は必ずや何かの時の礎になり心の支えにもなるはずだ、と言う。それには大人が教えてこそ出会いがあると思う。(その大人に名作との出会いがなければ、話が始まらない)
『人生の道しるべ』宮本輝
「概要」「幸せ」を見つける、知恵の対話。創作、家族と結婚、健康、死生観……
小説が問いかける「幸せ」のかたちとは。ふたりの作家の思索が詰まった珠玉の対話集。
世代も作風も異なるふたりの作家の共通点は、人間の「生」を力強く肯定する作品を書き続けていること。「ぼくは、小説の世界では、心根のきれいな人々を書きたい」(宮本輝)。「読んだ人に『自分と同じだ』と感じてもらえたら、ちょっとした治癒が起きるんじゃないか」(吉本ばなな)。創作の作法、家族、健康、死生観……。小説が問いかける「幸せ」のかたちとは? 知恵と思索が詰まった珠玉の対話集。
ー作家は他人の違った見えないものが見え、感じ、描くことができる職人。テーマは風景から人間から、動物からと様々。だが「物」を見る目が違う。優れた人は「物」の価値を理解するが、そうで無い人は粗末にするようになる。
ー宮本輝の3冊の愛読書「赤毛のアン」島崎藤村の「夜明けの前」と西行の歌集。「赤毛のアン」は心が幸せになる、と言う。
ー吉本ばななはカルロス・カスタネダの「ドン・ファンシリーズ」自分が旅した気持ちになる
ー人間関係で「子育て」では意識的に距離を持つように心がける、夫婦の間では必ず「お礼」を言うこと。相性が合わないのは破綻と同じ、別れた方が良い。
子供の質問「人間は何の為に生まれてきたのか」それは「自分と縁する人たちに歓びや幸福をもたらす為」と言う。
ー「死生観」「輪廻転生」生まれ変わるを考える
利休の言葉「当たり前のことがいつでもどこでもできるならば、あなたの弟子になります」
ー若い人が「名作に出会っていない」ことで精神的に大人になっていない
ー「好不調は常に繰り返す。浮き沈みはつきものだが、自分のやるべきことを放棄しなければ、思いよらなかった大きな褒美が突然やってくる」


共通する長生きの秘訣とは調査結果

2025-01-06 12:02:48 | 人生を「生かす」には
『生物学者が解説 100歳以上生きる人の「奇妙」な習慣、健康法と共通点』Forbes記事。それによると適度なルーティン運動と健康食(野菜中心)、睡眠とある。だが、後半にはタバコも、お酒もやっている人でも長生きしているという。果たして「長生き」は良いのか迷惑かけていないのか疑問が残る。
・食事
ブルーゾーンの人々は、主に植物由来の食品を摂取する。とりわけ野菜、豆類、全粒穀物、ナッツ類をよく食べる。肉は控えめに、食事の一部として少量摂取する。食品の加工は最小限にして、多くの場合、その土地でとれたものを食べる。
・定期的な運動
ウォーキング、ガーデニング、その他の座らないでする作業など、毎日の生活で自然に体を動かすことが重要だ。運動は通常、何らかの形式に沿ったものではなく、日常のルーティンに組み込まれている。
・強い社会的つながり
家族や地域社会の結びつきが重視され、人々は、互いに精神面や生活面で支え合う社会的なネットワークに積極的に参加している。
・目的意識
日本では「生きがい」、コスタリカでは「プラン・デ・ビーダ(人生の目標)」と呼ばれる。毎日目覚める理由をもつことは、精神および情緒面の健康に寄与する。
・ストレスの軽減
ブルーゾーンの人々は、祈りや昼寝、愛する人たちと過ごすことなど、ストレスを軽減する日課を取り入れている。
・信仰や精神的実践
多くのセンテナリアンは、信仰に基づくコミュニティに属している。帰属意識が得られ、日常的に信仰を実践することで、ストレスが軽減される。
・環境
これらの地域には、運動や社会的交流を促す環境がある。自然に触れる機会があり、公害や高い犯罪率といった有害な影響にさらされる機会が少ないことは、ウェルビーイングに寄与する。


https://forbesjapan.com/articles/detail/76224?

人生の選択と判断「思い込みを捨てる」『人生に、上下も勝ち負けもありません』

2024-12-25 08:08:04 | 人生を「生かす」には
人生の選択と判断とは人それぞれの「感じ方次第」の時代だと言う。だから「ジャッジ・フリー」(決め込んでしまう、思い込みを止める)を持ち生きることが精神的にも良い、と言う。「こうでなくてはダメ」あるいは「自分で勝手に優劣をつけてしまう」と言う思考ではストレスが溜まる世の中だ、だから柔軟思考であることが大切だ。特に「知らないことを」知らないと言えること、そうして人の話を聞くことが大事だと思う時代なのだ。だから思い込んだ自分だけのこだわりを捨て、「そう言う事もある」と見識を広げる意識が大事だ思う。
『人生に、上下も勝ち負けもありません』野村総一郎
45年間で10万人を診た精神科医が教える「老子」の言葉。「お金がある」「顔がいい」「肩書きがある」といった「上下」「強弱」で物事を見る、つまりジャッジすることをやめる。それを「ジャッジフリー」の思考といいます。
ー「ジャッジフリー」(決め込んでしまう・思い込みを止める)の思想を持つこと
・他人と比較してしまう    
    本当に強いのは自分の弱さに勝つこと
    知らないのに知ったかぶりはよくない、知らないことを「知らない」と言えること
・つい頑張りすぎてしまう
    努力を続けている人こそ目的を達成出来る
    何かを成し遂げるには曲がりくねった見方もいい
    自然に、無理をせず、自分に与えられた道を歩む
    先を譲るという気持ち、自然体
・自分が嫌になる時
    功績のために善行を積もうとする人は偽物である
    所詮、物事は相対的
    怒ってどれほどのメリットがあるのか、上手く行ったことはあったか
・思い通りに行かない時
    弱さが最強の武器にもなる、水のように柔弱であること
    足りないくらいがちょうどいいと思う
    自然のまま、自然の成すがまま
西洋は合理的で父性的、東洋は母性的で「なんとかなるさ」の思想
悩む4つの心理的傾向
    劣等意識(自分は弱い)
    被害者意識(自分は損をしている)
    完璧主義(自分は完璧であるべきが難しい)
    執着主義(自分のペースにこだわる)