銭湯OL日誌~銭湯ガイドマイスターへの道~

お風呂。特に銭湯が好きです。現在「銭湯検定3級」を持ち、次回の2級に向けて勉強中。【関連】銭湯OL、銭湯、銭湯検定、

【東京銭湯】三ノ輪 改栄湯

2014-12-06 13:26:40 | 銭湯レポート
~ポジティブになれる銭湯~

~私事ですが
銭湯olやすこは術後の無事銭湯復活をし、
むしろリハビリに銭湯を活用するようになりました!
皆様ご心配おかけしました。
ということで復活後の銭湯日記が
またまた始まります~


最近膝の調子がイマイチなせいか、
前より出不精になった気がする。
前よりも寡黙になった気がする。
腹のどこかに、
まだ痛いなとか
転びたくないなが眠ってる。

そう、
それは銭湯ライフにも影響していて、
黙々と銭湯を楽しむことが増え、
昨年よりも番台さんと語らうことが
なんとなく減った。

が、その日から
少しだけ終わった気がしてる。
改栄湯の番台のお父さんに、終わらせてもらった。

と、冒頭からいきなりだが、
改栄湯さんは人柄銭湯だ。


~熱熱~
改栄湯は熱湯だ。
目盛は50度。
だから体がちゃんと芯からあたたまる。

でも皆が涼しい顔して入っている訳じゃなくて。
隣の奥様が「あちちち!」と笑顔。
挨拶代わりみたいなものだ笑。
皆、熱い熱いと言うけど、
本当はこの熱さが好きなんだ。

そして熱湯の常連様は大きく二つある気がしていて、
一つは熱がる人を鼻で笑う常連様
もう一つは慣れてても一緒に熱がってくれる常連様。
どちらも良いが、
やっぱり後者は少なくて
ちなみに改栄湯の常連様は後者ばかりだった。
お客様も人柄だ。


~改めて栄える湯~
壁画は朝焼けに向かう鶴。
稲荷町の鶴の湯に創りが似ている、
なんとなく同じ人がデザインした印象。

でもそんな冷静な分析は後回しで良くて、朝焼けと鶴の迫力はすごい。

主役に見えるのは左端にいる飛び立つ鶴。
右端の鶴が皆を先導する鶴か。
多分、主役の師匠かな。

朝焼けに照らされる大地には桜。
モクモクと咲き誇っている。
タイルの桜だけど、花のやわらかさを感じられるのは、タイルが花崗岩みたいな石でできているからかな?
すごく希望が湧く壁画。
そう言えば、富士山は人によって捉え方が様々で縁起ものだけど、
鶴は間違いなく希望の絵だ。


~番台からのエール~
こちらの番台の叔父様は実家は富山らしい。富山出身の番台様は多いと言いますもんね。

私の北海道の実家も
先祖は富山で、
開拓使として北海道に行き、
遠い親戚は銭湯を経営しているのです。
そんなご縁もあり、話は弾む。

そして言われたこと・・
「10年東京いたなら、大丈夫。
10年いたなら、もうちょっと頑張って、夢追いかけてな!」
私は上京したこと以上は
語っていないのに、
なにもかも見透かした様なお父様。

なんなんだろう、すごいなこの洞察力は。。身震いさえした。
お父様自身の身の上話も聞いた。
その間、久しぶりにみた瓶入りの「ハイシー」を頂きながら。
ほらなぁ、小さい頃飲んだのが懐かしいんでしょう?と笑いながら蓋を開けてもらう。
そう、いつもジンギスカンと一緒に。本当にいろいろドンピシャすぎて笑えてしまった。

そんな中、雨なのに、お客さんが絶えずに来る。
そのお客さんに、それぞれの言葉をかけるお父様。
お父様にしてみれば、決して私が上京者だからとかの理由はなくて。この番台から いろんな方をいろんなカタチで励ましてくれてるのだ。いつも。誰にも。
本当に素敵だ。

そんな思い出をカタチにしたくて、
お守りを買う様にシャンプーとリンスを購入。
湯上りの私が購入することに、お父様は怪訝な顔してたが ゲットした。


そんな番台のエネルギーを胸にして、
今日もがんばろう。
で、こここそリピートしよう。


*ケロリン桶あり
*座式ドライヤーあり
*ボディーソープとリンスインシャンプーあり
*牛乳あり、ハイシーあり。


やすこ。