川柳を詠む方法の一つに、二物衝撃という方法がある。
ある以上決して、それを使って悪いわけはない。
そして、この手法は取り合わせの妙として使われているという。
すなわち、あまり関係のないようなものを句の中に詠み込むのである。
だから、川柳の本には、「二物衝撃の句は、理性で理解するのではなく、感性で味わう句です。」と書いてある。
私などは、感性がないから、このような句はほとんど理解不能である。
ところが、川柳のベテランになるほど、この手法を乱用したくなるようだ。
私が、川柳を始めた頃に、まったく理解できなかったのもこのような句である。
そのため、サラリーマン川柳の解りやすさに比べて、なんと同人の詠んだ句に解りにくい句があることか。
本当にこれで良いのかといいたいところである。
*二物衝撃と言われてもわからない人のために、例句を示しておく。
車座で読むアンネの日記 ビートルズ