川柳を長年詠んでいる人になると、難解な句が多くなってくる。
それは、できるだけ、他人の句とは違う句を詠もうとするあまりのことと思われる。
私が投稿している柳誌でも、ある賞の選者の評に、「作品全体の印象としては、…主張の心象化の修辞技巧の重厚化を感じる半面、句の難解性が増しているのを感じ…」と批評している。
先にも、難解な句を、「女流川柳事典」から、紹介したばかりである。
それに比べて、川柳マガジン3月号に出ている、今田久帆氏の句は、分かりやすい。
川柳歴20年以上のベテランであるけれど、川柳講座を開講されているということもあり、分かりやすい句を詠んでおられるようだ。
そのいくつかを、紹介してみたい。
線引きの場所で分かれた幸不幸
逆転のゴールを生んだ友のパス
挑戦をする少年の輝く目
年取ってからも親からくる小言
子供よりおろおろしてる反抗期
難解な句が、柳誌などでいつも選ばれれば、当然次第にむつかしい句を詠みだしてしまうという意味からすれば、選者にも一半の責任はあるように思われる。
それは、できるだけ、他人の句とは違う句を詠もうとするあまりのことと思われる。
私が投稿している柳誌でも、ある賞の選者の評に、「作品全体の印象としては、…主張の心象化の修辞技巧の重厚化を感じる半面、句の難解性が増しているのを感じ…」と批評している。
先にも、難解な句を、「女流川柳事典」から、紹介したばかりである。
それに比べて、川柳マガジン3月号に出ている、今田久帆氏の句は、分かりやすい。
川柳歴20年以上のベテランであるけれど、川柳講座を開講されているということもあり、分かりやすい句を詠んでおられるようだ。
そのいくつかを、紹介してみたい。
線引きの場所で分かれた幸不幸
逆転のゴールを生んだ友のパス
挑戦をする少年の輝く目
年取ってからも親からくる小言
子供よりおろおろしてる反抗期
難解な句が、柳誌などでいつも選ばれれば、当然次第にむつかしい句を詠みだしてしまうという意味からすれば、選者にも一半の責任はあるように思われる。