美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「誹風柳多留」

2024-03-22 08:06:09 | 解説
やみにあやあって娘の門トすゝみ
「古今和歌集」に「春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えぬ香やはかくるる」は梅の香のたおやかさである。この句は若い娘の湯上り後の夕涼みであろうか。ほんのりした香りがあやかにただよう。街頭や門灯の普及した現在にこの風情は望むべくもない。

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