美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「誹風柳多留」

2024-08-26 07:20:57 | 解説
四つ手駕淋しくかける定直段
遊所へ向かう町駕籠は、決まった料金のほかにチップをはずむ。そうなると担ぐ方にも気合いが入り、掛け声も大きく足も速くなる。この句の駕籠はそんな浮かれたものではなく、必要に迫られた用向きであるらしい。駕籠賃も決まった額しか払わない。したがって掛け声も淋しくなる。しかし考えてみれば、用向きで出かけた駕籠がやたらに元気がいいと、乗ってる方も落ち着かないし、迎える方も怪訝に思うだろう。
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「川柳歳亊記

2024-08-26 07:19:09 | 川柳マガジン

黄泉に向かう駱駝の荷がずれる
原発という荷が重い選挙戦
お荷物は全部捨てます1行詩

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