美和山吹の川柳ブログ***「川柳歳時記」「川柳画」など。***

このブログを始めてから、11年がたちました。
「川柳歳事記」は、良い川柳を読む機会のない人のため載せています。

「誹風柳多留」

2024-10-07 07:14:27 | 解説
はらさんざぶらざぶらされるけちなばん
これも吉原の句である。「はらさんざ」は漢字で書くと腹散散で、思う存分というほどの意味になる。相手の花魁があちこちの客にお呼びがかかり、一人の客に落ち着いて相手をしていられない状態である。これを廻しと言い、人気の花魁にはよくあることである。客のほうは「腹散々ぶらぶらされるけちな晩」となる所以である。一晩中ぶらぶらと落ち着かない。一夜になってしまったのだ。
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「川柳歳亊記

2024-10-07 07:13:09 | 川柳マガジン
退
団塊が去るオートメーションのよに
引き際が光る上司のしなやかさ
一進一退大人の恋のテクニック

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