花娵のついへをいとふにくらしさ
花嫁と奉っているからまだ新婚であろう。「ついへ」は無駄遣いである。新婚といえども姑の目は厳しい。「いとふ」は厭うで、姑の経済観念というよりも、あら捜しから出たことばである。嫁と姑の定番ではあるが、作者の側に立っても曲の無い句ではある。
花嫁と奉っているからまだ新婚であろう。「ついへ」は無駄遣いである。新婚といえども姑の目は厳しい。「いとふ」は厭うで、姑の経済観念というよりも、あら捜しから出たことばである。嫁と姑の定番ではあるが、作者の側に立っても曲の無い句ではある。