つれづれ日記

~認知症に備えて~
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水戸学受講:近世水戸の教育施設-第2回「彰考館について」

2008-09-21 14:37:50 | 学習・講座受講

2008921_001  本日10:00~11:30(12時なのに、今日はなぜか30分早かった)の間、常磐神社社務所(旧婦人会館)で行われた。これは、近世水戸の教育施設として、世界遺産へ登録しようとの動きに呼応して催されるものである。本日の演題の講師は、水戸史学会副会長安見隆雄氏であった。

 光圀(義公)が大日本史(本朝の史記)を著そうとしたいきさつ、彰考館(史局)の変遷などが勉強になった。特に、大日本史編纂が、250年間の長きに亘り続けられた理由が、元禄3年(1690)10月14日義公が綱條(粛公)に藩主の座を譲るとき言った言葉にあることを教えて貰って理解できた。すなわち、その言は、

「我れ今日に至りて志願(兄をおいて藩主になったことに心を痛め、兄の子=綱條に後を譲ること)畢る。復た何をか言はん。惟史館の修撰、壮年より創むる所。而して猶ほ未だ成を告げず。是を憾むべしと為すのみ。夫れ孝は父の志を継ぐより大なるはなし。君善く諸を思へ

2008921_006  終わった後、久しぶりに偕楽園を少し散策した。はぎまつりは終わった後だったが、残り花が少し残っており、それや吐玉泉などを見ながら駐車場に戻った。