乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

会鎮の味噌ムルフェ(長興郡)

2018-07-03 | 韓国
(前回のつづきです。)
 全羅南道海南郡の海南総合バスターミナル→長興郡の長興市外バスターミナル→同郡内の会鎮市外バスターミナルと2つの市外バスを乗り継いで会鎮という港町に行きました。こじんまりとしたターミナル内には平床が目立ち韓国らしさを感じさせます。


 バスターミナルから港は近く、ターミナルそばの丘に作られている展望台に登るとそう大きくない町と港の展望がひらけました。


 港に行くと漁船が戻った時に開かれるとおぼしき市場やモーテル、釣り道具屋などが目につきます。


 さて会鎮での目的はムルフェ、汁を掛けた刺身料理です。ムルフェは例えば浦項など各地に様々な味付けのものがありますが、会鎮付近ではテンジャンムルフェ、つまり味噌味のムルフェが名物になっています。元々は漁師や家庭の味だったものが刺身店でも出されるようになったそうです。店で出すようになった元祖だという「ウリフェッチプ」にまず行ってみたところちょうどテンジャンムルフェに使うヨルムキムチ(若い大根の葉のキムチ)を作っているところでした。残念なことにこのヨルムキムチが漬かるまではヨルムキムチの在庫を切らしているのでムルフェを作れないとのことです。


 町から港にかけては店先にテンジャンムルフェという字が見える刺身店が他にいくつもあります。適当に入ってみた1軒目の店では1人分の少量では注文できず30000ウォン分からとのことで心配になってきましたが、2軒目に入った「テリムフェッチプ」で15000ウォン分にできると言われホッとしました。ちなみに断られた1軒目とこの店のメニューを見たところテンジャンムルフェの価格は同じで大50000ウォン・中40000ウォン・小30000ウォンとあり、基本的には大きい単位で注文して複数人で食べるもののようです。また最初に見たウリフェッチプのメニューは1人分10000ウォンという書き方でした。
 ともあれ席に着いて壁を見上げるとKBSやMBCのテレビ番組に出たというパネルが貼られています。


 最初に出て来たジャガイモの皮を剥いて食べながらしばし待つとおかずとお目当てのテンジャンムルフェが出て来ました。この日の刺身はアイナメで、シャキシャキしたヨルムキムチと味噌味の冷たい汁との相性がなかなかよく暑い日に食べるにはもってこいという感じです。


(こちらに続きます。)


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