乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

オデッサの空港と駅

2017-10-02 | ウクライナ
 先月オデッサ空港を入口にウクライナに行ってきました。オデッサ空港はオデッサの街の中心からそう遠くなく、空港にありがちな高い公共交通ではなく一般路線のトロリーバスやマルシュルトカ(ミニバス)で安く移動でき便利です。今年開業したばかりの新しいターミナルを出ると右手に旧ターミナルがあり、その前にトロリーバスやマルシュルトカの乗り場がありました。トロリーバス(14番)に乗ると車掌さんが切符(3フリブニャ均一)を売りに回りお釣りを出してもらえるのであまり神経質に小銭を用意せずに済みこれも便利な点です。


 35分ほどでオデッサ駅近くに着きました。駅舎を見に行くと大変立派なうえ掃除がよく行き届きごくキレイです。


 駅舎の先の行き止まりの櫛形ホームに出るとモスクワやキエフなどからの長距離列車、地域輸送を担う釣り掛け電車(エレクトリーチカ)が停まっています。長距離列車の出札口は駅舎内、電車の出札口はホームに面した駅舎の外側です。


 駅のそばにある路面電車の停留所脇にはありがちなアイラブオデッサが私のみならずヨソモノを集めていました。


 近くには中長距離バスのターミナルもあります。さらに大きい市場が広がっているので適当に見物して歩くと結構くたびれました。


 お腹も空き休憩がてら市場内の軽食堂に入って白いボルシチを食べたらちょっとホッとします。


 落ち着いたところで駅からちょっとだけ電車に乗ってみることにしました。降りたのは15分で着くOdesa Zastava 1です。


 駅前はがらんとしていて特に見物するようなものも見当たりませんでした。緑の多い住宅の中を歩いてバス通りに出ます。


 バス通りに出るとどんどんマルシュルトカがやって来るのですぐ街中に戻れました。マルシュルトカはワンマンで運賃は適当なときに運転士さんに手渡しするのですが、後扉のある車両の後扉で乗降する場合走行中前方の乗客に運賃を渡し、渡された人はまた前の人に、とリレーで運賃を運転席まで送り届け、お釣りもまたリレーで戻すという方式です。また複数人数分の場合その旨も伝言ゲームのようにリレーされます。同じ方式はトルコのミニバス(ドルムシュ)でも見たことがあるので初めてではなかったのですがこういう助けあいのシステムというのは見ていてなんだか気持ちがいいものです。


 という具合に適当にウロウロしてみたら公共交通がよく発達している様子がうかがえうれしくなりました。
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