乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

長興三合

2018-07-04 | 韓国
(前回のつづきです。)
 会鎮でムルフェを食べたあと市外バスで長興市外バスターミナルへと戻り、長興の名所「土曜市場」に行くことにしました。土曜市場は耽津江を挟んだターミナルの対岸なので橋を渡って行きます。


 韓国の地方の市場は常設の市場でも5日おきに定期市の日があってより賑わうということがありますが、この土曜市場も常設の市場があるところで観光客向けに土曜日を定期市の日としているそうです。なので土曜日でなくとも店は開いています。


 この市場、というか長興でのめあては「長興三合」という料理です。三合(サマプ)は3つのモノを合わせて食べるという意味でその名のつく料理は韓国に色々あります。代表的なものは発酵エイ・豚肉・キムチを一緒に食べるものですが、長興三合は長興の特産物牛肉・タイラギ・シイタケを焼いて一緒に食べるというものです。
 土曜市場には長興三合が食べられる食堂がいくつもありそのひとつで様子を聞いてみたところ、牛肉は周囲の肉屋で買って店に持ち込み、食堂で調理費・席料とタイラギ・シイタケ代を払って食べるというシステムでした。必要な金額は調理費・席料が7000w、タイラギ代10000w、シイタケ代5000wとのことで、続けて肉屋に行って聞くと三合に向いているのはトゥンシム(ロース)で値段は100g7000~8000ウォンくらい、1人200g以上はあった方がいい、というので合計はざっと36000~38000ウォンからと結構な金額になります。


 とりあえず即決はせず耽津江を渡ってターミナル側にとって返し、今度は長興三合の老舗というチュイラクという店の様子を見に行きました。ここはメニューは長興三合と飲料のみという専門店も専門店で、全部込み(牛肉は200g)の値段が1人分22000ウォン、ただし注文は2人分からです。さてどうしようかと考え、2人前44000ウォンでも牛肉の量を考えると土曜市場よりここの方がトクかもしれない、とややさもしい計算が浮かびここにすることにしました。


 浅めの石鍋で3種を焼き一緒に葉っぱで巻いて頬張ればまずかろうはずがなく2人分でもそう無理なく片付けられます。ただそのあと鍋にスープをそそぎ野菜やタイラギのヒモを入れて煮立てた鍋でご飯を食べるシメが続くのでこうなるとさすがにお腹が苦しくなりました。


(こちらにつづきます。)

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