乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

バチカンの中国大使館

2012-05-29 | イタリア
 前回からローマの話が続きますが、今回はバチカン周辺です。
 以前バスで行ったことがあるサン・ピエトロ大聖堂に今度はスクーターで行ったので停めるところがあるか心配でしたが近くにちゃんと駐輪場があって助かりました。


 この駐輪場のあるサン・ピエトロ大聖堂前にのびる大通り(Via della Conciliazione)沿いには国旗がいくつか見えます。これらは各国の駐ローマ教皇庁大使館で、狭いバチカン市国内に置けないため国境外の近所にあるというものです。


 翻る国旗の中に青天白日満地紅の中華民国旗が目立っていました。イタリアや日本を含め中華人民共和国すなわち大陸側と国交がある国が圧倒的に多数ですから「中華民国の大使館」というのはなかなかの希少価値があります。


 表札に(TAIWAN)とあるのは「うちこそ正中華!」な時代から考えると何だか弱気に見えたりもしますが、この辺も「本土化」と関係があったりするのでしょうか。


 おまけということでバチカン美術館内にあった古そうな地球儀の台湾です。



 バチカン見物のあとでせっかくスクーターで来たのだしとなんとなくバチカンの外周を一回りしてみたところ基本的に城壁が続くばかりでそうスゴイ風景が見られるというわけでもなかったのですが、あっという間の一周でとりあえず狭さは実感できました。



 この橋はバチカン駅につながるバチカン鉄道のものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ローマで乗りスクーター

2012-05-28 | イタリア
 先日イタリアに行ってきたので何回か引っ張ります。今回の旅行は同行者がいて観光が主目的、行先はローマやフィレンツェというスケジュールでした。となると乗り鉄・乗りバスに精を出すというわけにいきません。
 そこで思い出したのがスクーターに二人乗りするシーンが印象的な映画「ローマの休日」です。以前「乗りバス」したときずいぶんとバイクを見かけたし乗りやすいっぽいなあ、なんか面白そうだし、ということで国際免許証を持って行ってローマでスクーターを借りることにしました。幸いそれこそ「ローマの休日」のおかげかレンタバイク店はテルミニ駅周辺などにいくつもあります。乗ってみると狭い街中でも路上に駐輪スペースが数多く設置されていて大変便利でした。問題点は一方通行の多さで、旧市街らしい直交していない道路状況とあわさると街全体がさながら立体迷路のようです。何度も同じところをぐるぐる回ってしまいなかなか目的地にたどり着けないこともありました。それはそれで楽しくはありましたが。

 口に手を突っ込むシーンでおなじみ「真実の口」のすぐ近くにあった駐輪スペースです。こんなスペースがあちこちにあります。

 スクーターのおかげであまり歩かずに済み楽でしたが、さすが一大観光地ローマだけありどこも長い行列でこれはちょっと疲れました。

 しばらく並んで真実の口に到着しました。

 ウソです。これは高松市の女木島(鬼ヶ島)洞窟にあった「真実の『岩』」でした。我々のつまらない顔が映った画像しかないのでこれで代用しときます。

 街中を巡るのはもちろん郊外にも楽に足を延ばせます。画像はアッピア街道の旧道です。古道ながら一方通行の標識があるくらいでクルマやバイクも通行可できます。ただ拡張されていない箇所は昔ながらの敷石(画像中央部の大きい石)だけがぼこぼこと並び凹凸が激しく二人乗りではまともに走れませんでした。一人乗りでもちょっとつらそうです。


 という具合で小回りがきき駐輪にも困らずの「乗りスクーター」はなかなか楽しいものでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼ヶ島のモアイ

2012-05-05 | 香川県
(前回の続きです。)
 鬼ヶ島観光自動車に乗って着いた洞窟バス停から洞窟までは少しだけ坂道を上がります。


 途中の公衆便所に金棒が置かれているのはシャレがきいてますね。


 洞窟に到着し入場料を払って入ります。


 見物方法は係員の方にくっついて解説を聞きながらのツアー仕立てになっていました。あちこちに鬼の像や説明板が設置されています。


 洞窟は入口と出口が別の一方通行になっていました。


 出口を振り返ると真上に柱状節理がありこれも見どころです。


 洞窟の「ツアー」が終わるとちょうど桟橋に下るバスの発車時刻という手際の良さで他のお客さんはみんなすぐにバスに向かってしまいましたが、こちらは復路のバス代をケチった、というわけではなくせっかくなので洞窟の上にある鷲ヶ峰展望台を見物してから下ることにしました。


 展望台からは瀬戸内海がよく見渡せ爽快です。



 こんどは海を近くで見ようと桟橋に近い海水浴場まで下りたら海水が透明できれいなのでびっくりしました。高松の街から近い島だというのに大したものですね。


 最後に海水浴場と桟橋の間にあるモアイを見物しました。ここのモアイはもちろんレプリカではあるものの、本物のモアイを重機で起こす作業を研究するために作られたもので本物と同じ凝灰岩製なのだそうです。


 という具合に手軽さにつられて足を向けた女木島はとても気持ちよく、高松市内にこういうきれいなところがあったのかと感心しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女木島の鬼ヶ島観光自動車

2012-05-04 | 香川県
 JR高松駅・ことでん高松築港駅にほど近い高松港の北に女木島という島が浮かんでいます。(女木島も高松市内)高松港から渡船で20分ほどと手軽で島内には路線バスも走っているというのでことでん乗り鉄とあわせちょっと見物に行きました。

 まず高松港で乗るのは女木島を通り男木島まで行く雌雄島海運です。乗船券売り場は待合所内にはなく建物の外側にくっついているのでちょっとわかりにくいかもしれません。


 切符を買って船を見ると「女木(鬼ヶ島)」と書いてあります。


 桃太郎の話に出てくる鬼ヶ島は女木島であろう、という想定を観光資源としているからですが、船自体は例えば桃太郎の乗った船を模してある、というようなことはなく普通のよくある渡船という感じです。


 女木島に着いて船を降りとすぐに「おにの館」という建物がありました。島に関係する展示館や食堂、待合所、バスの切符売り場が入っています。


 女木島の路線バスはその名も「鬼ヶ島観光自動車」です。おにの館と観光名所になっている洞窟を結ぶ1路線のみを運行しています。高松港からの渡船に合わせたダイヤになっているため「バスに乗るの?すぐ出るよ。」と声が聞こえ急いで切符売り場に向かい、帰路は徒歩にするため片道2人分と言ったら出てきたのは画像のように「往」・「復」それぞれ1枚ずつでした。往復/片道共用のようです。

 券面に従うと「鬼ヶ島桟橋」と「洞窟」が正式な停留所名なのでしょうか。この路線の役割はほぼ洞窟の送迎バスに特化されていて、途中の停留所はなく桟橋と洞窟の2点間輸送に徹しているようです。ただ乗車券に途中下車無効の旨記載があるので逆に考えるとひょっとしてどこかで下車することも可能なのかもしれませんけれども。


 走り出すと集落に畑に山道とずっと狭い道が続くので観光路線とは言えなかなか楽しめました。(画像は徒歩の帰路に見たものです。)




 のんびりと10分弱狭い山道を登ったら狭い駐車場にある終点の洞窟停留所に到着です。




 ここから洞窟の見物に向かいました。
(次回に続きます。)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする