乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

忘れていた相鉄特急初乗り

2016-04-20 | 神奈川県
 新車投入や高架・地下化など新しくなるとがっかりすることが多い基本的に後ろ向きな乗り鉄やってますが新しい動きがうれしいときもあります。その代表が停車駅の少ない特別料金不要の優等列車が新設されることで、一昨年は相鉄の特急、昨年は横浜市営地下鉄の快速、今年は東武野田線の急行と大喜びしながら乗りに行ったものです。

 さて先日その東武野田線の急行に乗ったらふと「相鉄の特急に湘南台行きもあったなあ」と思い出しました。相鉄には海老名に行く本線と湘南台に行くいずみ野線のどちらにも特急が走っているのですが乗ったのは本線の方だけです。いずみ野線のようにニュータウンと言われるようなところを走る比較的新しい路線はあまりそそられないので特急が走り出してもまあそのうちでいいやと思っているうちに2年経ってしまいました。その間に登場時日中毎時2本あったのが翌年1本に減ってしまっていてどうも低調気味っぽい感じです。そう考えるとやや不安な気がしてきて重い腰が上がり横浜へと向かいました。

 複数ある相鉄の横浜駅の改札口のうち今回は券売機が1つ・自動改札機が2つと小さく地味でなんとなく抜け道っぽさがイイ「五番街改札口(出口)」から入ります。(営業時間は10~22時)


 ホームに上がって特急湘南台行を待っていたら好みではない車両が来てしまいました。10分20分くらいなら次の列車を待ってみてもいいのですが1時間も待つのはちょっとイヤなのであきらめて乗ることにします。車両の好みはさておき「特急」という字を見るのはうれしくちょっと機嫌がなおりました。


 改めて路線図を見上げます。横浜~二俣川無停車は昔からの急行と同じでその先はいずみ野だけ停まって湘南台とかなり停車駅が少なくさすが特急という感じです。


 特急といえば今年から小田急の特急ロマンスカーが海老名に停車するようになったので相鉄で海老名に出てロマンスカーで箱根観光に行くことを宣伝する中吊り広告が出ていました。小田急の車内でも海老名がロマンスカー停車駅であると路線図(右)に表示されるようになっていますし海老名も出世したなあという気がします。


 一昨年初めて相鉄(本線)の特急に乗ったとき海老名で「海老名発ロマンスカーの実現を」という横断幕を見ましたがそれが叶ったことになりますね。


 中吊り広告にはいずみ野線開業40周年記念乗車券・入場券発売を知らせるものもあり、いずみ野までのヒゲ線がいずみ中央さらに湘南台と延び特急も走るようになったとはこれまたずいぶんと出世したものだと感心しました。記念ヘッドマークをつけた車両も走っていてなかなかのお祝いぶりです。


 立体化や東京直通の工事で落ち着かないうちに二俣川に着きいずみ野線へと分かれてもあまり飛ばさないのでちょっとダレました。いずみ野線は駅名に平仮名が目立つ路線ですが駅名標に中国語が併記される時代になっていずみ野が泉野、ゆめが丘が夢丘という具合に漢字があてられるようになったのは面白いところです。


 横浜から24分で湘南台に着きホームから改札階に上がると相鉄のキャラクター「そうにゃん」にちなんだ「そうにゃんだい」という駅名標が迎えてくれます。そうくるとは思わなかったとびっくりしつつこの駅名標には中国語がないのでもしつけるならどうなるんだろう、相猫台にでもすればいいのかなあ、などと考えながら特急の初乗りを終えました。
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アーバンパークラインの急行

2016-04-13 | 埼玉県
 新車投入や高架・地下化など新しくなるとがっかりすることが多い基本的に後ろ向きな乗り鉄やってますが、たまに新しい動きがうれしいときもあります。その代表が停車駅の少ない特別料金不要の優等列車が新設されることで、一昨年は相鉄の特急、昨年は横浜市営地下鉄の快速と大喜びしながら乗りに行ったものです。

 ありがたいことに今年も先月東武野田線に急行が登場したのでそろそろ乗りに行かねばと腰をあげ、とりあえず常磐線で柏に着くと「東武アーバンパークライン」の文字が目に入り面喰いました。野田線は2014年からアーバンパークラインという愛称で案内されるようになっているのですが、前回野田線に乗ったのはその前なので今回は急行のみならず初めてアーバンパークラインに乗るということになります。愛称はさておき東武の改札を通ってホームに下りようとすると案内に急行停車駅が書かれていないので本当に急行が走り始めているのかなんだか不安になりました。


 ホームではもちろんちゃんと急行が待っています。幸い新車ではなく8000系、それもLEDではなく方向幕にくっきり急行の文字が見えまずはうれしくなりました。


 急行も描かれた路線図を見るとわくわくしますが通過駅がある区間は春日部~大宮だけなので柏を出るとまずは各駅に停まり「おあずけ」のような待ち遠しさです。江戸川を渡って千葉県から埼玉県に入り春日部を出るといよいよ急行らしい走りになります。と言っても間に岩槻停車を挟んで春日部から大宮までは15分ほどとあっけないのですがまずは爽快感が楽しめ満足です。


 大宮のホームに降りると有料の特急列車「スカイツリートレイン」の乗車位置目標がありこんなものも来るようになったのかと見ていたら入って来た折返しの急行になる列車が新車だったのでいよいよ野田線も変わったなあと感心しました。


 新車の案内は英・中・韓各語も出る立派なものです。大きい停車駅案内を見るとこれだけ長い路線に急行の通過運転は端っこだけという感じなのでもっと広がればいいなあと欲が出てしまいます。今後動きはあるでしょうか。


 改札を出ると急行登場などダイヤ改正を知らせるなかなか立派な掲示が出ています。


 アーバンパークラインに急行と見慣れないものを見続けたらなんだか今まで一度も来たことがない遠いところにいるような気分になったのですが、そのためか東武のエリアを出て東武野田線の字が目に入るとなんだか妙に安心してしまいました。
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白鶏行修宮でバス乗り継ぎ

2016-04-11 | 台湾
 どういうわけか一般的な路線バスにくらべコミュニティバスはいまひとつそそられないものがあります。乗る分にはそう変わらないはずで我ながら不思議なのですが。もっとも路線バスの衰退とともに存在するだけで大変ありがたく感じるようになりあまり贅沢なことを考えなくなってきてはいます。
 このコミュニティバスの存在が最もありがたいときというと一般的な路線バスで行き止まりになるところが抜けられるようになる場合、特に峠越えできる乗り継ぎになるときなど最高です。例えば台湾の苗栗県仙山に乗り入れる獅潭郷のコミュニティバスなど大変助かりました。

 同様に一般の路線バスで上がってコミュニティバスに乗り継いで下れるところが新北市三峡区にあったので先月乗って来ました。白鶏行修宮という廟があるところです。まず三峡の街中から台北客運のバスで20分くらい登ると終点の白鶏に着きました。(乗った話はこちらをご覧下さい。)


 すぐ近くが白鶏行修宮です。廟自体も立派ですが門前に飲み食いの店や土産屋、茶葉の店(三峡は茶の産地として有名です。)がいくつも並びなかなか人気がありそうな雰囲気でした。ただ訪問した日が平日で雨が結構降っていたせいか参拝客は少なく開けている店も少なめでしたが。


 ここの名物は肉や魚を使わず大豆や小麦で作った練り物のタネやタケノコに大根、エリンギ、トウモロコシなどを黒い漢方薬剤の香りのする汁で煮込んだおでん的なもの(滷味)で数軒が競っていました。ちょうど昼時だったのでそのうちの一軒で食べていくことにします。好きなものを自分でとって店の人に渡すと食べやすい大きさに切って皿に盛りタレや香菜(コリアンダー)を掛けてくれる、という手順ののち食べると肌寒い雨の日だったので体が温まりホッとしました。


 油っ気の少ないものを食べたあとは別の店の山芋揚げの香りにつられてしまいこれもつまんだところで新北市コミュニティバスの停留所へと向かいました。白鶏から15分ほど下った榕樹下というところで降ります。


 さてこの榕樹下の近く、竹崙渓をはさんだ対岸は九鬮という集落です。


 九鬮には香腸(中華風の腸詰)が名物の豚肉の店が数軒あります。焼いた香腸も売っているのでニンニクをかじりながら数本買い食いしたところまずはなかなかの美味しさでした。脇を台北客運のバスが通るのもうれしい点です。


 とまあこんな感じに乗り継げるとコミュニティバスもいいものだなあと改めて思います。
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