乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ハバナでご飯もの

2018-09-25 | キューバ
 キューバの主食はコメですが、その辺をウロウロしているときパッと食べられそうな店で見かける順はまずはつまみやすいサンドイッチやピザが多くご飯ものはその次くらいの印象です。このうち一番気に入ったのはご飯ものなので今回はハバナで食べたご飯ものを思い出してみます。

 まずはハバナ中央駅近所で食べたお店です。駅の向かい側を歩いていたらカフェテリアやサトウキビジュースのスタンドが集まる一角があり、奥のカフェテリアのメニューにコメのメシが見えました。

 圧力鍋から出された柔らかい鶏肉とコメ、野菜の盛り合わせのプレートが25cupでなかなかウマいと立ち食いしていると足元にネコが寄って来ます。となると少々おすそ分けせざるを得ませんでした。


 次はハバナのランドマークのひとつカピトリオの近所です。ウロウロしていてお腹が空いたらVirtudes通りとNeptuno通りの交差点に手軽そうな食堂がありました。

 ここの鶏肉とご飯、野菜のプレート30cupはなかなかかわいらしくまとまっています。一緒に頼んだマルタという飲み物はクワスの親戚みたいな味の甘い発酵麦芽系飲料です。マルタは25cupと料理の値段との比較だとずいぶん高く感じますがキューバでは缶飲料が高いのでこうなります。
 店内を見回すと仕事の合間のような人が多く、クルマのキーを脇に置いてかっこんでいる人がいたり、ギターを置いてかっこんでいるミュージシャンはこれからどこかのレストランやバーにでも行くのかな、という具合でハバナは首都だけあり忙しい街なんだろうなあと思ったりしました。


 市内バスに乗って少し郊外に出てみます。特にあてはないのでいくつかの系統のバスが集まっているのでそれなりに栄えているのではないかと想像したLa Palmaというところで降りてみました。繁華街ではないもののとりあえず店がそこそこ見え市場もあります。


 旅行中に野菜や肉を買うわけにはいきませんが酒も売っていたのでアルコール度34%700mlで57cupだったホワイトラムを土産に買いました。ちなみに通帳がないと買えない配給所ではラム700mlが20cupとありそっちのものとはランクなどに差があるのかちょっと気になるところです。

 市場を出て周りをウロつくとびっしりではないものの店がぽつぽつとありパン店やちょっとした小物や土産物の店に寄りました。

 という辺りでご飯ものに話が戻ります。なんとなくシャレた雰囲気があるカフェテリアのメニューを覗くとコメの弁当が色々あったので30cupの豚肉弁当を買いました。しばらく経ってから食べようと開けたところキューバでよく使われている薄いボール紙の弁当箱がふにゃふにゃにふやけていましたがこれもなんだか楽しいものです。

 そんなわけで大きな骨付き肉と豆ごはんコングリを食べていたら骨付き弁当つながりで排骨弁当を思い出し急に台湾に行きたいと思ったら以前も似たようなことを思ったのを思い出しました。この辺り毎度単純です。
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サンタクララの宇和島自動車

2018-08-25 | キューバ
 今回はゲバラ廟があることで有名なキューバ中部の都市サンタクララで飲み食いしたものなどを思い出してみます。以下食べた店はどれもサンタクララの中心にあるビダル公園(Parque Vidal)の近くです。この公園は私のみならず外国人観光客の姿が多く朝から晩まで賑わっていました。ベンチも多くひと息つけます。


 公園のそばでなんとなく書店に入ったところ子供が切り抜いて遊ぶ厚紙を売っていて、なんだか見覚えがあるような気がしてよく見たら宇和島自動車なのでたまげました。

 それにしてもなんでキューバで宇和島自動車なのか不思議です。


 さて暑いので何か冷たいモノでも食べられないかと思ったところ広場の北東からCespedes通りに入ったところにアイスクリームの看板を出す店がありました。店頭のカウンター脇にはアイスクリームの種類がたくさん書いてあり悩まざるを得ません。

 とりあえず適当に3玉ほど選んで食べました。この店は店頭でのテイクアウトだけでなく店内でも食べられます。パフェやプリンなどもあり値段は数cup~十数cupくらいです。


 この近くで何かつまめるお店を物色したところアイスクリーム店の近くのPlacido通り沿いにパン屋(左の画像の水色の建物)がありチョコが塗られたパン3cupが手頃なおやつになりました。この通りにはサンドイッチや弁当の店もあるのでコメが食べたいと弁当を見ると10~25cupくらいの範囲内で種類が結構多く悩み、牛ひき肉煮(Picadillo)にしたところ長粒米の豆ごはんコングリとひき肉の相性がなかなか悪くなく味付けは洋風というかキューバ風でも見た目はそぼろ弁当なので親近感が湧くところです。


 サンタクララで夕食に入ったレストランは2軒でガイドブックのロンリープラネット頼りです。1軒目は安いと書かれていたEl AlbaというMaceo通りのレストランで、牛肉が食べたかったので薄くのばして味をつけたキューバ風のビフテキにコングリとサラダを頼みました。とりたてて凄い特徴みたいなものは感じなかったものの馴染める味でほっとします。普段東京にいるとカクテルの類はまず飲まないのですがキューバにいると思うと飲みたくなるもので、食後ダイキリを頼むとミキサーの音もなんだか涼しげに聞こえこれがデザート代わりになりました。勘定は180cupです。


 2回目はロブスターを食べようとFlorida CentralというMaestra Nicolasa通りのレストランに行きました。青々とした草木の中の席につくとなんだか理由はわからないもののとりあえずビールの気分になりそれで始めます。

 ロブスターにパンとライスの両方、サラダがつくセットを頼みました。ロブスターはデカい輪切りがゴロゴロと皿に載り相当の食べでがあります。濃い目のソースなのでパンとライスがすすみ残さず食べると満腹になりました。食後にコーヒーを頼んで勘定は17cucです。

 という具合に食べた物をおさらいするつもりが宇和島自動車を思い出したりでした。
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トリニダーの2階建てバス

2018-07-23 | キューバ
 ローカル列車に乗るためキューバのトリニダー(Trinidad)に行きました。トリニダーは世界遺産に登録されている観光地らしくハバナのようにオープントップの2階建てバスが走っています。この手の観光系2階建てバスはそこまで好みではないのですがここではちょっと気になり乗ってみることにしました。

 気になったのは旧市街を走るので狭い路地や電線があってスリルが楽しめそうだったからです。2階に上がるととりあえずは予想通りでしたが、キューバの強い日差しが照り付け大変な暑さでこれには参りました。

 トリニダーの街を抜けると広い草原や細い田舎道、海沿いと変化に富んでいます。なのでオープントップの楽しさはよく味わえるのですがスピードが出て風が来ても暑さはさほど変わらずでへたばりました。

 30分ばかり乗ると終点のアンコンビーチ(Playa Ancon)です。ちなみに運賃は1日5cuc(兌換ペソ)という大雑把なもので乗車時に先払いすると切符を渡されます。ただ1日4往復しかないので途中下車を楽しみながら乗るという感じではありません。


 アンコンビーチはホテルが立ち並びいかにもリゾート地という感じです。暑い中黒い海藻を拾い集める清掃係の人が回り白い砂浜の景観を維持していました。炎天下ながら日陰に入れば思ったより涼しく海を見ながらごろごろだらだらと過ごすのも悪くなさそうです。


 しばらくビーチで過ごしトリニダーに戻るバスに乗りました。途中ホテルの車寄せを何度か経由するのでこういうところに泊まるのも悪くなさそうだと思ったりです。


 戻ったトリニダーではPlaza Carillo近くのParaitoという軽食店で50cup(一般ペソ)のキューバ風チャーハンを食べました。トリニダーの中心街は観光地なので観光客向けのcuc払いのレストランが多く、一方他の街同様に一般向けカフェテリアもたくさんあって5cupくらいからサンドイッチなんかもつまめるもののその間くらいの店はあまり目につかない印象です。ただ暑くてあまり歩き回らなかったので探せばいろいろあるかもしれませんが。


 ついでにと言ってはなんですがこちらは夕食に入ったcuc払いの店、San Procopio通りのCafeteria Piriquitonです。7.3cucの鶏肉のパイナップル添えを頼んだところすごい特徴があるというわけではないもののとりあえず普通に美味しく量もあって満腹になりました。
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ハバナの市場と配給所

2014-12-02 | キューバ
 ハバナでウロウロしていたら市場があったのでのぞいてみました。まず入口に陣取っていたのは買い物袋屋さん。何か厚手の業務用大袋を再生したものらしく取っ手がついて10cup。なかなか丈夫そうです。


 どの店も手描きの絵が可愛らしくステキです。


 ココナツ屋さんは割る機械があるので何となく迫力があります。


 壜・缶モノのお店。ジュースや調味料の壜はハイネケンのものが多いようです。オレンジジュースが8cupなどちょっと飲みたいと思ったのですが冷やしたものがないのでやめました。


 小鳥屋さんに鍵屋さんなど食料系以外もいろいろです。


 社会主義の国らしくキューバには市場とは別に食料の配給所があるのでちょっとお邪魔しました。見た限りどこも看板が出ていなかったのですが配給を受けるのはおそらく近所の人ばかりでしょうから必要なさそうではあります。価格は1リブラ(約450g)あたり黒砂糖0.1cup、白砂糖0.15cup、米0.25cup、塩1㎏0.35cupという具合でさすが配給所という感じの安さです。


 パンの配給所はどこもこんな看板が出ていて目立ちました。

 と見物してみてとりあえず気づいたのはふんだんにビニール袋や容器類が使える状況ではなさそうということです。市場や商店ではどうやって持ち帰るか算段をつけてから買わないとあとが大変になるかもしれません。もしキューバに行くのであればビニール袋を多目に用意して行って損はないと思います。
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ハバナでの一般ペソ外食

2014-12-01 | キューバ
 今回はハバナでの飲み食いの話です。キューバの通貨は一般ペソ(cup)・兌換ペソ(cuc)の2種類がありややこしいもののハバナ周辺で乗り鉄・乗りバスしている分にはあまり兌換ペソを使う場面はなくこんがらがるようなことはありませんでした。
 利用する回数が多かったのは街頭のあちこちにある立ち飲み・食いカフェです。暑いのでウロウロしているとしょっちゅうジュースが飲みたくなりつかまります。ジュースの価格は1~3cup、値段が上がるにつれ炭酸が入っていたり3cupだと例えば画像の真ん中の焼き菓子屋さんのようにちょっと凝ったものだす店だったりという具合です。右は焼き菓子つながりのオマケでケーキですが、どうもケーキは箱に入れずに売られるようでこのように大きなものを裸で持ち歩く人を何度か見ました。かなりの大きさだけど何人分くらいになるのでしょうね。


 街角でよく見た軽食はピザ・サンドイッチ、甘いものはアイスクリームです。ピザは4~十数cup、サンドイッチは5~十数cupくらいと具や中身によって結構幅があります。アイスクリームは3~5cupくらいでした。


 食堂ではご飯におかずがついたものが20~40cupくらい、スパゲティが5~十数cupというところです。


 この豆ごはんと豚の焼肉は25cupでした。大きなアボカドは相席になったオジさんがくれたものでパラっとした米と一緒に食べたらよく合いなるほどという感じです。


 こちらは揚げた豚肉と味付けご飯で、揚げている割に肉は思ったほどしつこくなくご飯の味もほどよい加減でした。インゲンとアボカドのサラダ・ジュース・食後のコーヒーも頼んだらお代は〆て52cupです。

 1人の短期滞在だったのでこんな感じの気軽そうな一般ペソの食堂ばかり利用したのですがご飯モノが多く口に合い助かりました。
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