乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

シレンディ(マルタ・ゴゾ島)

2011-07-13 | マルタ
 今回はマルタ第2の島ゴゾ島(Gozo)の海沿いに位置するシレンディ(Xlendi)の話です。「乗りバス」の話はこちらをご覧下さい。

 ゴゾ島の中心ヴィクトリアにあるバスターミナルから15分ほどバスに乗ると車窓にシレンディが見えてきました。ビーチと港を擁する四角い入江の周りにホテルやマンションが並んでいます。

 カフェやレストランももちろんあり海を見ながらの飲食は気持ちよさそうです。

 派手な建物に飲み込まれそうな狭い入江ですがやはりすぐに遊びに行けるので便利でしょうね。砂遊びする子供が潜ろうという一団が見えました。


 海に向かって左がビーチ、右端が港という並びです。

 港には博多にわかの半面みたいな目ん玉が描かれた船が浮いています。


 港の先にちょっとした散策路が伸びているので歩いてみました。


 高台から見る入江がキレイです。


 散策路の奥は切り立った磯に降りて唐突に終わります。


 磯を覗いてみると海水の上から写真を撮ってもこの通り水の中のカニがちゃんと写る透明度でびっくりしました。なるほどこれなら潜ると楽しいでしょうね。


 という具合にちょっと散歩しただけですがキレイなので、こういう島はバス目当てじゃなかったらやっぱり数日単位以上の時間をとってダラダラするのが正解のような気がしました。
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ヴァレッタ~スリーマの渡船

2011-07-12 | マルタ
 今回はマルタの中心ヴァレッタ(Valletta)の街と入江を挟んだ対岸のスリーマ(Sliema)を結ぶ渡船に乗りに行ってきたときの話です。

 朝ヴァレッタの街中にあるホテルを出ます。こんな階段道の真ん中にポストが立っているとなんだか妙な感じです。


 街の北側にある渡船場に向かって歩いていると、目の前にいきなりバスケットがぶら下がっています。なんだこれ?

 離れてみたらこういう感じです。

 パン屋さんがやって来て代金をとりパンとお釣りを入れると無事バスケットが回収されました。なるほどこうやって3階から買うんですね。

 合理的だなあ、と感心したところでこのワザをナポリで見たばかりなのを思い出しました。きっと世界中でこういうワザが使われているのでしょうね。私もステキな旧市街に住んでこうやって買い物してみたいものです。

 話が逸れましたが戻します。ヴァレッタは城壁で囲まれた街なので海岸線にはちょっと出にくいのですが一見の旅行者にはそれも楽しくなります。

 なんとなく小さな船がもやってあるようなところが渡船場で一応看板が出ていました。


 ちらほらと乗客が集まってきた頃船がやってきました。船にはショッピングモールの宣伝塗装がされています。


 このときは切符は船内で発売されていましたが、船内には販売ブースが積んであり混雑時はこれを船着場に置いて切符を売ることもあるようです。


 お客を乗せるとすぐに出航します。趣のあるヴァレッタの街を海上から見るのもいいものです。口がすぼまったカタチの入江の中を進みます。


 乗船時間は10分とかかりませんからあっという間にスリーマの街が見えてきます。

 他にも色々なクルーズ船がとまっている中に着岸したら「乗り渡船」はおしまいです。

 降りると目の前がすぐバス通りなので続けて乗りバスにいそしみました。
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シチリア島~マルタのフェリー

2011-07-11 | マルタ
 今回はシチリア島からマルタまで国際フェリーで移動したときの話です。
 利用するのはシチリア島南部のポッツァッロ(Pozzallo)から出るマルタの首都ヴァレッタ(Valletta)行きです。まずイタリアの鉄道の最南端区間を走る列車でポッツァッロ駅に出ました。

 ポッツァッロ駅は駅舎が閉鎖されている寂れた無人駅で、駅前は道のどん詰まりの静かなところです。バールなどは見当たらず客待ちのタクシーもいませんでした。


 ポッツァッロ駅からフェリーが発着する港までは南西へ2.5kmくらい離れています。列車が遅れ駅に着いたのは20:07、出航時刻は21:30なので歩いても間に合いそうですが乗船を締め切られるのが何分前かわかりませんからちょっとあせりました。でもこういうときあせるのはやっぱり禁物で、案の定いつの間にかずれた方角の市役所前に出てしまいました。軌道修正しつつ先を急ぎます。


 遠回りになりましたが街の西外れの砂浜に出てちょっとホッとしました。ここからは海岸沿いの道をずっと歩いていけば港です。


 迷った時間も含め駅から40分ほどで港に着きました。様子をうかがうとどうやらまだ受付しているようです。

 港の入口を入って右手に出札口がありますがごく小さなもので拍子抜けしました。イタリアもマルタもシェンゲン協定に加盟しているので出入国審査はないにしても一応国際フェリーですから。ただし切符購入の際はパスポートの提示が必要です。


 片道50ユーロというキリのいい運賃を払って切符を受け取り、奥の海側に進むとフェリーが見えてきます。なお大きな荷物は乗船口の前で預けてから乗り込まなくてはなりませんが預けるときの控えなどはなく自分で勝手に棚に置き下船時には自分で探すという放任方式でした。

 乗って適当な席に腰掛けたらやれやれと安心し熟睡してしまいます。


 ポッツァッロ21:30発・ヴァレッタ23:00着という予定だったのですが、出航と到着が大幅に遅れマルタに降り立ったのは日付が替わった0:10でした。

 荷物を受け取って、というか自分で探して拾ったら港を出ます。


 ヴァレッタ側のフェリー埠頭はヴァレッタの中心部から南西に2kmほど離れた街外れです。宿はヴァレッタの街中に予約していたので着いて早々城壁に囲まれたいかにもマルタらしい風景の下を歩き、なんて感慨にふける気は眠くて起こらず、あくびをしながら早く横になりたいなあとひと気のない海沿いの通りを急ぎました。(フェリー埠頭の前では深夜でもちゃんとタクシーが数台客待ちしていたのでケチらず拾えばラクができたのですが。)


 ちなみに季節や日によってシチリア島側のカターニア~ポッツァッロ港にフェリー連絡バスが運行されたり、あるいはフェリーそのものがポッツァッロ港ではなくカターニア港発着になる場合があるようなので利用を考える場合は公式サイトの運航スケジュールをよく確認しましょう。
(フェリー運行事業者Virtu Ferries公式サイト)
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