乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

法政大学多摩キャンパス

2009-02-11 | 東京都
(前回の続きです。)
 境川の源流に近い青少年センター入口バス停で大戸始発の神奈中バス橋25法政大学・相原経由橋本駅北口行きに乗りました。10分とかからない近所の法政大学で降ります。             


 ここは法政大学の多摩キャンパスで相原・橋本から神奈中、めじろ台や西八王子から京王バスが来ているバスの縄張りの境目のようなところです。


 時間帯によってはかなりの学生をさばく必要があるのかなかなか立派なバスロータリーが設けられています。ここで京王バス西56めじろ台駅経由西八王子駅南口行きに乗りました。


 20分ほど揺られ郊外のやや単調な風景に飽きた頃西八王子駅に着きました。中央線を跨線橋で越えて北口に出ると西東京バスが発着しています。ここで続けて市01系統松枝住宅行きに乗りました。一見普通の路線バスのようでいて胴体が短いユーモラスな姿からチョロQなんて呼ばれたりもする小さな車両です。


 中央高速の高架下を抜け薬師前で降りました。この辺りから道が狭くなるのでその様子を見物するつもりでしたが暗くなってしまったので断念します。

 当初の予定ではさらに近所にある中央道八王子バス停で中央高速バスに乗り、上野原でとんぼ返りして新宿に出るつもりでしたが暗くなってから上野原まで行ってもなあと思い直して中止し、結局西東京バスで京王八王子駅に出て終わりにしました。尻切れトンボになってしまいましたが日の短い時期に欲張ってはいけないようです。
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境川源流

2009-02-09 | 東京都
(前回のつづきです。)
 町田の奥から江ノ島まで伸びる境川はそれほどの規模ではありませんが、大物の多摩川や相模川を差し置いてあちこちで境界になっているのでなかなかの存在感があります。その源流付近を見物することにしました。

 東京都の町田市・八王子市と神奈川県相模原市の境目にある草戸山から町田市内側に下っていくと大地沢青少年センターの近くに出ます。ここから境川源流の大地沢を上がっていったところ舗装が切れる辺りで土砂崩れが起こっていました。前回の梅の木平側のみならずこちら側も結構やられたようです。2つの沢に分かれていたので水が多そうな右手の沢を登ってみることにします。


 途中から道の跡もなくなったので木立を直登しました。こんなことならちゃんとした靴履いて軍手持って来るんだったと後悔します。今回は基本乗りバスで山の用意をしていませんでした。幸い冬で足元が乾いていたのでちまちまと上がることができ沢の始まりらしきところに来るともうちょっとで尾根というような結構高い位置です。この辺りがたぶん境川の端っこということになります。


 沢を下りキャンプ場やアスレチックなんかがある大地沢青少年センターに降りてきました。右手に見えるのは大地沢号という送迎バスです。


 備え付けられている電話はピンク電話でした。


 その下は霜取りの扇風機が立つ茶畑で、この付近から下は川が都県境です。さらにセンターから下る道は神奈川県相模原市(旧城山町)に入ります。


 境川→大地沢の流れ(画像左)から北に分かれる沢(画像右)があったのでそちらも見に行きます。
この画像は左の岸は神奈川県、正面と右は東京都ということになります。


 この沢にはイノシシが出るのでワナが仕掛けてあるとのことでうかつに道から出られません。なんだかすごい山奥に来た気になりますが、近所は大学など開発が進んでおり今後圏央道も近所を通ります。


 どうということもない里山と谷戸の風景もいまどきはなかなか見られません。こういうところは大抵田んぼになっているものですが、休耕田という感じもなくただの草っ原でした。


 やがて木立の間のキレイな流れになります。もう少し上がってみたかったのですがイノシシのワナに掛かったら困るのでほどほどで引き返しました。


 集落の中をぐにゃぐにゃと流れる境川を見つつ神奈中の青少年センター入口バス停に着くと、おそらく旧道・新道二つの橋がくっついているのだと思いますが不思議な形の橋になっています。ちょうど来たバスはこの停留所の一つ先の大戸が終点なので折り返して戻ってくるのを待ちます。


(次回に続きます。)
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町田市最高峰の草戸山

2009-02-08 | 東京都
(前回の続きです。)
 JR八王子駅北口のバスターミナルで神奈中の八07系統相模湖駅行きに乗り換えます。甲州街道を延々走り都県境の大垂水峠を越えて相模湖まで行く長丁場のバスで、平日2便、土休日3便しか出ていません。


 八王子駅を出ると西八王子、高尾、高尾山口の各駅を過ぎ山間に入って行きます。甲州街道というとかなりの幹線道路という気がしますが、都県境辺りは大垂水峠をにょろにょろと越えていて高尾辺りまでの開発が進んだ雰囲気がウソのようです。
 今回は都県境を越えず高尾山口から2kmほど南下した梅の木平で降りました。停留所はホテルの真ん前にありご休憩ご宿泊には困りません。この辺りの高尾山口寄りでは圏央道の工事が進んでいました。高尾山のどてっ腹にトンネル掘っているようです。


 ここからはやや距離のある徒歩を挟んで峠を越えバスの乗り継ぎ(?)をします。まず甲州街道から南に分かれる林道をぶらぶら登っていくと土砂崩れであちこち寸断され復旧工事中でした。


 適当なところで東京都と神奈川県の境になっている尾根に出るつもりでしたが道が悪く分岐が確認できません。結局道なりに歩き続け、その尾根上ではあるものの予定より南よりにある三沢峠に着いてしまいました。あちこち崩れているとは言え林道ですから勾配がゆるく距離が稼げてしまったようです。三沢峠からは神奈川県相模原市にある城山湖が見下ろせます。


 三沢峠からは都県境の尾根歩きです。明るいので気分がよくなります。


 北上し草戸山に着きました。ここは八王子市・相模原市・町田市の境にあたり町田市最高地点(365m)を誇ります。地図を見ると町田市が西に飛び出している格好がそそられ一度来て見たかったのですが無事果たしました。


 展望台兼休憩所からはそれなりに展望がひらけます。ここで一休みしました。


 この草戸山から東京と神奈川、武蔵と相模を隔てる境川が発しています。ここまで来たら源流を見ていかねば、というわけで町田市と八王子市の県境を下り境川源流に向かいました。
(次回に続きます。)
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八王子の市場と無番バス

2009-02-07 | 東京都
 八王子~町田辺りのバスに乗ろうとふと思い立ち京王線北野駅に行きました。


 北野駅から10分ほど歩くと八王子総合卸売センターと八王子綜合卸売市場が隣接する市場街に着きます。ここは小売も盛んなので一般の買い物客も多く、市場と言っても入りやすく見物しやすい雰囲気です。


 市場に来るとあれこれ買いたくなりますがこれから乗りバスというときにそう荷物を増やすわけにも行きません。ならばお腹で運ぼう、とお寿司を食べることにしました。「市場寿司たか」というお店であれこれ食べのっけから幸せなひとときを過ごします。


 お腹がふくれたら本題、なのかわからなくなってきましたが市場のすぐ目の前にある京王バス八王子車庫から乗りバスの開始です。

 ここからJR八王子駅までの出入庫バスに乗りました。系統番号もないような路線ですが、よくある朝晩だけではなく日中も毎時2、3本程度出ているのでそれなりに利用できる路線になっています。八王子車庫を出ると中央線をくぐって次の停留所は「市場前」ですが、ここは上述の市場とはまた別の八王子魚市場のことです。さらに八高線をくぐり京王線は踏切で跨ぎ、と鉄道を縫うように走るため結構変化があって楽しめます。京王八王子駅を経由しJR八王子駅までわずか10分ほどの乗車時間ですが意外に乗った気がしました。


(次回に続きます。)
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東急バス乗り継ぎ(4)帰京

2009-02-04 | 神奈川県
(前回の続きです。)
 渋谷からバスだけで電車とバスの博物館に着きました。久しぶりに玉電・東急玉川線で走っていた200形など見物したらまたバスだけ乗り継いで帰京することになります。


 東急バスで都内から神奈川県に行くとなると都県境の多摩川を渡れるのは2箇所しかありません。となると往・復違う方が面白いと考えると自ずとルートが決まってきます。(やや反則ですが丸子橋徒歩渡橋というワザもありますけれど。)
 まず宮崎台駅前で鷺11系統鷺沼駅行きに乗りました。これは都市型自由乗降区間があるので一度乗ってみたいと思っていた系統です。自由乗降区間はごくわずかなのですが、ちゃんと停留所以外で降車する乗客がいたおかげで様子を見ることができました。降車ポイントを口頭の他降車ボタンでも知らせられるので、ボタンポンの後即停車、客は黙って降りていく、というごくシンプルな流れです。住宅街の中にある自由乗降区間は初めてなのでとても面白く感じました。家のすぐ前にバスが停まる、というのはバスマニアにとって夢のような話です。
 そういえばどこでだったか以前停留所を毎日少しずつ動かして自分の家の前までずらしてしまったという話を聞いたことがありますが、この自由乗降ならその必要もありませんね。


 鷺沼駅で同じ系統番号で行先が7つもある鷺02系統の野川行きに乗り換えます。この路線は川崎市営バスとの共管路線で東急は本数が少なめです。なので最初はこの鷺02を避け梶01・杉09と乗り継ごうと思っていたところちょうど東急の鷺02がすぐ発車するところだったので乗り込みました。


 終点の野川は平凡な郊外の道路脇で何の変哲もないようなところです。


 野川で杉09(武蔵)小杉駅行きに乗り小杉駅手前の小杉御殿町で降ります。


 小杉御殿町で川33川崎駅行きに乗り継ぎました。旧国名を省略する案内はいかにも路線バスらしくちょっとうれしいものがあります。暗くなり車窓がよく見えなくなってきました。こうなると消化試合っぽくなり乗りバスの楽しさが半減してしまいます。それでも半分は楽しいとも言えますが。多摩川に近い東芝科学館前で下車します。


 五反田と川崎を結ぶ東急バスのスター路線(?)反01で東芝科学館前を出るとほどなく多摩川を渡って東京に入りました。このバスも渋12同様運賃は区間制です。途中から都営浅草線と並行する路線ですが駅間より細かい停留所のおかげか結構細かく乗降がありました。


 大崎広小路で渋41に乗り換えて渋谷に行けば東急バス乗り継ぎ一周が終わりますが所用があり大鳥神社で途中下車します。


 大鳥神社のバス停を見たら東98系統の首都高経由便を消した跡が路線図に残っていました。東98と言えば東京駅から目黒駅を超え等々力まで延々と走る点や東急・都営の共管という点でマニア受けする名物路線です。なので現在でもかなり異彩を放っていますが、かつては首都高に上がって目黒~霞ヶ関間をショートカットする便までありその名残が停留所にあったというわけです。首都高経由が廃止されたのは1987年ですからもう20年以上経ちます。なので残念ながら乗ったことがないもののこんなちょっとしたことでもうれしくなりました。線路がある鉄道にくらべバスは路線が廃止されると名残がすぐになくなってしまいますし。


 最後に1日乗車券の大きな楽しみ(?)「いくらトクしたか計算」をします。
(1)区間制運賃250円×2(渋12・反01)
(2)川崎市内均一運賃200円×6(向02・向01・鷺11・鷺02・杉09・川33)
(3)都区内均一運賃210円×1(渋41・途中下車分は除く)
 計1910円で1日乗車券が500円なので1410円も儲かったことに、と喜びたいところですが、田園都市線で行けば渋谷→宮崎台は210円。往復で420円で80円の赤字という考えもできてしまうことに気づきました。多摩川をバスで越えるとものすごく遠いところに行った気分になるので、電車だとバスの都内均一運賃1往復分で済むと気づいたらちょっとがっかりです。
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