乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ハバナ旧市街の飲み屋

2014-11-30 | キューバ
 前回のシカゴからカナダのトロント経由でキューバの首都ハバナに行き数日滞在しました。観光名所になっている旧市街の一角はよく整備され大変キレイです。


 キューバの通貨は一般ペソ(cup)と兌換ペソ(cuc)の2種類があり、一般向けの店では主にcup、高価なモノの店や観光客向けの店ではcucが使用されます。(両替所ではcuc→cupの場合1cucが24cup、cup→cucの場合25cupが1cucというレートで両替)旧市街のキレイに整備されたところはcuc払いの店ばかりでした。もちろん単に使うおカネの種類が違うだけではなくcuc払いの店は高いわけですがその分基本的にモノやサービスはよいということになります。


 しかし高い店が並ぶ街というのは肩が凝るというかなんかくたびれるもので普段使いの街の方が気は楽です。ハバナの旧市街は観光向けの区域と日常生活の場が隣り合っているので美形のネコなど見つつそっちに避難しました。


 日常生活の場にあまりヨソモノがウロウロするのも迷惑だろうなあとは思うのですがやっぱりなんとなくホッとします。


 街角では卓を囲んでジャラジャラしているのでまさか麻雀?と思いきやドミノでした。中国の街角だと青空麻雀をやってたりしますが表でやっているゲームってなんか健康的に見えますね。


 なんだか垂れ下がってると思ったら上のベランダからでした。この手はナポリマルタの旧市街でも見たのを思い出します。


 またもです。一度くらいはどこかよさげな旧市街に住んでこれをやってみたいなあと思ってしまいます。


 子供がサッカーではなくキャッチボールしているのがキューバらしいところでしょうか。大人は角の飲み屋に溜まっています。


 店内に大きな国旗とゲバラが見えたら1杯飲みたくなってしまいました。カウンターにはラムのペットボトルが置かれみんなこれを割らずにストレートで飲んでいます。(1杯5cup)つまみを食べている人はいません。私もとりあえず同じものをもらいます。


 ラベルを見せてもらうと34度とそれなりにアルコール度数はあるようなのに口あたりが良く適度に風味があるのでつまむものがなくても飲み飽きしませんでした。カウンターでは店員さんとお客がラジカセから流れる音楽に合わせて腰を振りカウンターを叩いてリズムをとり、サビらしきところに来るとカウンターを挟んで叫ぶような歌の掛け合いが始まるという具合でにぎやかですが、一方静かに杯を傾ける向きも同居し居心地は悪くありません。足元には犬もやってきます。

 私は酒に強くないので翌日を考え2杯で止めましたが油断すると飲み続けてしまいそうな危ない気持ちのよさでした。
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シカゴの中華街

2014-11-05 | アメリカ
 先日シカゴのチャイナタウンすなわち中華街に行ってみました。高架や地下を走る電車「L」は色のないステンレスカーなので東急を思い出し、ハイフン入りの駅名は中点入りの「元町・中華街」みたいで東横線(みなとみらい線)気分にさせられます。あるいは小田急9000形っぽくもあるでしょうか。そういえば最近引退したLの2200形はもっと小田急9000形みたいな顔でした。一緒に走ってた千代田線6000系はサンフランシスコのBART似だし千代田線ってアメリカっぽかったんだなあと思ったりもしました。


 さて駅を出て中華街へ。門にはでっかく天下為公とあり民国してます。


 脚の説明書きには孫文先生の建国的最高理念もありました。


 門の裏は礼儀廉恥でいよいよ民国していますが、その後ろに何か見えます。


 どちらも星だからかうまく繋げている感じです。簡体字じゃないのも面白い気がします。


 青天白日満地紅も頑張っております。


 この建物には中国国民党駐美中支部と芝加哥分部が同居し、さらには国父紀念館も設けられなかなかの存在感でした。


 「芝加哥国父紀念館」は連戦氏の揮毫です。左から右に書くとは中華精神(?)がたるんでいるかもしれません。


 お向かいには為人民服務な老湖南が見えます。


 というわけでさすが中華街と感心するばかりでした。
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