乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

リエージュのペケと肉団子

2013-09-08 | ベルギー
 ベルギーで保存ディーゼルトラム釣り掛け電車に乗るためリエージュ(Liege)という街に泊まりました。リエージュの玄関リエージュ・ギユマン(Liege Guillemins)駅は大屋根が印象的です。

 リエージュには路面電車は昔廃止され現存していませんがバスがなかなかいい味を出しています。また交通博物館で保存されている路面電車は見ることができました。
 「乗り」の話は以上のリンク先にまわし、ここでは乗り以外の話としてリエージュ名物の酒・食べ物の画像を並べていきます。

 ベルギーと言えばまずはチョコレートを思い出すところです。ウロウロ歩いているといくつもチョコレート屋さんを見かけます。中には扉の取っ手がチョコレートの型の形をしたお店もあってびっくりしました。ただいくら美味しくとも夏で暑くあまりたくさん食べる気力がわかなかったので味見程度につまむだけでしたが。


 チョコレートと並びベルギーのお菓子と言えば出てくるワッフルでしょうか。リエージュのワッフルは名物とされやはり街中のあちこちで看板を見かけますが、これまた暑いと手が伸びづらい感じです。ベルギーで甘いものをたっぷり食べようというなら涼しい時期・寒い時期に行ったほうがいい気がします。それでも名物と聞けば一応食べようと買って歩き食いしたら美味しいけれどのどが渇いてしまいカフェに入ってビールを頼む結果になりました。画像のビールはリエージュの地ビールです。


 リエージュ名物の酒というとビールのほかに蒸留酒のペケ(Pecket)があります。強い酒を昼から飲むわけにいかず夕食を終えてから街の中心部にある専門店Maison du peketに行きました。


 飲んだ画像のペケはアルコール度30度です。一般的なウィスキーなんかを割らずに飲むよりは弱い度数ですが私は酒に強くないのでキューっと飲むわけにいかずちびちび舐めました。キレイで入りやすく気持ちよく飲める店だと思います。


 さて甘いものに酒と続きましたが最後は料理です。リエージュ名物の料理に「Boulet a la Liegeoise/リエージュ風肉団子」というものがあります。ペケを飲んでいたカウンターで隣になった人にCafe Lequetという店が有名だと薦められたので翌日行ってみました。


 この通りごくシンプルな見た目です。甘いソースがたっぷりかかった肉団子とポテトは美味しくビールにもよく合います。


 という具合にリエージュでは「乗り」の合間の飲み食いも美味しく楽しく過ごせました。
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ナミュールとムーズ川

2013-09-05 | ベルギー
 前回のつづきです。ディナン(Dinant)駅で北に向かう列車に乗り、ムーズ川沿いを下っていくとナミュール(Namur)という街に着きます。


 ナミュール駅構内にはディナン駅同様にコインロッカーがあり、駅の南口を出て左斜め前方(南東)に向かうと観光案内所(公式サイト)があるので荷物を預け身軽になり地図をもらってから街の見物に出られました。まず行った、というより上がったのが大きな城砦で、駅の南の旧市街を経てサンブル川を南に渡った先にある丘の上に広がっています。城砦内は広く橋ありトンネルありで「上がってからも」歩く距離が長くなり結構くたびれました。


 ナミュールは南からのムーズ(Meuse)川と西からのサンブル(Sambre)川が合流する地点で、合流後はムーズ川として東のリエージュ(Liege)に向かいます。城砦からはこれらの川がよく見えました。
 まずムーズ川です。

 サンブル川を見ると街並みがきれいでした。

 最後は合流地点です。


 川を見て満足したら城砦を下り旧市街に戻ります。ナミュールの旧市街でとりあえず一番の名所というと世界遺産に登録されているというこの鐘楼になるようです。


 ざっと街を見物したあとはナミュール駅に戻り列車で東のリエージュ(Liege)に向かいました。


 列車はムーズ川に沿って走るのですが、途中車窓から見えたのがこのティアンジュ(Tihange)原発です。ムーズ川沿いには上流のフランス領内にも原発があるのですが、この通りベルギー領内にもあり原発に縁の深い川ということになります。ナミュールからこの原発まで直線距離で約30km、原発からリエージュまでは約25kmですから大体2都市の間くらいの位置です。都市間の河川沿いに原発作っちゃうなんて度胸があるものだと思うものの、考えてみれば「僻地」に押し付けるよりはマシという考え方もできるのかもしれません。もっとも国土が狭いベルギーでは「僻地らしい僻地」がなさそうですが。そんなことを考えながらリエージュに着いたらなんだかげんなりしました。
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ディナンとムーズ川

2013-09-04 | ベルギー
 今回はフランスに近いベルギー南部にあるディナン(Dinant)の話です。ここはムーズ川(Meuse・オランダ語はマース/Maas川)沿いの絶壁上にある城砦を背にノートルダム教会が立つ景観が有名な観光地です。

 城砦にはロープウェーがあるので簡単に上がれ景色を楽しむことができます。


 ディナンの玄関口にあたるディナン駅はこの城砦や教会の対岸にあります。橋にサクソフォンすなわちサックスの形をした像が並ぶのはここディナンがサックスを発明したアドルフ・サックス氏の出身地だからです。


 上の画像の場所から橋を渡らず左に歩くとすぐに観光案内所(公式サイト)があります。その前に置かれていたのがこのレールバイクで、近郊で乗ることができるそうです。(レールバイク公式サイト)


 なおディナン駅にはコインロッカーがありました。ここのみならずベルギーの駅はコインロッカーがよく設置されていて移動中ちょっとぶらぶらしたいときは助かります。


 ディナン駅はベルギーのナミュール(Namur)とルクセンブルク方面を結ぶ鉄道路線上にあり、すぐ近くのフランスに鉄道では出られませんがバスは通じています。バスはディナン駅前とフランスのジヴェ(Givet)駅前の間をムーズ川に沿って走るもので片道40分ほどです。(そのバスに乗った時の話はこちらをご覧下さい。)

 今回はここまでとします。次回はディナンからムーズ川を下った先にあるナミュール(Namur)という街の話です。
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