死亡事故の軽減、評価基準の違い

今回の御依頼は被害者にも落ち度のある死亡事故です。

こういう場合、都道府県によって主張の仕方が違い、
被害者を徹底的に叩く方が良い場合もあれば、
それでも本人の反省を重点的に進める方が良い場合もあります。

また、運転の経歴の中で
ゴールド免許を持っている場合には当然プラス評価になるんですが、
そのプラス具合も地域によって大きく違ったりするのです。

今回の御依頼者様の場合、
いくつかの県では絶対に助からない状況でしたが、この県では有利に評価してくれる事故状況だったこと、
そしてこの県では軽減の評価基準として運転歴を他府県よりもやや重視してくれることから、事故の経緯＋ゴールド免許所持の御依頼者様であれば軽減率はかなり高いと目論んでいました。

そしてもう一点都道府県によって大きく差のある部分で、
被害者補償がきちんとされているかを評価対象にしているところもあります。

例えば、任意保険に入ってない場合に大きく評価が下がるという感じで、今回の事故では任意保険に入っていなかったため、
警察での取調べの段階での印象はかなり悪い状態で進んでいました・・・

しかし今回の県はまず事故状況と運転歴を重要視して、被害者補償と事故原因は切り離して考えてくれるところでしたのである意味安心感もありました。

もちろんだからといって無視して良いわけではなく
きちんと正しい手法で正しい主張をすることが大事なんですが

そして何度も来ていて話しやすい関係も構築しているので聴取の終了後も聴聞官や警察官とも雑談交じりで最新の情報収集もぬかりなく
予定通り180日の免許停止に軽減成功でした。


良い結果をお届けできて良かったです。


運転免許取消の回避＆軽減専門で２５年の内村特殊法務事務所
代表行政書士：内村世己
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