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ワンオペレーションの功罪

2010年12月31日 | 雑談
『ワンオペレーション』
すき家などで実践している方法で
行動マニュアルを秒単位で効率化することによって
接客~調理~片付けを一人でこなせるやり方。

すき家を運営するゼンショーグループでは
ゼンショーグループ憲章なる小冊子が渡されるとか
その中には『歩く速度は1秒で2歩以上』とか徹底管理がなされているそうだ、

さらには会議の中で
「重心をもう5cm下げればテーブルが○秒早く拭きあげられる」とか
「上腕に無駄な力が入ると時間のロスが出る」みたいな事をやってるんだとか

たいしたもんだ

そんな感じで
深夜の仕事は一人で進められるのだが
店内の監視カメラで働きぶりも監視されているのだとか

ただ
複数のスタッフを配備する意味の中には防犯の意味も含まれてるわけで
それを裏付けるのが
強盗の被害にあう確率が
牛丼チェーンの中ですき家だけが突出していることだ。

食の安全のコストはいくらでもかけると豪語しているが
スタッフの安全にはコストはかけられないということか

しかし
会社の存在意義は極論すれば金儲けだ
社会貢献などという美辞麗句を並べる人もいるが
会社を興す動機など『金が欲しいから』に尽きる
社会貢献というのは金を儲けることで社会が活性化して
結果的に世の中のためになるという意味であって

始めに潤うべきは自分の懐だ、

そして
働く側には職業選択の自由がある
入って嫌なら辞めればいい
「簡単に辞められない」というのなら
少しの間我慢すればいい

我慢もできないなら
行かなきゃいい

僕は営業の仕事時代に会社から言われたことは
1・売った者が偉い
2・売った者が正しい
3・売るまではプライドはいらない
4・自動販売機になれ
そんな感じだ、
売れない奴はイスに座らされて、他の社員が周りを囲んで気が狂うほどの言葉攻めである。

お客様がお店に求めることと
会社が従業員に求めることは
必ずしも一致しない。

ズレが小さいうちは
勢いや工夫でなんとかなるだろう

しかし歪が広がれば
はまって身動きができなくなるのも自明の理だ

人を育てるのか
機械を作るのか

僕は『食べる』という行為は
たとえ安さを売りにしているものでも
気持ちの通うものであって欲しいと思う。

必要な栄養をとるだけなら
効率化を追及した先にあるのは総合サプリメントだけで十分になってしまう。

美味しいものは
気持ち良く食べたいのである。

ゼンショーグループの系列のお店に入って
スタッフの人のくたびれっぷりにそんなことを感じました


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