出来ているから理解できていないこともある

最近道場で練習している種目で
体重移動や重心のコントロールを含めての骨盤の向きなどを入念にやってます。

目的としてはより大きな力を効率的に引き出す動きという感じですが、
どうやら僕自身はかなりのレベルで既にできていたようです。

しかし
出来ているとはいっても
具体的にどういう動きによってどんな効果が出ているのか、
どこに力を入れてどこの力を抜けばいいのか
関節の向きはどこを向ければ良いのか、
そういった論理的な理解ではないわけです。

これでは僕自身が
後輩に伝える時に漠然としか伝わりませんし
改めて自分で練習する時にもどうすればいいのか、
崩れた時の修正などもできません。

実はこれって
仕事の面でも同じで
法律職がとっつきにくいと言われる原因もこれだと思います。

プロなら、そのジャンルについては勉強してきているわけですから
当然分かっています。

でも相談しに来る人にとっては
分らないから聞きに来ているのです。

そこで曲がりなりにも先生と呼ばれる人間が
【分かっていることを前提とした説明】では聞く方も何が何だかという感じです。

名選手が必ずしも名指導者にはならないというのも同じ現象で
感覚的にできていても、なぜできているのかが理解できていないので
それを伝えることができません。

僕自身もけっこう感覚で動くタイプですので
そういった理論の部分を理解しておかないといけないと再確認しつつ
仕事の面でも分かりやすい解説をしていかないとと、改めて考えさせられました。


行政書士内村特殊法務事務所
代表：行政書士：内村世己
URL：http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町２丁目４５－５永谷ビル７０３
TEL03-5285-1840：090-9341-4384