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ゴロセウム

2017年08月11日 | 雑談
今回ご紹介しますのは一昔前、ヤングマガジン誌上にて『空手小公子小日向海流』を連載していました馬場康誌著『ゴロセウム』です。


感想を短文で書くなら
どこかで聞いたようなお名前のロシア人やらアメリカ人が、謎のオーバーテクノロジーであらゆる武器が無効化してしまったので、
生身の体でハラショーしまくるトンデモ格闘漫画。です

もう少し細かいのは↓(笑)

前作【空手小公子シリーズ】に関しては序盤はすごく面白くてぐいぐい引き込まれましたが、
後半大幅に失速から転がり落ちるように連載終了・・・
続編もパッとしませんでしたが格闘技への熱も伝わってくるアクション場面や『強い奴を本当に強そうに描く』『視覚から伝わるダメージ感』という絵の説得力という意味では好きでした。

ちなみにこの人の描く女性は総じて美形ですが、特にツリ目美女に関しては僕の中では沙村広明か馬場康誌かというくらいです。
そんな画力系漫画家の描く新境地に挑みます。

舞台は北海道、謎の格闘技を極めた美少女とそのお供が主人公です。
当初の対戦相手は大ロシア、後にアメリカや中国も巻き込んだ話になりますが、この漫画が僕の中でファンタジー系に属するのはここから、
ロシアは謎の技術によって作られた『ピースメーカー』と呼ばれる装置を身に付けることによって『非平和的接触』を無力化してしまいます。

更には他国もピースメーカーの技術は持っていますのでお互いに生身の体以外の武器はほぼ無力化してしまいます。

まぁこの謎の技術というのは5巻現在明示されていませんが、なんだか謎のままで放り投げた方が面白そうな気はします・・・理由は後述

このピースメーカー、銃器などの武器を使用しても使用者の直前で弾丸は消滅、更には老化や病気なども『非平和的要素』として排除され身体的にもピークの状態に保たれるというトンデモ装置です。が、これによって武器など物理的な攻撃はおよそ無効となり、素手素足による攻撃のみが有効という【兵器=格闘家⇒格闘家をベースにした強化人間】という様相を呈してしまっているのです。

ところが人間の肌の接触はあくまでも平和的接触という位置づけですので、矢の先に冷凍した指をセットしたり、ミサイルの中に人間が入る『肉弾ロケット』など、
大規模戦闘に置いてはガチよりもシュールに寄った戦闘が繰り広げられます。

まぁ対人戦ではさすがの描写といいますか、基本的に殺し合いですので凄惨な場面が多いですが、
トンデモ設定や主人公側の感情の薄さも相まって読み手としては少し距離を置くというか、バトル漫画の潮流として熱くなるものと冷静になる2種類があると思うのですが、ゴロセウムは明らかに後者です。
それは面白くないという意味ではなく、キャラクターに同調して熱量を体感するのではなく、一歩引いて舞台を見ているような感覚で読むイメージですかね。
これが悪い意味になると読者置き去り感になってしまうんですが、いまのところゴロセウムの距離感はまだいいと思います。

ちなみに空手小公子のころと比べると、絵の上手さは相変わらずなんですが、ペタッとしたタッチが増えてて、純粋なツリ目美女があまり出てこないのはちょっぴり残念です

そして登場人物はいろいろ似過ぎているというか・・・格闘家とかプロレスラーとか顔と名前、キャラクターまでが完全に一致しますので「こいつがこの世界に居たら本当にこんなだろうな(笑)」というのも楽しみの一つかと思います。
まとめとして、純粋バトル漫画としてよりも、なんだか賑やかなエンターテインメント作品として肩の力を抜いて楽しむのが正しい読み方だと思います。

ちなみに一番面白いのは番外編の方だったりしますが、はたして本編では広げた風呂敷は畳まれるのやら・・・

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