内村特殊法務事務所、ただいま営業中

免許取消の回避&軽減、つまり免許停止にしたり処分無しにすることに関しては日本一を標榜しています。

僕は大麻解禁には今のところは反対の立場です。

2016年11月29日 | 雑談
大麻万能説などと言うものがあるそうで・・・

なんでも大麻は癌をはじめ
ありとあらゆる病気に効くのだとか、

また嗜好品としても酒やたばこ、はてはコーヒーよりも依存性が低く非常に安全なんだとか、

少し前には医療用大麻というものを推進しようとしている人もいましたね。

さて、
程度の差こそあれ大麻解禁を推し進めている人は
しきりに無害であるとか習慣性はない、依存性はないといったことを主張しますね。

ただ、僕は医療関係者ではないので、自分の周りで見てきた色んな依存症の人達や
精神的に壊れてしまった人、社会生活が送れなくなってしまった人の実例でしか語れませんが、

覚醒剤などの依存、酒やたばこの依存も
基本的な原理はあまり変わらなくて快楽の度合いの強弱や、
使わない時のマイナス効果が理由であることだと思っています。

最初は単に
気持ちいいからやるというプラス意識だったものが
あることが普通⇒無いと不安⇒その為だけに生きていると段階を踏むような気がします。

ですので
依存するかどうかに薬効はあまり関係ないと思うのです。

次に人に迷惑がかかるかということですが
よく迷惑でなければやっても良いという人もいますが、
それでは社会の秩序というものは保てません。

僕の専門分野の交通でいうなら
僕はスピードを出すのが好きです。
ですが法律上高速道路も上限は今のところ100キロです。
でも車もバイクも300キロ出せるようなマシンが普通に売ってます。

だったら夜の交通量の少ない高速道路だったらいくらでも出し放題なのか?といえばそうではありません。

現実的には多少の速度超過は特に危険ではないと思いますが、
日常的に300キロで走行するというのはやはり非現実的です。

それではスピードを出したい人はどうするかと言うと
ほとんどの人はルールだから仕方ないなと公道での高速走行は控えたり、
どうしても出したいならサーキットに行ったりするわけです。

または道路交通法の制限速度がおかしいなと思っているなら法改正を訴えたりも出来ます。

ですが大麻推進派の人にこういう例えをすると
諸外国ではどうのこうのとか、具体的な害はないなど『今すぐ使う名目』を並べます。

つまり『法改正など待ちきれないほどに嗜好性が強まっている状態』といえますが、
これってつまり習慣性も強いといえるのではないかと思うのです。
そして推進派の人はほとんどが自分でも使ったことがあると言いますが、
使ったことがあって良さを知ってるから推進しているというのは
やっぱり強烈に惹かれているということなんでしょうね。

またたばこや酒より害が少ないというのも実際のところはよく分かりませんし
人によるというの大きいと思います。

依存状態にある人の傾向として実感するのは否認と攻撃性ですが、
推進派の人達の多くは直接話すと物凄く感情的に「何も知らないくせに語るな!」と激高することが多いように思います。

もちろん冷静な人もいますが
直接話す人、というより対外的に本来の法定された方法以外で大麻解禁を訴える人達の多くにそんな印象を持ってしまいます。

今現在禁止されている何かを解禁したいのであれば
法改正をすればいいのです。

自分たちできちんと科学的な根拠とデータを集めて
自分で立候補するも良いですし万人受けしそうな代表を決めて出馬させても良いと思います。
それがルールというもので「ルールの方が気に入らないから好きなようにやるぜ!人に迷惑かけてないからいいじゃないか!」と逮捕される人もいますが
そんなことをすれば益々社会からの風当たりが厳しくなるのも分かっているはずなのに、その衝動を抑えられない状態になっているということは
依存の典型である『周囲に迷惑をかけている状態』『分かっているのに止められない状態』に他なりません。

僕は大麻の有用性についてはよく分かりませんので
むしろ知りたいというスタンスです。
そんなに良いものならもっと有効利用されるべきだとは思いますが、
少なくとも人格を変えてしまう可能性のある薬効があるのなら、何らかの規制はあって当然だと思います。

また酒やタバコがOKであることと大麻が禁止であることは全くの別問題で
「あんなに悪いものが良いんならもっと危険性の低い方がダメなのはおかしい」というのは
単なる論点のすり替えですし、大麻規制派の人達を捕まえて
詳細な知識が無いと反論できないような主張だったり、あまり正確ではないような情報を持ちだしたりして論破しようとしているのも
結局は個人間の口喧嘩で反論を封殺しただけであって、それで話し相手が考え方を改めるような事はないでしょうし
かりに大麻推進派に転向したとしても、政治的影響力の無い一個人に過ぎず、目的達成という観点でいえば無駄な努力です。
本当はそれも分かってるんではないでしょうか?

大義があるなら主張すべきは個人ではなく社会に対してで
その方法も個人攻撃ではありません。

繰り返しになりますが、
僕は別に大麻叩きをするつもりもありません。
ただ本当に有用なものなら、健康増進にまでなるようなものなら
正道をもって主張してほしいだけなのです。


運転免許取消処分の回避&軽減が専門の内村特殊法務事務所
代表:行政書士:内村世己
URL:http://www.seiki-office.jp/
東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-5永谷ビル703
TEL03-5285-1840:090-9341-4384