甲と乙は兄弟で乙は上から二番目だということを知った日

仕事がら日本各地に出張することも多く
ご当地名物というものをよく食べたり飲んだりしていますが
特に地域限定のお菓子は大抵買って帰ります。

今回はそんな逸品
日本人の心『おにぎりせんべい』です。

もちろんただのおにぎりせんべいではありません
『乙』です。

なんのことかわかりませんか？

僕にもよく分からないので
乙という言葉について少し勉強してみました。

よく『甲乙つけがたい』などと言いますが
それで考えると格下の方かなという感じですが
乙の下に丙(へい)とか丁(てい)、あまり馴染みはありませんが
その下にも戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)なんていうのも続きますので
乙って結構上位なのかなとも思えます・・・

しかしその下にも更に壬(じん)、癸(き)と続き、全部合わせて『十干(じっかん)』というもので、
順位として使う場合は甲乙丙丁くらいまでだったり、純粋に順位を表すものとは言えなかったりもするようです。

ただ、強いて順位を付けるとするとタイトルのように乙は上から２番目と考えてもいいのではないかなと
素人考えでは思いました。

また甲と乙は兄弟なんだそうで
乙な味というのは『少し違った』とか『趣がある』とか『奥ゆかしさがある』と言った意味で
劣るという意味よりも褒め言葉としての意味合いが強いようですね。

そんな趣のあるおにぎりせんべいが
オツな味なので乙なんだそうです。

そしてここでいう乙の意味は

濃厚な味わいのことなんだそうです。

なるほど
おにぎりせんべいの味の正常強化といいますか
同じ方向にバランスをそのままでうまい具合に濃厚化している感じです。

少し小さめの袋になっているのも
一気食いをすると口の中がヒリヒリしそうですので
これもまた乙な気遣いといえるのではないでしょうか？

昭和のおせんべい好きには是非お勧めしたい味で
美味しかったです。

ごちそうさまでした。

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