日本的中小企業の有難さ

ブラック企業とか
サービス残業とか
そんな話題には事欠かなくなってしまった昨今ですね。

過払いバブルが右肩下がりになった後は
未払い残業代金の請求ブームが来るんじゃないかってな話もあるくらいで
なんだか労使間が殺伐としてますね・・・

さて
サービス残業とか
休日無給出勤なんていうのは日本の中小企業の悪癖にように言われてますね
確かに悪い点ではあると思います。

ただ
そういうのって
会社を疑似家族に見立てて無理を頼んでるって側面もあるんですよ。

もちろん法的に言えばそれはダメです。

ただ日本の伝統的な家族視感には決して悪い面ばかりじゃないんですよ
一つの例として仕事中の運転で免許取消処分に該当した場合
ほとんどの場合は軽減措置のために会社も協力してくれます。
「免許証なんて個人の事なんだから会社は関係ない、仕事中だろうが運転してたのはお前なんだから自分で責任取れ」これが法的に正しい回答です。
でもたいていの会社はそんなことは言いません。

従業員を消費財ではなく
家族として考えるからこそ
法律の外側の事を頼むこともあるし
逆に本来義務のない従業員の困難にも手助けしてくれたりもするんです。

僕は
サービス残業などは正直なところ
あって良いと思っています。

ただ法律の外側の事を要求するなら
会社側にだって義務のない所でも従業員を助けてあげる姿勢が必要だと思います。

従業員を家族と考えているのか
単なる駒でそれ以上でも以下でもないのか
会社の評価はそれによって決めるのが日本的な美徳かと思います。

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