新聞販売店時代の思い出

その昔、
新聞販売店に勤務している頃は
１月２日だけが【休刊日】といって１日休める日だったんですよ。

基本的に月一回の休刊日というのはありましたが
朝刊が休みなだけで夕刊はありましたし、
集金や勧誘などの区域管理と呼ばれる業務はあったので
丸ごと１日休めるのは１月２日だけだったんですよ。

ただそれまでの大晦日から元旦までの新聞配達は泣きが入るような状況で
２日もほとんど寝てばかりでした。

今はずいぶんと薄くなりましたが
元旦の新聞は広告やら挨拶ペーパーやらがたくさん入りますし
新聞本体も別添えのページが沢山あって、普通の日の新聞の数倍の厚さになります。
そこに１００枚以上の折り込みチラシを挟んでいくわけです。

当然一回では配達できませんので何回かに分けて配ります。
朝刊は基本的に３時前くらいに届くのですが、
正月用の増ページは何日か前には届いていて、大晦日の朝刊が終わったころから折り込みチラシの作成に取り掛かります。
それを増ページに挟んでセットしておき、
一回で配れる厚さにして何往復も配達するわけです。

さらに
この時期がきついのも業界が長い連中は分かっているのと
１２月の時点でボーナスをもらっているので
飛ぶ(突然連絡なしで辞める）馬鹿野郎もちらほらいるんですよ・・・

数人が一気にいなくなって
更に雨まで降った日にゃ・・・

しかし
きついのもピークを越えれば変なテンションになって
元日の朝に配達をやりきったころには
むしろ落ち着いてます。
そして３１日午前３時ごろ～１日昼くらいまでの連続勤務が終わると
販売所内で軽く打ち上げです。

今でも当時の仲間と話す時には
必ずこの話が出ます。

過ぎてしまえばいい思い出です(笑)
過ぎてしまえばね

「折り込み広告ってウザいよね」と思っていただけましたら
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